キャンプ初心者は道具選びが重要!選び方のポイントをご紹介

最終更新日:2019/08/15

テントにテーブル、バーナーなど必要最低限のものを揃えるだけでも、かなりのお金がかかるキャンプ。

「キャンプ道具って種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない…」と、多くの初心者キャンパーが抱える悩みではないでしょうか。

しかし、初心者だからこそ道具選びが重要なのです!

初心者の方向けのキャンプ道具選びのポイントをご紹介します。

初心者必見!キャンプ道具一式っていくらくらい?

「キャンプ道具一式揃えるのっていくらくらいかかるの?」という点は、これからキャンプを始めたいという方が一番気になるところではないでしょうか。

キャンプ道具の値段は正直ピンキリで、テント、テーブル、チェア、寝袋、コンロなどキャンプに必要な最低限の道具を一式揃えると、最低でも5万円弱、その他細々としたものを含め10万円くらいになるでしょう。

もちろん、安く購入できるアイテムだけを集めて更に低予算にすることは可能です。

しかし、キャンプ道具は性能が価格に比例する傾向が他より強く見られるところがありますので、それなりに良いものを買い揃えるほうが安心感が高いです。

また、キャンプ場などでのキャンプもアウトドア、自然の中で生活するわけですから、絶対に安全とは言い切れません。

安いものを揃えたために、失敗してしまったり、危険な目に遭ってしまったりするのは、避けたいものです。

初心者であっても、長く続けたいと考えているのであれば、尚更それなりのものを揃えておくことをオススメします。

年に1、2回しか行かないというような方であれば、キャンプ場などで道具をレンタルするのも良いでしょう。

一人当たり5千円~一万円程で道具をレンタルすることが出来るキャンプ場もあり、食材の準備までしてくれる場合もあります。

いきなり道具を揃えるのは躊躇われる初心者も、まずレンタルを利用し、それから自分の道具の購入を検討することをオススメします。

まずはキャンプ道具の基本のテントから!

一口にテントと言っても星の数ほど種類があり、キャンプ道具の中でも最も代表的かつ悩まされるものではないでしょうか。

「とりあえず…」な感覚で初心者の方は安価なものやデザインだけで選びがちですが、最初のテントこそ慎重に選んで購入するべきなのです。

テントには大きく分けてドーム型・2ルーム型・ティピー型の3タイプがあります。

テントの設営に慣れていない初心者の方は、ドーム型テントを最初に購入し、設営に慣れてきてから他のタイプのテントにチャレンジすることをオススメします。

ドーム型テントは、少人数・短時間で簡単に設営でき、軽くてコンパクトに収納できるけれど風にも強いので、初めてのテントには最適と言えます。

使う人数+1名か2名分のサイズを選ぶとスペースがゆったりと取れて快適に過ごすことができるでしょう。

また、アウトドアでは急な天候の変化に対応できることも重要なポイントになるため、テントのフライシートの耐水圧が1500mm以上のものを選びましょう。

耐水圧の数値が低いテントは、長時間雨が降り続いた場合、テントの中にまで染み込んでくる可能性があるため、購入の際にしっかりと確認しておきましょう。

価格は1万円ほどで購入できるものもありますが、3万円程のものであれば機能性は十分です。

せっかくのキャンプがテントまで浸水して最悪な思い出にならないよう、しっかりと良いものを選びましょう。

キャンプ道具で最重要?寝袋は初心者でも良いものを!

寝袋(シュラフ)は、キャンプでの快適度を大きく左右する重要な道具です。

そのため、寝袋にはある程度お金を使っても、良いものを選び購入することをオススメします。

寝袋は大きく分けてマミー型と封筒型の2タイプ、そして化学繊維を使用したものとダウンを使用したものがあります。

マミー型は密着度が高いため暖かく、封筒型は暖かさが抜けやすいものの、窮屈感が少ないのが特徴です。

化学繊維を使ったものが多く販売されていますが、ダウンは保温性が高く、肌触りが良いだけでなく、収納時も化学繊維のものに比べコンパクトです。

お金に余裕があるのであれば、迷うことなくダウンのものを購入するべきでしょう。

また、キャンプ初心者の方の多くが夏用の寝袋を購入しがちですが、3シーズン用の寝袋が初心者の方にはオススメです。

3シーズン用のものであれば、春・夏・秋に対応でき、冬にはこれにプラスして毛布などがあれば安心感が高く、圧倒的に汎用度が高いです。

寝袋を購入する際、注意が必要なのが、寝袋が使用可能温度で商品展開されていることです。

「最低使用温度」や「快適使用温度」と表記されており、その寝袋が使用できる最低気温や快適に使用できる気温が表記されているものです。

自分がどれくらいの温度の場所でキャンプをするのか想定しておく必要があります。

ただ、初心者の方だと難しいことなので、お店の店員さんやベテランキャンパーさんに相談して購入するのがよいでしょう。

初心者もランタンはガスにチャレンジ!

