テントで一泊するイメージの強いキャンプですが、荷物が多い、移動が大変など、なかなか休みが取れない方や、小さなお子様のいるご家庭でのキャンプは意外とハードルが高いものです。そこで、おすすめな方法は「デイキャンプ」です。いわゆる日帰りで行うキャンプですが、気軽にできるャンプとしてドライブ感覚やお散歩感覚で行えると人気があります。手軽に始められるデイキャンプをもっと簡単にするために、今回の記事では手ぶらでできるデイキャンプの魅力のほか、場所選びのポイントや、手ぶらが可能なキャンプ場を多数ご紹介します。
全国でも人気の高いおすすめのデイキャンプ場をお伝えしますので、ぜひ1度ご覧ください。
手ぶらで楽しむデイキャンプの魅力
テント泊のキャンプよりも気軽にできるデイキャンプは、準備や持って行くアイテムも少ないので、人気のあるアウトドアです。
そのデイキャンプをもっと気楽に、便利にする方法は手ぶらで行うデイキャンプです。
手ぶらで気軽なデイキャンプの魅力とは、まずキャンプギアの購入や持ち運びの必要がないところです。
本格的なキャンプを始めるなら、ある程度のキャンプギアをそろえる必要がありますが、手ぶらで行うデイキャンプでは、必要なものだけをレンタルするので、キャンプギアを自宅で保管する場所を心配したり、車への積み込み方法を考えたりなどの必要がなく、まさに日帰りにぴったりのキャンプの方法です。
さらに、キャンプギアの持ち運びの必要がないことで、電車やバスなどの交通機関や、自転車などを使ってキャンプ場へ行く事もでき、友達同士でデイキャンプをする場合などは、車の乗り合いの必要がなく、現地集合・現地解散が可能です。
また、レンタル品を使うことで、キャンプギアの使い勝手や快適さなどを知ることができ、キャンプギアの購入の参考にもできます。
このようなことから、手ぶらで行うデイキャンプは、日帰りでキャンプを楽しみたい方の他にも、これから本格的にキャンプを始める方や、キャンプギアの購入を検討されている方にもおすすめの方法です。
デイキャンプができる場所とは
デイキャンプは、キャンプ場や、日帰り専用のデイキャンプ場などで楽しめます。
近くにこのような施設がない場合は、公園やバーベキューのできる施設などでデイキャンプができます。
デイキャンプのできる場所は、レンタル設備の整った場所や、無料で使えるスペースなど、使う施設によってサービスや内容は異なりますので、まずはどのようなことができるのかを調べておきましょう。
車で移動するなら、オートキャンプ場などを利用することも一つの方法です。
天気の悪い日や寒い日のデイキャンプは車が近くにあるオートキャンプ場なら、撤収や移動がスムーズに行えます。
ただし、一般的にキャンプをすることを目的としていない公園を利用してのデイキャンプでは、BBQなどの火の扱うことが禁止の場所なども多いので注意をしましょう。
手ぶらでデイキャンプを楽しむ場所選びのポイント
手ぶらでデイキャンプを楽しむためには、場所選びは重要なポイントです。
先ほどご紹介したデイキャンプのできる場所で、どのようなアイテムのレンタルが可能なのか、またそのデイキャンプ場でできるアクティビティなども場所選びには必要です。
例えば、長時間のドライブに慣れていないお子様連れのデイキャンプなら、移動時間の短い近くのキャンプ場を探す。
また、全くキャンプギアや食材を持って行かないデイキャンプなら、キャンプ場の貸し出し内容が充実している施設や、食材を事前に準備してくれるキャンプ場を探しましょう。
さらに、デイキャンプ以外にも温泉や景色、観光地を巡るなら、それらを堪能できるデイキャンプ場を選ぶと良いでしょう。
【手ぶらで楽しめるデイキャンプ場の選び方のポイント】
- レンタル（貸し出し）内容の充実さ
- 食材を用意してくれるか
- デイキャンプ場周辺でできることを探す
デイキャンプのできるキャンプ場でレンタルできるアイテム
デイキャンプができるキャンプ場では、一般的にキャンプに必要なアイテムのほとんどの貸し出しを行っています。
ただし、レンタル内容については、キャンプ場ごとに異なります。
また、レンタル用のキャンプギアは、当日でも申し込みがOKな場合と、予約が必要な場合があります。
