キャンプでは楽しいことが沢山ありますが、そのうちの1つにキャンプ飯があります。
空の下、テントの中など日常と違った雰囲気で食べるキャンプでの食事は格別です。
楽しい食卓を盛り上げるには食器は必須アイテムです。
しかし、どのような食器を使えば便利なのか悩ましいところですよね。
そこで今回は、素材別の食器の魅力や特徴、収納のしやすさをご紹介していきます。
キャンプでの取り扱いも簡単!紙製の食器
キャンプが初めての方も、年に数回しか行かない方も、キャンプ用の食器をその都度購入するのは大変ですよね。
そんな方にお勧めなのが紙製の食器です。
100円ショップでも簡単に手に入りますし、ホームセンターやスーパーでも購入することができます。
大きさや色、デザインも様々すので、ご自身のキャンプスタイルや人数に合ったものを選びやすいです。
紙製の食器でしたら、割れる心配もないので、お子様にも安心して使用することができ、たとえ余ってしまっても次回のキャンプ時までコンパクトに収納し保管することができます。
もし、キャンプ以外のシーンで使用し在庫が無くなってしまっても、必要な時にその都度購入することができるリーズナブルさも魅力です。
使用後は洗う必要もなく、簡単に片付けることができるのも紙皿を使用する利点の1つでしょう。
便宜性のよい紙食器ですが、使用後処分する際はキャンプ場によってルールが違うので、場合によっては持ち帰らないといけません。
また、風の強い日は軽い紙食器が飛ばされないように注意してください。
紙皿や紙コップは、同じ種類のものはスタッキングされた状態で販売されていることが多く、使用後もコンパクトにまとめることができます。
ここで、お勧めの紙食器をご紹介します。
「大黒工業株式会社 キープエコ ピクニックセット」 (参考価格:880円)
紙おしぼり、紙容器、器、割箸、フォーク、スプーンが各10セット、紙コップ、紙ナプキンが各20セット入っています。
全ての食器が1つのバッグに収納できるのはとても便利ですね。
キャンプ用のステンレス製食器は収納しやすい?
キャンプで使用する食器と聞くと、シルバーの食器をイメージする方もいるのではないでしょうか。
ステンレス製のシルバーの食器はキャンプシーンによく似合いますよね。
ステンレスは見た目も高級感があり、盛り付けた料理が美味しそうに見えるため気分も盛り上がります。
そんな、ステンレス製食器はどんな特徴や魅力があるのでしょうか。
ステンレス製の食器は衝撃に強く、耐久性に優れていますので、使用中に落としても割れる心配がありません。
また、汚れ落ちもよく、におい残りも少ないので、食器を洗う際に水を沢山使えない環境でキャンプを行う場合は、拭き取るだけで使い続けることができ便利です。
さらに、ステンレス素材は熱に強いため、熱々の食事を食器に盛り付けても変形の心配はありません。
なんと直火での使用も可能です。
シェラカップやマグカップはお湯を沸かしたり温めなおしの際に重宝します。
しかし、熱伝導率がよいため食器自体も熱くなってしまうので注意が必要です。
魅力的な特徴をもつステンレス製の食器ですが、スタッキングできる製品も多く、コンパクトに収納できるので、持ち運びも便利で保管しておく時も場所を取りません。
多くのアウトドアメーカーでキャンプに適したステンレス製の食器が販売されており、大きさや種類、用途やデザインによって自分の好みにあったものを選ぶことができます。
ステンレス製品は錆びにくく丈夫で長く使えるので、使えば使うほどどんどん愛着も湧くでしょう。
ここで、お勧めのステンレス製食器をご紹介します。
こちらは家族4人を想定されてつくられたスノーピークのステンレス製テーブルウェアーセットです。
「スノーピーク テーブルウェアーセットLファミリー」(定価:税別14,800円)
プレート、ディッシュボール、ボールL、ボールMが各4つずつセットになっています。
スタッキングもできますのでかさばらずに収納でき、棚やテーブルの上でも場所を取りません。
キャンプには軽量のチタン製食器もお勧め!
見た目はステンレス製と似ているチタン製食器ですが、ステンレス製よりも軽量で強度があるのが特徴です。
また、耐食性にも優れているのでサビにくく長く使うことができます。
チタン素材で作られた皿は、厚さが薄い場合が多いですが、強度があるため充分耐久性があります。
さらに、軽量であることから、キャンプだけでなく装備を軽くしたいハイキングや登山の際にも重宝します。
バックパックに入れる際、寝袋やタオルなどの隙間に入れて収納すれば装備に追加してもそれほど負担になりません。
チタン製食器はステンレス製食器と違い、熱伝導率が低く器が熱くなりにくいのが特徴です。
熱い飲み物が入ったマグカップでも安心して口を付けて飲むことができます。
保温性、保冷性に優れていますので、ドリング用にチタン製のマグカップやシェラカップを持っている方も多いです。
しかし、その熱伝導率の低さから直火での調理には向いていません。
ステンレス製品と比べると高価なことが多いチタン製品ですが、長く使えて高性能となれば決して高い買い物ではないでしょう。
ここではチタン製のお勧めのマグカップをご紹介します。
「MSR チタン製マグカップ 400ml」(参考価格:税込6,480円)
こちらは50gと軽量なシングルウォールマグです。
MSRのケトルコッヘルクッカーにスタッキングできコンパクトに収納できるので、持ち運びにも便利でお勧めです。
見た目が可愛いホーロー製食器!収納はどうする?
