遮熱板や遮熱テーブルを使ってOD缶を安全に使用するポイント

最終更新日:2022/09/27

od缶 遮熱板

簡単に着火でき、コンパクトで便利なシングルバーナーはキャンプ好きの方はもちろん、ソロキャンパーの方なら1台は持っているキャンプギアではないでしょうか。
このバーナーに使用するOD缶を安全に使うために必要なアイテムに遮熱板があります。
ここでは、OD缶に使う遮熱板や便利な遮熱テーブルについてご紹介します。
またおすすめアイテムや遮熱板の自作についてもお伝えしているので、安全安心なキャンプライフを送るための参考にしてください。

OD缶に使う遮熱板とは

OD缶とはキャンプなどのアウトドア(OutDoor)で使用するシングルバーナーなどの燃料のことを言い、寒さに強いプロパンなどの液体ガスでできており、軽量性、強度に優れ、冬キャンプや登山などでも活躍してくれます。

そんなシングルバーナーには使い方によっては、事故を起こしてしまう可能性もあります。
というのも、クッカーやフライパン、スキレットなどの調理器具がシングルバーナーの上で熱せられると輻射熱を発生させます。この輻射熱によりOD缶が加熱されることで最悪爆発してしまうのです。

こうした事故は調理器具とOD缶の間の熱を遮熱板を使って遮断することで防ぐことができます。そのため、バーナーなどを利用する際には、輻射熱によるOD缶の過熱を防ぐ「遮熱板」の利用がおすすめになります。

メーカーによっては最初からバーナーに遮熱板を備えたものもありますし、取り扱い説明書通り正しく使要していれば遮熱板は不要であるとしているメーカーもあり、必ずしも必要ではない場合もあります。まずはお手持ちのバーナーをご確認ください。

便利な遮熱テーブルもおすすめ

遮熱板には遮熱とテーブルのふたつの機能を兼ね備えた「遮熱テーブル」というアイテムもあります。

これは遮熱板に安定性のある脚がついたもので、凸凹したキャンプ場の地面の上でもぐらつくことなく使用できるので安心です。

またテーブルとなっているため、カップやお皿を置いたりするのにもとても便利です。

バーナーとテーブルに互換性がないと安全に使用できないので、購入する際にはテーブルの脚の高さや穴の位置などをバーナーと合うものを選ぶことが大切なポイントになります。

またキャンプギアになるため持ち運びのしやすさや重さなども検討材料にするのがおすすめです。

OD缶カバーで輻射熱から守ることはできるのか

OD缶には見た目を自分好みにできるおしゃれなカバーも販売されています。
OD缶カバーには、OD缶をおしゃれに変身させてくれる以外にも効果があり、使用中のOD缶は気化熱のため缶の表面が火傷をしてしまうほどとても冷たくなってしまいますが、カバーをつけることで、触っても冷たくないというメリットがあります。

また、カバーと遮熱版は混同されることも多いのですが、OD缶のカバーを使用するメリットは基本的にOD缶をおしゃれにできる、OD缶の冷たさから守ってくれるという先ほど上記した2点になります。

価格が安く主に家庭用で使用するCD缶(カセットボンベ)については、カバーをつけることで輻射熱の遮熱に効果があり、安全性が高まります。

「future fox」の遮熱板

OD缶には110、250、500の3種類のサイズがあり、大きさや高さが異なります。そのため使用できる遮熱板もそれぞれ異なりますが、「future fox(フューチャーフォックス)」の『OD缶専用遮熱板』なら、日本国内で販売されている250サイズと500サイズのすべてのOD缶に使用可能です。

使用方法はOD缶のねじ込み部分に遮熱板をはめるだけととても簡単で、OD缶を安全に手軽に使いたいという方に大人気となっています。

また「future fox」からは「イワタニ」の『ジュニアコンパクトバーナーCB-JCB』専用のステンレス製遮熱テーブルも販売されているので、CB缶を使用しているという方にはおすすめです。

OD缶の遮熱板は自作することもできるのか

「OD缶 遮熱板 自作」などで検索をすると、OD缶に使う遮熱版をアルミやステンレスの板を使って自作している方もいしゃっらるようです。しかし遮熱板を自作するには、アルミやステンレスなどの板に穴をあける必要があり、また安全性にも関わってくるため、簡単に自作することは難しいと言えるでしょう。

コンパクトで手軽に使用できるシングルバーナーはソロキャンプでも人気のアイテムですが、使用中は気を付けなければいけないアイテムであるということを忘れてはいけません。

最優先は安全性です。遮熱板が必要なバーナーをお持ちの場合は、そのバーナーに合ったものを選んで、楽しいキャンプライフを過ごしてください。

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