コールマンの椅子は、アウトドアシーンの定番です。
キャンプだけでなく家でも快適に使えるコールマンの椅子が壊れてしまっても、すぐ捨ててしまうのはもったいないです。
日頃から愛用していた椅子なら尚更です。
壊れ具合によっては、修理して使い続けることができます。
修理先や休みの日に自分でできる修理の方法、さらにはかっこよくDIYしてしまう方法をご紹介します。
コールマンの椅子を新品のように修理する
コールマンには、スリムチェア、レイチェア、ハイバックリラックスチェアなど、人気の椅子がたくさんあります。
そんな愛用している椅子が壊れたらショックですよね。
座面や背面のシートが破けて座れなくなった場合でも、気に入っていたからどうにかして修理して使い続けたいと思うはずです。
実は、これぐらいの壊れ具合なら誰でも簡単に修理でき、しかも嬉しいことに新品のようになります。
タイプ別で新品のように修理する方法は、パーツ自体を新しいものに取り替えてしまえばいいのです。
では、「パーツはどこで手に入るのか」といいますと、コールマンのHPで手に入れることができます。
コールマンのHPで、必要なパーツを探して取り寄せるだけです。
椅子の座面シートが劣化などで破けてしまった場合は、座面シートごと取り替えればOKです。
では、修理するためのいくつかの商品をご紹介します。
【Coleman(コールマン):カップホルダー付きスリムチェア(グリーン)用座面シート】
参考価格:1620円
サイズ:使用時/約62×62×82(h)cm、収納時/約16×16×82(h)cm
座面高:約45cm
座面幅:約49cm
耐荷重:約80kg
カラー:グリーン
材質:ポリエステル
収納しやすいスリムチェアは、専用の工具が必要なく簡単に取り替えられます。
さらに、アームレストカバーは、324円とお手頃な値段ですので、色変わりや劣化で傷んでいるところだけを新品みたいに取り替えられます。
スリムチェアは、新品を買えば約4000円以上するので、節約にもなりますね。
【Coleman(コールマン):ハイバックリラックスチェア用 座面シート(グリーン)】
参考価格:1080円
サイズ:使用時/約78×59×93(h)cm、収納時/約14×14×103(h)cm
座面高:約44cm
座面幅:約53cm
耐荷重:約80kg
材質:ポリエステル
背面シートが長くなっていて、背中を広く支えてくれるので座り心地がいいハイバックリラックスチェアも、張り替えが可能です。
ただし、こちらはリベットを取り外す必要があります。
ドリルなどの工具を持っていない方は、コールマンの修理センターに依頼するのもありです。
【Coleman(コールマン):コンパクトフォールディングチェア用のアームレスト】
参考価格:540円
適合商品:コンパクトフォールディングチェア各種、170-7669、170-7670、170-7671
コンパクトフォールディングチェアの肌触りのいい木製のアームレストが、気に入っている方も多いはずです。
このアームレストが壊れた場合も、この部分だけを取り替えられます。
取り付ける際は、ネジの上にちょうど脚のフレームがあり普通のドライバーでは締められないので、薄型のオフセットドライバーで締めます。
こちらも簡単に取り替えが可能です。
同商品では、座面前のちょうど膝の裏あたりのサポートフレーム(パーツ代540円)も取り替えられます。
ここで取り寄せられるパーツの種類は、ごろ寝が気持ちいいコット用やキャンバスリングチェア用、5人掛けベンチ用などの座面シートに限らず、収納袋、テーブルの脚などのパーツもたくさん揃っています。
修理する際は、タイプによってリベットを外すための工具が必要なものもありますが、リベットを取り付けていない椅子もあるので、注文する前に一度確認してみてください。
パーツを購入する際は、手数料が別途324円〜、購入が5400円未満は送料が別途540円〜かかります。
コールマンの修理センターに依頼する
コールマンの修理センターに修理を依頼する場合は、事前に電話での申し込みが必要です。
その後に、修理申込書ダウンロードして印刷し必要事項に記入します。
この時、修理費の上限が選択できます。
記入したら、用紙と一緒に修理したい椅子やランタンなどをコールマン修理センターに郵送します。
この時の送料は自己負担になります。
修理は、壊れ具合や繁忙期にもよりますが、1週間〜程度で出来上がるそうです。
肝心の修理費用ですが、まず送る時の送料、パーツ代、直してもらう技術料、パッキング料金(864円)、代引き手数料がかかりますので、新品やパーツを購入するよりも高くつくこともあります。
複雑な壊れ方をしたり、ランタンなど修理が難しいもの以外は、パーツを取り寄せて自分で直した方が断然お財布にも優しいです。
生地を買って椅子を修理する
コールマンの椅子が破れたら、専用の座面パーツを取り寄せるのもいいですが、自分で座面シートを制作して張り替えればより愛着も湧いてアウドドアマスターになった気分です。
