椅子はキャンプにおいて、テーブルと同じくらい重要なものです。
アウトドア用品の人気ブランド、コールマンからはさまざまな種類の椅子が販売されています。
長椅子や一人掛け用はもちろん、高さもテーブルによって選べるようになっています。
さらには、折りたたみ方式と収束式と、たたみ方が異なるタイプがあります。
ここではコールマンの椅子について詳しくご紹介していきます。
コールマンの椅子の特徴・座面の高さとは?
キャンプで食事をしたり、ゆったりとくつろぐ際に、椅子は必需品といえるでしょう。
キャンプで快適に過ごすために欠かせない、重要なアイテムです。
コールマンから販売されている椅子にはどのようなタイプがあるのでしょうか。
まずは「高さの違い」について、ご紹介していきます。
コールマンの椅子はハイスタイル、ロースタイル、座敷スタイルのと、3つの高さから選べるようになっています。
椅子選びで最も重要なのが、この座面の高さだといわれています。
椅子の高さが違うだけで、その日のキャンプスタイルががらっと変わります。
【ハイスタイル】
脚の長いテーブルに合う椅子です。
キッチンの作業台と食事用テーブルを兼用する場合などは、脚の長いハイチェアが適しています。
料理をしながらちょっと座ったりできるので、作業がはかどる椅子です。
【ロースタイル】
最近人気が高いのがこのロースタイルです。
地面や焚火を間近で感じることができ、タープ内の空間を開放的に使うことができます。
ローチェアには大きく分けて2タイプあり、しっかりした造りの「折りたたみ方式」と収納に優れている「収束式」があります。
これについては次項で詳しくご紹介します。
【座敷スタイル】
テント内で、日本の家にあるような、座敷のように使うタイプです。
座椅子型の椅子なので、小さなテントの中でも圧迫感がありません。
コールマンの椅子は折りたたみ方式と収束式がある
先述しましたが、コールマンの椅子には折りたたみ方式と、収束式があります。
どのような特長があるのでしょうか。
メリット、デメリットを合わせて詳しくご説明していきます。
【折りたたみ方式】
メリットは、座面が安定しているので、座り心地がよい点でしょう。
しっかりとした造りで、座面の左右にフレームが通っているため、布がピンと張られた状態になっています。
これによって食事をとる際など、長時間座っていても疲れにくいでしょう。
しかし、背もたれや座面を折り曲げるたたみ方なので、どうしてもスリムにたたむことはできません。
【収束式】
メリットはコンパクトに収納できるという点でしょう。
4本の脚を中央の1ヶ所に収束させ、細長い状態にできます。
キャンプでは椅子は何脚も必要になるので、保管場所のスペースに限りがあってもすっきりと収納できます。
しかし、座り心地に関しては、座面が沈み込むのであまりよくありません。
少しの休憩くらいなら気になりませんが、長時間座っていると疲れてしまうこともあります。
持ち運び、収納を優先するなら収束式、座り心地を優先するなら折りたたみ方式が適しているでしょう。
どんな椅子を選んだらいいの?
アウトドア用の椅子といっても、たくさんの種類が販売されています。
購入を検討している人は迷ってしまうでしょう。
まず、どのように使用するかを想像することが大事です。
【サイズ感で選ぶ】
ロースタイルかハイスタイルか、お持ちのテーブルに合った高さで選びましょう。
コールマンのテーブルは2wayタイプが多いですが、椅子は高さ調節ができないので座面の高さをしっかり見極めましょう。
【いつ座るか想像しよう】
食事などで座るだけのものか、ゆったりくつろぐためのものか想像しましょう。
食事で使用する椅子は張りのあるもののほうが身動きしやすく、向いています。
リラックスタイプの椅子は、体が沈み込む柔らかいタイプのがよいでしょう。
また、ひじ掛けや背もたれがあると、より包まれた感じがしてくつろげます。
【収納する場所で決める】
折りたたみ方式の椅子はしっかりとした造りのため、たたんだ状態では平たくなり、案外かさばります。
一方、収束式の椅子は棒状にスリムになります。
椅子は何脚もまとめて収納することが多いので、場所に限りがあるときは収束式が向いているかもしれません。
コールマンの折りたたみ方式・収束式の椅子を組み立てる!
ここではコールマンの椅子の組み立て方法をご紹介します。
折りたたみ方式も収束式も簡単に組み立てることができます。
【折りたたみ方式の椅子の組み立て方】
最初は平たい状態にたたまれています。
椅子を起こし、左右にしっかりと広げます。
このとき座面の布がピンと張られていることを確認してください。
4つの脚が斜めにならず、きちんと開いている状態になっていたら完成です。
【収束式の椅子の組み立て方】
収束式の椅子は、細長い袋に入った状態になっています。
袋から出す際に、パイプをひっかけて袋を破らないように注意しましょう。
中央に4つの脚が集まった状態になっているので、軽く広げて椅子を自立させます。
アームタイプの椅子はここで取り付けを行います。
アームは後ろ脚に2本くっ付いているので、まず取り外しましょう。
座面の布をピンと伸ばしながら、アームを取り付けます。
反対側も同じようにアームを取り付けたら完成です。
折りたたみ方式も収束式も、短時間での組み立てが可能です。
コールマンのおすすめの折りたたみ方式・収束式の椅子
ここではコールマンのおすすめの椅子をご紹介します。
3タイプに分けて、それぞれ人気の高い椅子になります。
【ハイスタイル】
「リゾートチェア」
コールマンのシンボルマークのランタンがワンポイントで付いている、収束式の椅子です。
お手頃価格なので、初めてアウトドア用の椅子を購入する人におすすめです。
アーム部分にはドリンクホルダー、背中には大きめのポケットがついた、機能性にすぐれた椅子です。
【ロースタイル】
「コンパクトフォールディングチェア」
座り心地がよい、折りたたみ方式の椅子になります。
座面の高さが28cmで、地面に近いためリラックスできるでしょう。
布が明るくきれいな色をしていて、アーム部分だけウッド調になっているお洒落な椅子です。
【座敷スタイル】
「コンパクトグランドチェア」
座椅子タイプのコンパクトな椅子です。
カラフルで可愛らしく、たたむとすっきりと収納できます。
重量は1.3kgと軽く、持ち運びに適しているので、ピクニックや運動会などでも活躍するでしょう。
コールマンのコットは椅子の代わりになる?
キャンプで食事をとる際、大人数だと椅子が足りなくなってしまいます。
一人掛け用の椅子を何脚も用意するのは大変でしょう。
そこでおすすめなのが「コット」です。
コットとはキャンプで使用する簡易ベッドのことで、コールマンからも発売しているアイテムです。
寝袋やマット以外の寝具として、コットは密かに人気の高いベッドなのです。
コットは眠るだけでなく、ベンチや荷物置きとして使用できます。
コットにも収束式タイプがありますので、さっと設置が可能で、折りたたみ方も簡単です。
座面の高さは40㎝ほどで、椅子として使うとちょうどよい高さなのです。
広さに関しても、大人でも並んで3人くらいは余裕で座れます。
長椅子を購入するのもよいですが、コットならば疲れた時にちょっと昼寝をしたりもできます。
たくさんの使い方ができるコットはおすすめです。
自分に合った椅子を見つけよう!
コールマンの椅子はさまざな種類があり、用途によって選ぶことができます。
「座れれば何でもいい」「安いものでいい」などと考えがちですが、椅子は種類によってびっくりするくらい座り心地が異なります。
それぞれの椅子の特徴を知ったうえで購入をしましょう。
きっとキャンプには欠かせない、お気に入りの1脚になるはずです。