レトロな見た目がお洒落なホーロー製食器は、ほかの食器にはない独特な雰囲気がありますよね。
スタッキングしたりコンパクトに収納することは難しいですが、色や形も種類が豊富で収納してしまうのはもったいないほどです。
ホーロー製品はステンレスや金属容器の表面にガラス質のうわぐすりを焼き付けて塗装したもので、落としてしまうとガラス質部分が欠けたり割れたりすることがあります。
また、衝撃以外にも急な加熱に弱く、割れてしまう可能性があるため、お気に入りの食器を長く使うために取り扱いには注意が必要です。
焦げやサビに強くキャンプなどのアウトドアで使用するのに適していますが、ひびがはいってしまうとそこから錆びてしまうので大切に扱うようにしてください。
ホーロー製品は耐熱温度が約200℃と高く、高温での調理が可能です。
もちろん、直火での使用も可能です。
ホーロー製の食器に食材を入れて直接火にかけて調理し、そのままテーブルに出すことも可能です。
ホーローは保温性も良く一度熱を加えると冷めにくいので、寒い日でも温かい料理を長時間楽しむことができます。
ただし、火にかけたホーローはとても熱くなっていますので、経過した時間のわりに冷めきっておらず火傷してしまう恐れがあります。
火にかけたホーロー製食器をお子様が使用する際は特に注意しましょう。
ホーロー製品はお手入れのしやすさも魅力の1つです。
汚れが浮きやすいため、においもつきにくく洗いやすい点もキャンプでの使用をお勧めする理由の一つです。
ホーロー製の食器は、スタッキングできる製品が少ないため収納のしやすさはあまり期待できません。
しかし、こちらの商品は専用ケース付きですので、収納も持ち運びも便利でお勧めです。
「キャプテンスタッグ ウエストホーロー食器セット」(参考価格:税込10,800円)
ラウンドプレート、ボール、マグカップが各4つセットになっています。
木製食器でお洒落キャンプ!収納をとるか見た目をとるか?
木製食器は温かみがあり、質感や見た目がキャンプという自然を楽しむシーンではピッタリです。
自然の中で天然素材の木製食器を使って過ごす時間は、とても素敵な思い出になります。
しかし、木製食器は薄くて軽い金属性食器に比べ、分厚くかさばってしまう製品が多いです。
そのような性質上、コンパクトに収納することは難しいです。
そのかわり、ホーロー食器のように、テーブルに置いておくだけでキャンプサイトが映えます。
また、バスケットなどに収納し持ち歩くのも可愛いですね。
特に、直接口につけるマグカップやスープカップは木製食器ならではの口当たりで、縁が熱くなって火傷することもありません。
木製食器は他の金属製食器やホーロー食器、人気のスキレットなどの鋳物との相性もよく、テーブルの上で組み合わせて使用しても合います。
木製のカッティングボードを食器として使用し、サラダや肉、クラッカーをお洒落に盛り付けることもできます。
見た目がお洒落でキャンプにマッチする木製食器ですが、お手入れに手間がかかり取り扱いも注意が必要なため、キャンプに最適の食器とは言えません。
例えば木製食器は、水分に弱いので洗った後はすぐに拭いてよく乾かす必要があります。
また、熱に弱いので直射日光や高温下では割れたり反ったりする可能性があるので炎天下での置きっぱなしには注意が必要です。
アウトドアで使用するには取り扱いが難しい木製食器ですが、それらの問題をクリアしてキャンプでも簡単に使える木製食器をご紹介します。
『VIVAHDE 山のうつわ』(参考価格:税抜10,584円)
大(容量520ml)、中(容量360ml)、小(容量240ml)の器3個セットです。
この3つはスタッキングが可能でコンパクトに収納できます。
また、3つで約210gと軽量で持ち運びにも便利です。
食品用の艶消しウレタン塗装が施されており水切れもよく扱いやすい商品です。
ポップなカラーのプラスチックの食器!重ねてコンパクトに収納可能!
プラスチック製の食器は、手に入れやすく購入しやすい価格が魅力です。
リーズナブルという点は紙製食器と同じですが、繰り返し使用できる点は頻繁にキャンプに行く方にとっては嬉しいですね。
紙製食器と同様、100円ショップやホームセンターなどで簡単に購入することができます。
デザインや色、大きさも多種多様なため、自分の好みや用途に合った食器を選ぶのに困ってしまうほどです。
落としても割れることがなく軽量な商品が多いので、小さなお子様でも使用しやすく、お子様と一緒にキャンプを楽しむ際にはピッタリです。
重ねて収納できる商品も多いためコンパクトに収納することができます。
欠点としては耐熱性が十分でないため、火のそばに置いておくと溶けてしまうということです。
そのため、焚火や薪ストーブ、バーナーを使用することの多いキャンプでは注意が必要です。
また、油落ちが悪くに臭いもつきやすいので食器洗いに手間がかかりますが、その軽さと安さ、そして割れないという特徴は、キャンプで持っていて損はない食器と言えるでしょう。
おすすめのプラスチック製食器はこちらです。
「IKEA KALAS プレート6枚入り」(参考価格:税込199円)
IKEAのKALASシリーズは、プレートの他、ボウル、コップ、カラトリーがあります。
同じ種類の食器は重ねて収納することができます。
衝撃に強く割れないうえに、リーズナブルなのでキャンプでの使用にお勧めです。
自分にピッタリの食器をみつけてキャンプでの食事をもっと楽しもう!
キャンプで使う食器を選ぶ基準は人それぞれです。
収納のしやすさ、見た目、便宜性など、目的に合った食器を探すのことも、キャンプの楽しみの1つと言えるでしょう。
自分のキャンプスタイルにあった食器を選んで、楽しい時間を過ごしてください。