そこで、自分で座面シートを修理する方法をご紹介します。
【材料】
・帆布など厚手の布
・ミシン
・糸(20〜30番ぐらい)
・針(16番ぐらい)
・両面テープ(布ボンド)
・電動ドリル
まず、壊れた座面シートを椅子から取り外します。
この時、パーツにリベットが使われている場合は電動ドリルを使って外します。
電動ドリルを持っていない方は、ホームセンターでレンタル(2泊3日、300円ぐらい)のサービスがあります。
シートの取り外しができたら、新しい生地に乗せて型を取ります。
この時、使用する生地は丈夫な帆布がオススメです。
1m大体700円ぐらいから販売しています。
厚さはなるべく分厚い生地をチョイスしてください。
帆布以外にもデニムやキャンバス生地、カーテンなどの厚手の布でもOKです。
生地をカットした端っこ部分の処理は、布を返して両面テープか布用ボンドで貼ってしまえば簡単です。
後は、ミシンで一気に縫っていきます。
注意するポイントは、フレームを通すところは二重に縫って頑丈にします。
座った時に引っ張られてフレームのところから裂けてくるのを防ぐためです。
ミシンがないという方は、時間はかかりますがチクチク手縫いしましょう。
それでも1日あれば完成できます。
出来上がったら、後は服を着せるようにフレームに通すだけです。
取り外したリベット部分は、替わりにボルトとナットを利用すれば修理完了です。
コールマンの椅子をオシャレにDIYしよう
最近ではアウトドアの道具を自作する人も多く、雑誌でもDIY特集が組まれるほど自由にアウトドアを楽しむ人が増えてきています。
コールマンの椅子の座面シートが破れて自作で修理したなら、よりおしゃれにDIYするのもオススメです。
簡単なDIYといえば、自分の好きな言葉や名前をステンシルするものがあります。
必要なものは、透明のOHPフィルムとスポンジ、塗料、カッター、ものさしです。
まず、パソコンで好きな文字やフォントを入力して透明フィルムに印刷します。
それを、カッターで丁寧に切り抜きます。
切り抜けたらフィルムを座面シートにテープで貼り付け、切り抜いたところにスポンジで塗料をポンポンとスタンプを押すように塗っていきます。
全部塗れたら、ゆっくりとフィルムを剥がして乾かせば完成です。
これだけでガラリと雰囲気が変わります。
型は、雑貨店や百均でも売っています。
座面シートだけでなく、コンパクトフォールディングチェアのような木製の肘置き部分や、テーブル、クーラーボックス、クッカーなど丸い形状にもできるので、色んなものに試してみてください。
道具に遊びごころがプラスされ、自分だけのオリジナルアイテムが出来上がります。
小さな穴を塞ぐコールマンの修理キット
アウトドア用品は、屋外で使用していれば知らず知らずの内にどこかに引っ掛けてしまい、穴が空いてしまうことがあります。
コールマンでは、テントやタープが破れた際に自分で簡単に修理できるように修理キットを取り扱っています。
【Coleman(コールマン):コールマン テントリペアキット ロゴ】
参考価格:6696円
サイズ:40×40cm
質量:70g
材質:75Dポリエステルタフタ
この修理キットは、シートの破れた箇所のサイズにカットし、シールを剥がしてシワにならないように貼り付けます。
後は、布を当ててアイロンを上から押し当てます。
ワッペンのようにひっついて破れた箇所を塞いでくれるものです。
しかしこちらは、コールマンの椅子の修理には利用できません。
椅子のように、大きく負荷がかかるものは、使っていくうちに体重で穴が空いて大きく破けてしまう危険性があるためです。
焚き火など、火の粉が飛んで空いた程度の小さな穴を隠すのには使えそうです。
アウトドアの椅子を使用する注意事項
もし、コールマンの椅子にちょっとした穴が空いていたり、劣化が進んでいる場合、体重をかけることで椅子が壊れてしまう可能性が考えられます。
コールマンの椅子をキャンプで使う場所といったら、BBQなど火の近くや河原の石がゴロゴロしたところなどですよね。
また、椅子に座りながらナイフなどの鋭利なものを手に持って作業することもあるでしょう。
そのような時に、椅子が壊れたらとても危険です。
このような事態を避けるためにも、事前に椅子をチェックして、何らかの問題があれば修理して使用することが大切です。
そして、忘れがちですが耐荷重以上の人は椅子に座らないようにしましょう。
中には、子供を抱っこしたまま座って破けたといった事例もあるので気をつけてください。
愛用のアウトドアチェアを修理して楽しむ
大事に使っていた椅子が壊れたら、処分するのではなく、まずは修理できるか考えてみましょう。
アウトドア製品はメーカーによって修理の依頼が可能ですし、自分で直せる範囲であれば必要なパーツを取り寄せて修理することができます。
修理できれば、費用も安く済みますし尚更愛着が湧きますよね。
また、少しでも問題がある場合は、安全のためにも椅子の使用は避けることをオススメします。