キャンプでバーベキューをするなど、アウトドアで便利な道具として、バーナーがあります。
ここでお話しするコールマンのツーバーナーは、名前の通り、バーナーが2つ付いたタイプのものです。
バーナーが2つあることによって、料理の幅が広がりますし、家庭でするような料理も可能になります。
ここでは、コールマンのツーバーナーの魅力と、メンテナンス方法をご紹介していきます。
アウトドアで人気のコールマンとは?
アウトドア好きな方に、特に人気のあるコールマンですが、その歴史はご存知ですか?
会社の創業は、今から100年ほど前の1900年ごろになります。
もともとは、ガソリン式ランプのリースをしていましたが、業績悪化などのために自社での生産を始めました。
のちに、ガソリン式ランタンが開発されたり、現在ツーバーナーとして使われているキャンプストーブが開発されることによって、確かな人気を確立させます。
人気は現在でも続いており、世界的にみてもコールマンの人気は不動のものであるといえるでしょう。
コールマンは、アウトドア用品を扱ってからの歴史が違いますので、商品への信頼があります。
また、種類の多さ・性能の良さ・使いやすさが追求されています。
他にも、デザインの良さが挙げられます。
カラフルな色が多く、アウトドアでの使用によって、より色が映えることでしょう。
コールマンの主力商品であるランタンやバーナーなどは、メンテナンスをしっかり行えば、長い間ずっと使えるようになっています。
性能とデザインを兼ね備えたコールマンの商品、ぜひ使ってみたいものです。
キャンプの大事な熱源!コールマンのツーバーナーの魅力
キャンプで火を起こして料理をする場合、熱源として、たき火があります。
たき火は薪などを燃やした自然な火力なため、火の調節が難しかったり、場合によってはせっかくつけた火が消えてしまうこともあります。
それに代わる熱源として考えられるのが、バーナーやツーバーナーです。
バーナーは、家庭にあるガスコンロと同じようなものですので、火加減の調節はもちろん、燃料さえ切れなければ、天候などによって火が消えることはありません。
また、ツーバーナーは、2つコンロがあるので、家庭で作るような料理がアウトドアでも作ることができます。
家族でのキャンプや大人数である場合などには、ぜひ使ってほしいアイテムだといえるでしょう。
コールマンのツーバーナー燃料は、ガソリン式とガス式の2種類あります。
火力の強さを求めるなら、ガソリンを使うことをおすすめします。
家庭で使うコンロと火力を比べてもあまり劣ることがありません。
手軽さを選ぶのであれば、ガスがいいですね。
また、メンテナンスが特に必要なのは、ガソリン式ツーバーナーの方になります。
使い方をマスターしよう!コールマンのツーバーナー
ここでは、コールマンのガソリン式ツーバーナーの使い方をご紹介していきます。
①燃料を入れる。
燃料はホワイトガソリンで、火力があり、安定した火を保つことができます。
燃料をこぼす心配がある場合は、じょうごなどを使ってください。
②ポンピングをする。
燃料バルブを右に最後まで回し、ポンプノブを左へ2回ほど回してから引き出します。
③ポンプノブを引き出したら、押したり引いたりのポンピングをおこなってください。
このポンピング作業を、100回は行ってください。
ポンプノブが押しづらくなってきたころが、ポンピングを終える目安です。
④燃料タンクを本体につなげる。
⑤ツーバーナーを点火する。
メンテナンスの必要性があるガソリン式ツーバーナーですが、安定した強い火力があり、たとえ寒い時期であっても火力が落ちる心配はあまりありません。
なお、ガス式のツーバーナーは、ガス缶を本体に取り付けるだけの簡単なものです。
寒い時期に使うのであれば、ガソリン式がおすすめですが、手軽さを求めるのであれば、ガス式でもOKです。
ガソリン式にしようか、ガス式にしようか迷ってしまった場合、ランタンなど、他のキャンプ用品の燃料と同じにする方法もあります。
こちらはガス、あちらはガソリンとなると持っていくのが大変ですし、燃料をどちらかに統一すれば荷物も少なくて済みます。
意外と簡単!ツーバーナーのメンテナンス方法
コールマンのツーバーナーで、具体的なメンテナンスが必要なのは、「ガソリン式」のツーバーナーになります。
ここでは、メンテナンス方法をご紹介していきます。
〇ポンプカップの確認
ポンプカップは使っているうちに、壊れてしまうことがあります。
ポンピングが正しくできるよう、ポンプカップの確認をしっかりしましょう。
〇ポンプの確認
ポンピングがスムーズにできない場合は、オイルが足りなくなっている可能性があります。
その場合は、ポンプキャップのところから、オイルを数滴たらしましょう。
〇ジェネレーターの確認
ジェネレーターを見てみましょう。
先端が変形し、簡単には元に戻らない場合には、ジェネレーターを交換しなければなりません。
〇ニードルの確認
ジェネレーターの確認のときに、ニードルの確認も合わせて行いましょう。
ニードルも破損などがあると、交換が必要になります。
気を付けるのはメンテナンスだけじゃない!取扱いの注意点は?
上記のメンテナンスを行っても、調子が悪い場合にしてもらいたい、チェックポイントをご紹介します。
ツーバーナーの使用中、雨や鍋がこぼれたりした水がツーバーナーの下に溜まってしまうことがあります。
水が溜まっていると、燃料不良を起こす場合もありますので、本体を逆さにするなどして、水を排出してください。
ツーバーナー本体の蓋をいつも閉じておけば、このようなことは防げます。
次に、バーナーの火が出るところを綺麗にしておくことです。
この周りは、料理が落ちたりして汚れやすく、錆が発生しやすくなっています。
一度錆ができてしまうと、どんどん広がってしまう可能性がありますので、綺麗にしておいてください。
また、燃料タンクのバルブの付け根付近も、錆びやすくなっています。
ここは、錆が進むと燃料が漏れる恐れがあるため、見つけた錆は取り除き、錆止め処理をしてください。
消耗品で交換が必要な部品なら仕方ありませんが、錆による不具合は避けたいものです。
ちょっとした手間を惜しまないことが、コールマンの商品を大事に長く使うことに繋がります。
メンテナンスでは直らない?!困った症状の対処法
コールマンのツーバーナーを使用していて、困る症状として、「バーナーの火が消えない」ということがあります。
これは、「燃料バルブが壊れている」ことが原因です。
バルブの構造からみると、消化するスイッチをひねるだけで火は消えるはずです。
しかし、それが消えないということは、バルブシステム自体が壊れていることを意味するのです。
ですから、この症状が出た場合は、燃料バルブの交換が必要になります。
また、できればバルブシステム一式を交換することをおすすめします。
次に、困る症状として、「点火レバーと燃料バルブの間から燃料が漏れる」ということがあります。
この場合、「ナットのゆるみ」が原因です。
ですから、点火レバー・燃料バルブそれぞれの付け根にあるナットを締めることでおさまるはずです。
その際、「ナットを締めすぎない」よう気をつけましょう。
「またすぐに緩まないように」と力任せに締めてしまうと、点火レバー・燃料バルブそれぞれの動きが固くなり過ぎたりするからです。
通常のメンテナンスをしていても、このような症状が出た場合は、上記のことを試してみてください。
コールマンのツーバーナーを使いこなそう!
キャンプでの料理には、コールマンのツーバーナーがおすすめです。
コールマンは、信頼できるブランドであり、確かな品質があります。
面倒に思うメンテナンスは、覚えてしまえば大変なことはありません。
コールマンのツーバーナーを使いこなし、アウトドアでも料理を十分楽しんでくださいね。