バーベキューやカレーなどはキャンプ料理の王道ですが、毎回それだけでは飽きてしまいます。
そんなときに活躍してくれるのが、スープです。
スープは作るのも簡単なので、キャンプにぴったりの料理なんですよ。
キャンプ料理の名脇役として、テーブルを彩ってくれます。
冬はもちろん、夏のキャンプでもスープでお腹も心もあたたまりましょう。
キャンプ料理に最適なスープ
キャンプに行くといつも同じバーベキュー料理で、家族に飽きられていませんか。
炭火で焼くお肉や野菜はおいしいですが、いつもそれだけではなんだか物足りません。
夏でも夜になると、標高の高いキャンプ場は意外と冷えます。
そんなときに、冷えたお腹をあたためてくれるスープを作ってみませんか。
スープはキャンプに最適な料理のひとつです。
メインの料理を引き立ててくれますし、スープのバリエーションを広げればマンネリ化も避けられます。
定番のコンソメを使った洋風だけでなく、味噌仕立てにすれば和風、白湯にして中華風など、さまざまなバリエーションがあるのも魅力的です。
たくさん野菜を入れれば栄養のバランスも整います。
具材によっては腹持ちも良いため、朝食にもぴったりです。
さらに、作るのがとても簡単ですからキャンプ料理として優秀です。
寒い季節はもちろん、夏のキャンプでもスープはおすすめのキャンプ料理なのです。
トマトベースは定番&アレンジ自在なスープ料理
簡単に作れるのがスープの魅力のひとつです。
数あるスープ料理の中でも、まずおすすめするのがトマトベースのスープです。
トマトベースのスープは、トマト缶を使えば簡単に作れます。
例えば、ミネストローネです。
じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、ウインナーなどの基本の材料をサイコロ状に切り、オリーブオイルで炒めて、トマト缶と水、コンソメを入れて煮込むだけです。
少し甘くしたいときはトマトケチャップを入れると良いですよ。
ミネストローネが素晴らしいキャンプ料理なのは、その後のアレンジが多彩であることです。
ペンネを入れればスープパスタ、ご飯を入れればスープリゾット、豆類を入れればボリュームアップできますし、バゲットを添えればおしゃれなカフェ風になります。
余ったスープも存分に生かすことができるのがミネストローネです。
しかも、ミネストローネに入れる野菜は、先ほどご紹介した野菜でなくても大丈夫です。
余った野菜をトマト缶で煮込むだけでも、不思議とミネストローネはおいしく出来上がります。
キャベツの芯やブロッコリーの芯なども、小さく切って煮込めばおいしくいただけます。
野菜も無駄にせず、ゴミも少なくできますのでキャンプの最終日に作ってみてはいかがでしょう。
どんな料理にも使える万能な玉ねぎ
続いて、キャンプで作るスープにおすすめの食材をご紹介します。
それはなんといっても玉ねぎです。
玉ねぎは万能食材ですよね。
何かと使えますので、以下に紹介するレシピ等でキャンプのときに活用してください。
・オニオンコンソメスープ
玉ねぎをバターで炒め、コンソメと水を加えて煮込むだけです。
仕上げにパセリやクルトンを載せるとおいしさが増します。
炒めるのが面倒な場合は、切った玉ねぎ、コンソメ、水をクッカーで煮込むだけでもおいしいスープになりますよ。
・ポトフ
さきほどのオニオンコンソメスープにキャベツやじゃがいも、にんじん、ソーセージを足せば、ポトフになります。
たっぷりの具材で、お腹も満足の料理です。
・丸ごとスープ
玉ねぎを丸ごと1個煮込んだスープはシンプルながら見た目にインパクトがあります。
SNSにアップすれば話題になるかもしれません。
玉ねぎを丸ごと1個、コンソメで煮込むだけです。
とっても簡単ですが、中まで火が通るのに少し時間がかかりますので、余裕のある時に作ってみてください。
スープ缶があればすぐにスープが飲める!
