キャンプのお楽しみと言えばなんと言ってもキャンプ飯です。
みんなでわいわいバーベキュー、1人で焚き火の炎をみながらのゆっくりご飯など楽しみ方は人それぞれです。
キャンプ飯が楽しいのは、このようにご飯を食べながら好きなことができるところです。
そこで今注目度の高い焼き鳥に注目をして、キャンプで焼き鳥が人気の理由や、焼き鳥に必要な道具や食材、また簡単にできる焼き鳥の作り方や、アレンジレシピなどをご紹介します。
キャンプで 焼き鳥が注目される理由
みなさんはキャンプのご飯はどうしていますか?
1番多いのはバーベキューやカレーライスなどのメニューが定番ですが、その他に冬ならば煮込み料理や焼き芋などキャンプのご飯はメニューを考えるだけで楽しくなります。
このようにキャンプでできるご飯のメニューはいろいろとありますが、普段家ではなかなか作ることのない焼き鳥に今注目が集まっています。
炭火で、もしくは焚き火をしながらなど、キャンプで食べる焼き鳥は格別においしく感じます。
おいしく感じられる理由はいろいろと考えられますが、なんと言ってもいつもと違う環境や景色の中で食べる焼き鳥は、雰囲気もスパイスの一部として加味されているからでしょう。
以下に焼き鳥がキャンプ飯で注目されている理由を3つお伝えします。
焼くだけで美味しい
焼き鳥は塩、たれなど味付けが必要になりますが、とにかく調理方法は、「いい塩梅で焼く」これだけです。
「焼く」この究極でシンプルな調理方法で、焼き鳥はおなかと気持ちを満足させてくれます。
串なので食器もいらず片手で食べられる
キャンプやアウトドアでご飯を食べたことのある方は、かなりの確率で食べている最中に割り箸や皿が下に落ちてしまう経験をしているのではないでしょうか。
この問題はすばり焼き鳥が解決します。
焼き鳥は飲み物を片手に食べられ、なおかつ次の焼き鳥を焼きながらでも食べられるので、割り箸や皿が必要ありません。
そうです、何度も割り箸を取り替えたり、皿を洗う必要がないのです。
焼く作業をそれっぽく楽しめる
焼き鳥を焼く作業、職人のような串さばきはプロの焼き鳥職人みたいでステキです。
頭にタオルを巻いて、けむりをかぶりながら塩を上からふりかけ焼き鳥を焼く姿はまるでプロです。
このように日常ですることのない作業はキャンプの雰囲気を盛り上げます。
焼き鳥とやきとりの違い
「焼き鳥」と「やきとり」、この違いはあるのでしょうか。
調べてみたところ、「焼き鳥」は鶏肉に塩やタレをつけてあぶり焼きにしたもので、「やきとり」は鶏肉や鳥、牛や豚などの臓物を串焼きにしたもののことのようです。
実際に私たちの生活で現在はどちらの表記を使うのかルールはあまりないので、今回の記事での表記は「焼き鳥」で統一させていただきます。
焼き鳥を焼くのに必要な道具
焼き鳥をキャンプで焼くには以下のアイテムが必要になります。
焚火台もしくはコンロ
焼き鳥は焚き火台やバーベキューで使うのコンロで焼くことができます。
ソロキャンプや人数の少ないキャンプならば、焚き火台で、家族や大人数で焼くのであればバーベキューコンロが便利です。
キャンプ場の共同コンロなどでも焼くことはできますが、できたてのアツアツを飲みものを片手に楽しむのが焼き鳥の魅力の1つでもあるので、できれば焚き火台やコンロを使うことをおすすめします。
初めてバーベキュー用のコンロや焚き火台を購入するのであれば、使いやすくてお手ごろな価格でキャンプの初心者から上級者まで人気のある「ユニフレーム」がおすすめです。
人気の理由はこれだけではなく、金属加工品で有名な新潟県燕市で作られていて、壊れにくく丈夫なつくりであることも大きいでしょう。