自然の中で過ごすキャンプでは、夜を照らすランタンは必需品です。

ランタンには、大きく分けて電池式、ガス式、ホワイトガソリン式があります。

最も明るいのはホワイトガソリンを使ったものですが、明るい反面扱いが難しく、初心者の方には不向きと言えるでしょう。

初心者の方は手軽に扱うことができる電池式かガス式のものがオススメです。

電池式のランタンでは充電して使えるものも数多く販売されており、燃料コストが安く抑えられ、炎を使わないため高い安全性のうえで使用することができます。

ただ、明るさという面では、ガス式やホワイトガソリン式のものに劣るため、電池式のみをメインのランタンとして使用する場合には、600~800㏐程度の明るさのものを購入するとよいでしょう。

ガス式のランタンは、ホワイトガソリン式のランタンに劣らないほどの明るさで、扱いも簡単といういいとこどりをしたようなランタンです。

寒冷地や寒い時期にはガス式は多少不安定になったり、使えなかったりしますが、基本的には何の問題もなく使用することができます。

しかし、専用のガスカートリッジは純正品だと家庭用のガス缶などと比べると圧倒的に高価で、燃料コストが少しだけ高くかかります。

電池式は十分な明るさを備えたもので4千円前後、ガス式は7千円~1万5千円程で購入することができます。

夜を快適に過ごすためには重要な道具になるのでしっかりと選んで購入しましょう。

テーブル・チェアは目指すキャンプスタイルに合ったものを

キャンプで最も長い時間を過ごし、幅広く使用する道具がテーブルとチェアです。

テーブル・チェアを選ぶ際にまず考えたいのが、キャンプをどのようなスタイルでするのかということです。

主に、作業や食事のしやすいハイスタイル、リラックスして過ごすロースタイル、ピクニックのようなお座敷スタイルに分けられます。

テーブル・チェアのスタイルがバラバラでは不便になりますし、見た目も不揃いになります。

初心者の方はまず、初期投資額が低いハイスタイルから入り、徐々に変えていくことをオススメします。

テーブルは必要に応じて高さを調節できるハイテーブルの2WAYタイプのものがよいでしょう。

作業のときは動きやすいハイ、リラックスするときはローと使い分けができ、スタイルを変更したいときにも買い替えが不要です。

ただ、ハイテーブルは収納サイズが比較的大きいため、天板がロール型でコンパクトに収納できるロールトップタイプのものがオススメです。

チェアはテーブルと違って、高さの調節ができないため、スタイルに合わせたものを購入しましょう。

収納のサイズや座り心地など、使った感覚が重要になので、実際に試してみて購入することをオススメします。

価格は、テーブルが1万円前後、チェアが5千円前後です。

もちろん、ホームセンターなどで販売しているベンチつきテーブルでも構いませんが、テーブルとチェアが別々の方が使いやすく、用途も広がります。

昼も夜もキャンプの主役!

初心者の方の多くが「キャンプの楽しみといえばBBQ!」と思っているのではないでしょうか。

キャンプには他にも多くの楽しみがありますし、もちろん食事がすべてBBQという訳でもありません。

しかし、キャンプにおいてBBQが非常に楽しく、重要なものであることは間違いありません。

BBQコンロ・グリルを選ぶ際、人数や使う場所、使用燃料などを考慮して購入するとよいでしょう。

足がついているスタンダードなものや卓上型、焚き火台型など様々なタイプがあり、使用燃料もBBQの定番の炭や、ガス式、電気式のものもあります。

最初に購入するものとして、価格は1万円前後と少し高価な感じはすると思いますが、焚き火台型のBBQコンロをオススメします。

「炭起こしが面倒」という方はガス式がよいですが、普段、炭を使って調理することはなかなかないため、炭を使用してみるのもBBQの貴重な機会としてよいのではないでしょうか。

また、焚き火台型のコンロであればBBQはもちろん、夜に薪を使って焚き火をすることができます。

地面で焚き火をすることは多くのキャンプ場で基本的に禁止されていますが、これがあれば焚き火の道具としても問題ありません。

たかが焚き火の為にと思うかもしれませんが、火を扱うことが少なくなっている現代で、暗い夜の中を焚き火の灯りで過ごすことは、貴重で素晴らしい時間になることは間違いありません。

キャンプは初心者こそ道具と準備をしっかりと!

キャンプの道具は決して安いものではありませんが、初心者の方であっても、それなりのものを買い揃える必要があります。

日常から離れ、自然の中で過ごすキャンプは素敵な時間を過ごせると共に、道具や準備が整っていなければ危険と隣り合わせでもあるからです。

キャンプの頻度によってはレンタルに頼り、足りないものだけを購入するのもよいでしょう。

ご紹介した道具選びのポイントを参考に、楽しいキャンプライフを!

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