キャンプでスープ料理を作ってみたいけれど、いつもドタバタでそんな時間がないという人は、スープ缶を活用してみませんか。
スープ缶であれば、あたためるだけですぐにおいしいスープが食べられます。
忙しい朝や、小さな子どもがいて手が離せないというときのお役立ちアイテムです。
・キャンベル コーンポタージュ
スープ缶といえば、キャンベルのスープが真っ先に思い浮かびます。
キャンプではなかなか作れないポタージュが楽しめるのが魅力ですね。
甘くてコクがあるので、子どもにも人気です。
・キャンベル オニオンスープ
オニオンスープは作るのも簡単ですが、それさえも面倒という人はキャンベルのスープ缶があります。
玉ねぎの旨味が凝縮されているため、自分で作るオニオンスープとはまた違った味わいを楽しむこともできます。
・キャンベル クラムチャウダー
やさしいクリーミーな味わいが魅力です。
朝食のおともにおすすめです。
スープ缶をアレンジしてキャンプ料理の幅を広げよう
スープ缶はそのままスープとして食べても良いのですが、ほかのレシピに転用してアレンジもできます。
料理のベースにすれば、味付けも簡単です。
いくつかレシピ例をご紹介します。
【クラムチャウダー缶でペンネ】
牛乳や豆乳を足して、ゆでたペンネを和えるだけでクリームペンネの出来上がりです。
お好みで溶けるチーズや豆缶を加えると、ボリュームも増しますよ。
仕上げに黒コショウをかけると味が引き締まります。
【ミネストローネ缶でカレー】
ミネストローネ缶に水とカレー粉を足すだけで、簡単カレーの出来上がりです。
カレー粉の代わりにカレールウを使ってもOKです。
もともとミネストローネ缶に具が入っているので、しっかりとした食事になります。
忙しいキャンプの料理に最適ですね。
【オニオンスープ缶でビーフシチュー風】
オニオンベースのスープはアレンジがしやすいです。
例えば、牛肉、じゃがいも、にんじんなどを足して煮るだけで、ビーフシチュー風の料理が出来上がりです。
スープ缶があれば、単調になりがちなキャンプの料理もバリエーションが広がります。
しかも、作るのも簡単なので、次のキャンプでぜひ実践してみてください。
ソロキャンプにはスープパスタを!
最近では、自由な時間を満喫できるとしてソロキャンプが静かなブームになっています。
ソロキャンプになると、大鍋で作るスープ料理はあまり向いていないですよね。
量を間違えて作りすぎてしまうと、食べきれずに処分にも困ります。
そんなソロキャンプにおすすめなのが、スープパスタです。
スープパスタであれば、クッカーひとつで作れて片付けも簡単です。
パスタは麺をゆでるのが面倒だと思われるかもしれませんが、スープでそのままパスタをゆでてしまえばOKです。
玉ねぎ、ベーコン、きのこなど、お好みの具材を炒めて、水とコンソメを入れます。
沸騰したらそこに折ったパスタを入れ、ゆでます。
規定の時間になったら、パスタを味見して火の通り具合を確かめましょう。
標高などによっては火が通りにくく、芯が残っている場合があります。
お好みのパスタの加減になったら、出来上がりです。
お好みで味の調節をしてくださいね。
牛乳などを加えてクリームパスタ風にしてもおいしいですよ。
ソロキャンプであれば、クッカーからそのまま食べれば洗い物も最小限で済みます。
スープなので体もあたたまり、失敗もしにくいので、ソロでもおすすめのメニューです。
一皿のスープで食事が豪華に!
普段の食卓でも、味噌汁のような汁ものがあると食事がすすみます。
キャンプでも同じように、スープがあるのとないのとでは食事の雰囲気が大きく変わってくることでしょう。
「キャンプの料理がなんだか物足りない」と思ったら、ぜひ一品スープを作ってみてください。
食事が豪華になったように感じられますし、体もあたたまってキャンプの夜も安らいで過ごせることでしょう。