キャンプでの新たな調理アイテムとして鉄板が注目されています。BBQ網とは異なる魅力を持ち、様々な料理を楽しむことができます。鉄板の利点には、食材の均一な調理、直火でも使用可能、耐久性があることが挙げられます。一方、重さや手入れの手間なども考慮すべきデメリットです。アウトドアメーカーからは様々な鉄板が販売されており、選び方やおすすめの鉄板も紹介されています。鉄板料理を楽しむ際には、鉄板の適切な加熱、油のなじませ方、焼き方のコツなどが大切です。また、ソロキャンプでも鉄板を活用し、焼きそばやビビンバ、チーズフォンデュなど幅広い料理が楽しめます。鉄板料理の魅力を探求し、キャンプの新たな楽しみを見つけてみてはいかがでしょうか。
キャンプで楽しむ鉄板料理
今キャンプで気が高まっている調理器具が鉄板です。BBQでは網派の方が多い印象ですが、最近は鉄板を使った料理にはまっている方が増えています。
BBQ用の鉄板にはサイズ、厚さ、形状と様々な種類があり、料理に合ったものを選べるのも網にはない魅力の一つで、材質も一般的な鉄の他、アルミニウム合金、ステンレス製などがあり、お手入れがしやすくサビにくい鉄板も各アウトドアメーカーから販売されています。
「BBQに飽きた」「簡単で美味しい料理を試してみたい」そんな方はぜひ鉄板を使った料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
キャンプ料理で鉄板を利用するメリット・デメリット
鉄板には網にない魅力がたくさんありますが、もちろんメリットだけでなくデメリットもあります。
これから鉄板を使った料理をしようか悩んでいる方に向けて、 キャンプ料理で鉄板を利用するメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
- どんな食材でも焼ける
- 温度が安定しやすく火の通りが均一になりやすい
- 焚き火など直火でも使える
- 耐久性があり永く使える
網は隙間があるので、肉を焼くと脂が下に落ちてヘルシーになりますが、網の隙間から食材が落ちやすく、焼く食材も限られてしまいますが、鉄板はお肉はもちろん、海鮮や野菜、焼きそばなど色々な素材を調理できるので、料理の幅が広がります。
また、鉄板は蓄熱性に長けているため、食材をムラなく美味しく焼くことができます。網は数回使うと劣化し買い替えが必要になりますが、鉄板は耐久性があるので直火に強く、しっかりお手入れすることで一度購入すれば永く使えます。
デメリット
- 重量があるため持ち運びが大変
- 購入前のシーズニングが必要
- 洗浄などの手間がかかる
一番のデメリットは重いこと。特に鉄製の鉄板は熱が伝わりやすく鉄板料理に最適な素材ですが、網や他の素材に比べて重いので携帯性は劣ります。
また、鉄製はスキレットのようにシーズニングが必要で、使い終わった後も洗浄などの手入れが必要なので面倒に感じてしまうのもデメリットでしょう。
重さが気になるようなら、鉄製より軽くて持ち運びやすいアルミ製の鉄板を選ぶのも考え方の一つですが、温度にムラが生じやすいのでコツが必要です。
鉄板料理におすすめ−アウトドアメーカーの鉄板
料理の幅が広がる鉄板。各アウトドアメーカーからはキャンプ向けの鉄板を数多く販売していますので、ぜひともお気に入りの鉄板を手に入れたいものです。
サイズや素材など選び方は様々。鉄板は厚みがあるほど耐熱性に優れ美味しく調理できるので極厚鉄板を選ぶのも一つですが、今回はソロやペアキャンプ向けの使い勝手のいい鉄板をご紹介します。
ウープス アウトドア野外鉄板
厚み6mm、15cmの正方形でできた鉄板。耐久性に優れているので、レギュレーターストーブやバーナー、焚き火でも使えます。専用の取っ手、ヘラ、耐熱紙袋、収納紙袋が付属でついています。メンテナンスが必要ですが、使えば使うほど油が馴染んで使いやすくなります。
【サイズ】148mm×150mm×6mm
【重量】約1100ｇ
【素材】本体−鉄 取っ手、ヘラ−ステンレス
【板厚】6mm
FUTURE FOX 鉄板
シングルバーナーで使えるコンパクト設計。縁がある鉄板なので油が垂れる心配もなく料理のバリエーションが増えます。鉄板の厚みがあるので重量がありますが、蓄熱性に優れているため安いお肉でも美味しく感じられます。専用の収納袋が付属しています。
【サイズ】17cm×17cm×2cm
【重量】1.3kg
【素材】鉄
【板厚】4.5mm
キャプテンスタッグ 和膳亭 ミニ鉄板焼
フックハンドル付きの持ちやすい鉄板。ソロキャンプに最適なサイズで収納もコンパクト。肉や魚も均等に焼け美味しく仕上がります。お手頃価格なので手軽に使えます。
【サイズ】160×160mm
【素材】鉄（シリコン樹脂塗装）
【板厚】１．２ｍｍ
キャンプ料理の定番−鉄板を使って肉を美味しく焼くコツ
安いステーキ肉も美味しくなる鉄板ですが、焼き方にはちょっとしたコツが必要です。
- 鉄板を十分加熱すること
- 焼く前に油をなじませること
- 肉をのせたら弱火でじわじわ加熱させること
- 肉を焼いてる間はむやみやたらに触らないこと
お肉は焼く前に常温に戻しておきましょう。肉の下味は焼く直前につけるのもポイント。肉から旨味を逃がすことなく美味しく仕上がります。
鉄板から煙が出たら焼く合図です。
ソロキャンプにもおすすめ鉄板料理
BBQやステーキだけでなく、色々な料理を楽しめるのも鉄板の魅力の一つ。鉄板の上で熱々をいただきましょう。
そこで、ソロキャンプにもおすすめ鉄板料理をご紹介します。
- 焼きそば・お好み焼き
- ビビンバ
- チーズフォンデュ
- 鮭のちゃんちゃん焼き
- ホットケーキ・フレンチトースト
鉄板を使えば、メインからデザートまで色々な料理を楽しめます。他にも鉄板を使った料理はたくさんありますので、お気に入りのレシピを検索してキャンプで試してみてはいかがでしょうか。
最後に
これまで網派だった方も、一度鉄板を使えばその良さに気付き手放せなくなるはず。
極厚鉄板がキャンプには向いていますが、その分重くなるので、自分のキャンプスタイルに合った無理なく使える鉄板を選ぶことが大切です。
お気に入りの鉄板を使ってキャンプ料理を楽しんでみてください。