さらに、キャンプ場でのレンタル品は貸し出しの数に限りがありますので、事前に問い合わせをしておきましょう。
レンタル品以外の消耗品、例えば割り箸や紙コップ、調味料などを販売している施設もあるので、持っていく荷物を減らしたい方は、このような消耗品の有無も調べておくとスムーズな手ぶらデイキャンプが楽しめます。
それでは一般的なデイキャンプに必要なレンタルができるアイテムをご紹介します。
- テント
- タープ
- 調理器具
- 食器
- テーブル
- 椅子
- BBQ用の焼き台
この他にはテント泊用の寝袋やランタンなどもキャンプ場でレンタルが可能です。
キャンプ場によっては、キャンプ場に到着するころには、あらかじめBBQの準備が食材とともにセットが完了している「手ぶらでバーベキュープラン」などを行っているキャンプ場も多いので、このようなプランを利用するのも方法の一つです。
手ぶらでデイキャンプができるおすすめのキャンプ場
全国にはデイキャンプが可能なキャンプ場や、キャンプの雰囲気を味わえるバーベキュー施設などが多数あります。
その中でも特に手ぶらでのデイキャンプにおすすめのキャンプ場をご紹介します。
北海道エリア：北海道札幌市「オートリゾート滝野」
広大な公園内にキャビンサイトやカーサイト、フリーサイトなどさまざまなタイプのデイキャンプが楽しめるオートリゾート滝野は、広い公園内をレンタサイクルなどで散策できる札幌で人気の施設です。
デイキャンプに必要な、バーベキューコンロや椅子、テーブルの他、炊飯器や火を使わずに調理ができる電磁調理器などの貸し出しも行っています。
場所：札幌市南区滝野２４７番地
東北エリア：福島県天栄村「エンゼルフォレスト白河高原」
一部のキャンプサイトにはAC電源があり、天然温泉や、お菓子やおつまみなどが購入できるお店が併設されているキャンプ場です。
また、全サイトで愛犬と一緒にデイキャンプができ、ドッグフリーサイトもあり、ペット連れの方に人気があります。
カナディアンカヌーやテニスなどさまざまなアクティビティが楽しめます。
一日中デイキャンプを満喫したい方におすすめです。
場所：福島県岩瀬郡天栄村羽鳥字高戸屋39
関東エリア：東京都奥多摩町「氷川キャンプ場」
秩父多摩甲斐国立公園内にあり、都心から約2時間半ほどで奥多摩の大自然を満喫できる氷川キャンプ場は、最寄の奥多摩駅から徒歩5分程の場所にあるアクセス抜群のキャンプ場です。
多摩川沿いのテントサイトや、バーベキューハウスを利用してデイキャンプが楽しめます。
レンタルができるアイテムは、UNIFLAMEファイアグリルの他、焼き網や、飯ごう、フライパンなどの調理器具、トングやフライ返しなどのアイテムも充実しています。
ただし、テーブルや椅子、タープなどのレンタルは行っていないので注意しましょう。
24時間利用可能な温水シャワーが完備されているので、電車で帰る前に利用されてはいかがでしょうか。
場所：東京都西多摩郡奥多摩町氷川702
関東エリア：神奈川県横須賀市「ソレイユの丘 手ぶらBBQ」
640席の芝生広場でバーベキューを堪能できるソレイユの丘では、さまざまなセットメニューから選べるバーベキューが人気のスポットです。
バーベキューセットには、サイト使用料や、薪や炭、備品の料金も含まれているところも安心です。
食材のほかに、食器やその他の用具は現地に準備されているので、まさに手ぶらでバーベキューができる便利な施設です。
広大な敷地内には、数多くの動物とふれあえる動物村、水遊びができるじゃぶじゃぶ池などもあり、お子様と一緒に1日過ごす場所としておすすめです。
場所：神奈川県横須賀市長井4丁目地内
中部エリア：三重県亀山市「かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS」
名古屋や大阪から車でのアクセスが抜群で、トレッキングやロードバイクなどのアクティビティの他、森林浴やヨガなども楽しめるキャンプ場です。
レンタルができるアイテムはタープやテーブル、椅子、バーベキューコンロの他、ダッチオーブンセットや、燻製鍋などもレンタルが可能なので、バーベキュー以外のキャンプ飯に挑戦したい方にはピッタリのレンタル内容です。