ユニフレームの商品は大人数向けから、ソロキャンプ向けのものまでサイズが豊富で、バーベキューに便利なものから、焚き火用のものまで焼き鳥を楽しむのに便利なアイテムがそろっています。
焼き鳥におすすめのユニフレームでおすすめのバーベキュー用のグリルをご紹介します。
- ユニセラTG-Ⅲ
4人ほどで使えるサイズのバーベキューグリルです。
この他に1.5倍の大きさのロング、コンパクトサイズのミニもあります。
ユニセラの魅力はなんと言ってもテーブルの上で使うことができ、収納がコンパクトで、水洗いができるのでいつでも清潔に使えるところです。
合わせてユニセラ専用の「ユニセラ焼鳥台Ⅱ」を使うと、焼いている時に串が焼けてしまうことを防ぎ、串元と串先の部分を焼きむらがなくなりやすくなります。
この他にも、ユニフレームには焼き鳥に最適なグリルや焚き火台があり、オプションでアイテムを組み合わせることで、焼き鳥以外のものも一緒に楽しめます。
網
網はキャンプやアウトドアコーナー、もしくはスーパーや100均などで売られている網でOKです。
バーベキューコンロなど使うコンロに合うサイズを用意しましょう。
網の上で焼き鳥を焼く時の注意点は、手に持つ部分の串が焼けてしまうことです。
それを解消するのが「焼き鳥台」です。
焼き鳥台を網の上に置き、波型になったフレームに串を置くだけで焼き鳥同士の間隔をあけながら、串の手持ちの部分が焼けることもなくなります。
焼き鳥台も網と同じくキャンプやアウトドアコーナーの他100均で購入できます。
炭(なくても可)
バーベキューコンロの大きさに合わせた量の炭が必要です。
炭火で焼いた焼き鳥は最高ですが、炭を扱うのが苦手であれば、ガスコンロや、バーナーでもおいしく焼きあがります。
ハケ(なくても可)
たれをつける時にハケがあるととても便利です。
ハケがない時はたれをコップに入れて、出来上がった焼き鳥をつけてもOKです。
焼き鳥を用意する方法は2つ
キャンプで焼き鳥をする場合、以下の2つの方法で用意をするととても便利です。
スーパーで出来合いを買う
スーパーでは既に串に肉を刺してチルドで売られているものや、冷凍の焼き鳥などがあります。
SNSやメディアなどでたびたび紹介されるコストコの「国産さくらどり」は鶏肉の色がピンクで、しっとりとしてやわらかいと評判の高い商品です。
中でも、このさくらどりを使った冷凍の「さくらどり 焼き鳥用もも肉串」は一箱に30本入っている人気の商品です。
焼き鳥1本が約30gなので一箱の重さは1kg近くになりますが、1本の値段が100円を切っているのでコスパはとても高いです。
コストコの「さくらどり 焼き鳥用もも肉串」はとても人気のある商品で、売切れてしまうことも多いので、見かけたら即買いがおすすめです。
冷凍状態で売られているので、キャンプに行くときまで冷凍庫で眠らせておくと良いでしょう。
自分で手作りする
時間とこだわりがあるのであれば、焼き鳥を手作りする方法もおすすめです。
焼き鳥は肉のみ、ねぎやたまねぎを間に挟むなどいろいろとありますが、好きな方法で焼き鳥を手作りしてみるのも良い方法です。
鶏肉の部位を変えてみたり、鶏肉の間に挟む食材をアレンジしたりなど手作りならではの楽しみ方もできます。
焼き鳥の下ごしらえ・仕込み方法
キャンプで焼き鳥を楽しむには、キャンプ場で下ごしらえと仕込みをするか、事前に自宅で準備をするかのどちらかになります。
焼き鳥と一緒に他のメニュー作るのであれば、下ごしらえや仕込みは事前にしておいた方が楽でしょう。
それでは焼き鳥の定番「モモ肉」の下処理方法と仕込み方法をご紹介します。
【焼き鳥(モモ肉)の作り方】
- まずはモモ肉を一口大に切り、脂と皮を取り除きます
脂や皮が気にならない方はそのままでOKです。
