キャンプでカレーを作ったことがある方は多くいらっしゃると思いますが、水を使わない無水カレーを作ったことがありますか?
無水カレーは水を使わず食材から出た水分だけでカレーを作るのでうまみが凝縮され、とても美味しいカレーができます。
この記事ではそんな無水カレーを上手に作るコツや無水カレー作りにおすすめの鍋、おすすめのレシピをご紹介します。
無洗米でお米を炊くことやナンを焼いて楽しむこと、カレーうどんにリメイクする方法もご紹介します。ぜひ参考にしてください。
キャンプで無水カレーを上手に作るコツ
カレーは具材を炒め水を入れ煮てルウを入れて作るのが基本ですが、無水カレーは言葉の通り水を入れずに作ります。
水を入れずに食材から出る水分を使って作るので、うまみが薄まらずとても美味しいカレーが出来上がります。
無水調理をするときに大切なことは水分を逃さないようにすることです。
アルミなど軽い素材でできた鍋だと密閉できず水分が出ていってしまい上手に作れません。
無水調理をする場合は、密閉性の高い鍋を使いましょう。
また、普段作るカレーとは違うのでルウやカレー粉の量が異なります。
使う野菜によって適切な量が変わるので、具材を煮込むときに少しずつ加えて味を確認しながら調整するのがおすすめです。
キャンプのカレーは普段作るカレーとは違った味わいが楽しめます。美味しい無水カレーを作って楽しみましょう。
無水カレー作りにおすすめな鍋
無水カレーを作るときは密閉性の高い鍋が必要です。密閉性の高い鍋には、ダッチオーブン、ホーロー鍋、圧力鍋などがあります。
水分を逃さないつくりなら無水カレーを作ることができますが、キャンプで使うならどんな鍋がおすすめなのでしょうか。おすすめを4つご紹介します。
ル・クルーゼ
ル・クルーゼの「シグニチャーココット・ロンド」は丸みのあるドーム型の蓋が特徴の鋳物ホーロー鍋です。
14cm~24cmのサイズがありカラーも豊富にあります。
また、鍋の内側が黒いブラックマットホーローもあるので、キャンプで使う場合は汚れが目立ちにくいブラックマットホーローを選ぶのもおすすめです。
ストウブ
ストウブの「ココットラウンドブラック」は煮込み料理や炒め物など日常的にも大活躍する鋳物ホーロー鍋です。
10cm~24cmのサイズ展開で、使う人数に合わせて鍋の大きさを選ぶことが可能です。
カラーも豊富にありますが、キャンプで使うなら汚れの目立ちにくいブラックがおすすめです。
つまみ部分も高温に対応しているのでそのままオーブンでの調理も可能で使いやすいです。
コールマン
コールマンの「ダッチオーブン」は焼く、蒸す、揚げる、煮るなどいろいろな調理ができる鋳鉄製の鍋です。
8インチ、10インチ、12インチがあり、8インチは約20cm、10インチは約25cm、12インチは約31cmです。
植物性オイルで仕上げされているので購入後にすぐに調理が始められます。
HALムスイ
HALムスイの「king無水鍋」はシンプルな形で、炊飯など8通りの調理方法が楽しめる厚手のアルミ鋳物鍋です。
内径18cm、20cm、24cmのサイズがあります。鋳物ならではの厚みはありますが、アルミ素材なので軽く持ち運びが簡単です。
おすすめの無水チキンカレーのレシピ
おすすめの無水チキンカレーの作り方をご紹介します。
【材料(4人前)】
- 鶏肉 400g
- たまねぎ 2個
- トマト 3~5個
- にんじん 2分の1本
- 生姜 3分の1個
- にんにく 3カケ
- カレールウ 適量
- クミンシード 適量
【作り方】
1.食材をカットする
トマトは水分が抜けないよう角切りにし、たまねぎは火が通りやすいよう薄くスライスします。
鶏肉とにんじんも火が通りやすいくらいの大きさにカットし、生姜、にんにくはすりおろしましょう。
2.炒める
鍋に油をいれクミンシードも入れて焦がさないよう弱火で炒めます。ある程度炒めたら、にんにく、生姜をいれ少し炒め、たまねぎを入れます。
たまねぎがしんなりしたら、鶏肉、にんじんを入れさらに炒めます。鶏肉がある程度色づいたら、トマトを入れつぶしながら炒めましょう。
3.ルウを入れる
ある程度水分が出てきたら、ルウをいれて溶かします。
4.煮込む
ルウを溶かしたら、蓋をして40分から1時間ほど煮込みます。煮込んでとろみがついたら完成です。
キャンプでは無洗米でお米を炊こう
カレーを作るならお米も炊きますよね。キャンプでお米を炊くなら無洗米を使うのがおすすめです。
キャンプ場によっては水場が遠くお米を研ぎに行くのが大変だったり、水場がないという場合もあると思います。
無洗米であれば、持ってきている飲水でお米を炊くことができます。
無洗米で美味しいご飯を炊くコツは、しっかり水につけることです。
無洗米は洗わないので、お米をいれてそのまま水を入れればよいのですが、鍋の底などに空気がたまりお米が水をしっかり吸えないこともあります。
水を入れたらさっとかき混ぜ、全体が水につかるようにしましょう。
ナンを焼いて本格無水カレーを楽しもう
カレーと言えばナンという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
キャンプでナンを作るのもおすすめです。
ナンを作るなら、無印食品の「フライパンでつくるナン」がおすすめです。
フライパンでつくるナンに水と油を入れてこねるだけで生地ができ、伸ばしてフライパンで焼くだけです。
焼くのも簡単で、中火のフライパンの上に置いて2分ほどするとボコボコ膨らみが出てくるので、裏返してさらに1~2分ほど焼けば完成です。
とても簡単に作ることができるので、いつもお米で飽きたという方にぜひ挑戦していただきたいです。
キャンプの無水カレーをカレーうどんにリメイク
無水カレーが残ったときに、おすすめなのがカレーうどんにリメイクする方法です。
作り方はとても簡単で、残った無水カレーにめんつゆやうどんのつゆをお好みで追加し味を少し変えるだけです。
水気が飛んで濃すぎる場合は少し水を加えるのもおすすめです。
あとは、その中にほぐしたうどんを入れて5~8分ほど煮込めば完成です。
とても簡単にカレーうどんにリメイクできるので、キャンプの次の日の朝ごはんなどに作るのもおすすめです。