場所：三重県亀山市加太中在家8125
近畿エリア：兵庫県神戸市「しあわせの村 デイキャンプ場」
広大な芝生エリアでのんびりしたり、フィールドアスレチックなどを楽しめるしあわせの村デイキャンプ場は、炉付きテーブルが完備された手ぶらでバーべキューが出来る人気のキャンプ場です。
有料のレンタルアイテムは、お皿やお椀などがセットになった炊事用具セットの他、タープなどがあり、利用日の7日前までに申し込むと、肉や野菜、紙皿やはし、タレがセットになったバーベキューセットが購入できるので、食材を持っていく必要がありません。
場所：兵庫県神戸市北区しあわせの村1番1号
中国エリア：岡山県矢掛町「水車の里フルーツトピア」
観光農園をリニューアルした施設で、岡山県産の食材を味わいたい方におすすめのスポットです。
食材がセットになった手ぶらでできるBBQプランの他、自由に食材を持ち込みできるBBQエリアレンタルの2プランから選べます。
「手ぶらde BBQ」プランは、食材がセットになったプランで、岡山県産の肉や地元の野菜がセットになっているものや、お子様用にデザート付きのキッズプランもあります。
こちらのプランのセット内容には、テーブルや椅子のほか、調理器具やゴミ袋、ウェットティッシュや軍手までセットになっているのでとても便利です。
場所：岡山県小田郡矢掛町東三成3974-20
四国エリア：高知県四万十市「オートキャンプ場とまろっと」
清流四万十川の河口に位置し、太平洋を見下ろす絶景ロケーションが人気のキャンプ場です。
デイキャンプをする場合は、テントサイト、BBQサイトの利用が可能です。
レンタルができるアイテムは、BBQサイト用のコンロの他、テントサイトで使える、タープ、脚付BBQコンロ、椅子、テーブルなどがあり、卓上コンロと鍋ややかんなどの貸し出しも行っているので、BBQ以外を楽しみたい方にもおすすめです。
オートキャンプ場とまろっとでは、レンタルアイテムの事前予約は受付していませんので、チェックイン時の申し込みが必要です。
場所：高知県四万十市下田3548
九州エリア：福岡県西区能古島「能古島キャンプ村」
プチ旅行気分を味わうなら、博多湾に浮かぶ島「能古島」へ船に乗って行くデイキャンプはいかがでしょうか。
対岸に福岡ドームやタワーが望め、海水浴場でマリンアクティビティも楽しめる能古島キャンプ村は、南国リゾート気分を味わいたい方にぴったりのキャンプ場です。
九州産和牛を味わえる手ぶらでBBQプランを利用すると、食材や炭の用意が必要ないのでとても便利です。
レンタルができるアイテムは、一般的な調理器具のほか、海遊び用の浮き輪などもあります。
場所：福岡県西区能古2
沖縄エリア：沖縄県那覇市「RESORT MAGIC Seaside BBQ Park」
那覇空港から車で15分の場所に位置するRESORT MAGICは、青い海と白い砂浜にかこまれた3つのエリアで、豪快なバーベキューを満喫できる施設です。
テラスエリアとかまくらの様なフォルムのセルフドームエリア、潮風を浴びながらソファーでくつろげるシーサイドエリアから選べ、牛や豚、鶏肉がセットになったプランがあります。
セット内容には、グリルやテーブル、トングなどが含まれています。
まな板や調理用のハサミ、クーラーボックスなどは有料レンタルです。
場所：沖縄県那覇市辻3-3-1 波の上うみそら公園内
レンタルができないデイキャンプ場の場合は
管理人不在の無料キャンプ場や、公園ではキャンプ用品のレンタルを行っていない場所も多く、また、オンシーズンのキャンプ場でのデイキャンプは、レンタル品が品薄の場合も考えられます。
このような時には、キャンプ用品を配送してくれるサービスを利用しましょう。
配送先は、自宅の他、提携のキャンプ場や、指定の受け取り場所がありますので、使いやすいレンタル店を選びましょう。
【キャンプ用品のレンタルにおすすめのお店】
・アウトドアギアレンタル「そらのした」
・CAMPDAYS（キャンプデイス）
・TENTAL（テンタル）
・hinataレンタル
以上のレンタル店は、いずれもインターネットでの予約が可能ですので、ぜひ1度ご覧になってはいかがでしょうか。