- 串打ちをします
焼き鳥を作る上で1番時間がかかる作業が串打ちです。
まな板の上にモモ肉を並べて置き、手でモモ肉を優しく押さえながら横から串打ちをする方法が一般的ですが、今回は、焼き鳥店を開いている私の友人夫婦に教わったとても簡単な串打ちの方法をご紹介します。
【用意するもの】
- 切り分けた鶏肉
- 串
- お肉などの入っていた白いトレー(きれいに洗ったもの)
- 白いトレーが乗るサイズのボウル
【やり方】
- ボウルの上に白いトレーをひっくり返して置きます
- 白いトレーの上に何個か鶏肉をのせます
- 鶏肉、白いトレーの順に串打ちをします
- 串に好きな個数の鶏肉をさして出来上がりです
白いトレーごと突きさすことで、手元の方まで鶏肉を突きさすことができ、あまり手を汚さずに作れます。
また、ねぎや他のものを串打ちするときにもとても便利です。
キャンプ場で串打ちをする場合、火をつける前の網の上に白いトレーを置いても同様に串打ちができます。
突きさした後の白いトレーは、お住まいの地域によってはリサイクルとして使えない場合もありますので捨てる時にはゴミの分別表などで確認の上捨てるようにしてください。
キャンプでの焼き鳥の焼き方
キャンプでの焼き鳥は、炭火、またはフライパンを使う方法などでちょっとしたコツがあります。
- バーベキューコンロ
網の上、または網の上に焼き鳥台を置いて炭火で焼きます。
焼き鳥台がない場合は、持ち手の部分をアルミホイルなどを覆っておくと良いでしょう。
焼き方のコツは、最初に片面をじっくり焼き、もう片方はさっと焼くことです。
最後に塩をふったり、たれをつければ完成です。
たれをつけてもう一度焼く場合はとても焦げやすくなっているので注意をしましょう。
- フライパン
バーナーなどを使ってフライパンで焼く場合は、臭みを防ぐために焼く前に塩コショウをしておきます。
焼き鳥の両面を中火で焼き目をつけて、最後にフタをして弱火で蒸し焼きにすることで、外はカリカリ、中はジューシーに仕上がります。
焼き鳥のおすすめアレンジレシピ・メニュー
他のものを食べ過ぎて準備した焼き鳥があまってしまった時に便利な焼き鳥のアレンジ方法をご紹介します。
朝ごはんにもおすすめなので、ぜひ試してみてください。
炊き込みご飯
焼き鳥の肉を串からはずし、白米、鶏肉、人参などを入れて、だしの素と水を加え、メスティンや鍋などを使って米を炊くだけでおいしい炊き込みご飯ができます。
親子丼
炊き込みご飯と同様に、焼き鳥の肉を串から外し、だしの素と水を鍋に入れ、肉や玉ねぎなどを熱し、肉に火が通ったら溶いた卵を流しいれます。
卵の固さはお好みで、出来上がったら温かいご飯にのせて出来上がりです。
朝ごはんにする場合は、残りの野菜を加えて作ってみるのも良いでしょう。
焼くのが面倒なら焼き鳥の缶詰もおすすめ
コンビニエンスストアなどで購入できる焼き鳥の缶詰は、おつまみとして人気がありますが、キャンプ飯としても活躍します。
焼き鳥の缶詰は常温で食べてもおいしく、先ほどご紹介した炊き込みご飯や親子丼などのアレンジレシピ場合は調味料が必要ないので、簡単にキャンプ飯を楽しむことができます。
ここで焼き鳥缶詰を使い時の注意をして頂きたい最大のポイントは、焼き鳥の缶詰を温めて食べる場合です。
私たちが日頃食べている焼き鳥を始めとする缶詰は、一般的には直火が禁止です。
その理由は、缶詰をそのままで温めることにより、缶の内側のコーティングが溶け出し、体に害が及ぶ可能性があるからです。
このコーティングは一定の温度で溶け出し、その温度は製品やメーカーごとに温度がまちまちです。
そのため、缶詰を温めるときには別の容器に移してから加熱することをおすすめします。