【OD缶のサイズ】大きさ・重さ・燃焼時間などを徹底比較

最終更新日:2022/09/18

od缶 サイズ

アウトドア用のガス缶であるOD缶には3つのサイズがあり、それぞれ用途により使い分けが必要です。

ここでは、OD缶のサイズや燃料時間、使い分けの基本や大きさ・重さなどについて解説します。
またOD缶用のおすすめバーナーとサイズについてもご紹介しているので、ぜひあなたに合ったアイテムを選ぶための参考にしてください。

OD缶とは

OD缶とはキャンプなどのアウトドア(OutDoor)で使用するバーナーの燃料です。寒さに強いプロパンなどの液体ガスでできており、軽量性、強度に優れ、冬キャンプや登山などでも活躍してくれます。

ガス缶にはOD缶のほかにCB缶がありますが、こちらは家庭用のカセットボンベのことで火力の安定感とサイズが大きく異なります。CB缶はあくまで家庭用のガス缶のため、OD缶に比べ大きく風の強いときなどアウトドアでの使用には向いていません。

OD缶のサイズの種類と燃焼時間、使い分けの基本

OD缶には110缶、250缶、500缶の3種類のサイズがあり、それぞれ特徴が違います。

  • 110缶(小)燃焼時間・約20~30分
  • 250缶(中)燃焼時間・約60分
  • 500缶(大)燃焼時間・約120分

メーカーによっては110缶を105サイズ、250缶を230サイズ、500缶を470サイズと表記する場合もありますが、内容量や缶のサイズに大きな違いはありません。

それぞれのサイズの目安に、以下をご参考ください。

シングルバーナーでの使用には、コンパクトな110缶や標準的なサイズである250缶がおすすめです。もっとも大きな500缶は燃焼時間が長いので、ツーバーナーやランタンの使用にも最適です。
使い分けの基本は110缶・250缶が一体型のシングルバーナーやストーブ、分離型バーナー、500缶がツーバーナー、ランタン、分離型バーナーになります。

また、OD缶の見た目を自分好みにできるカバーにも、それぞれのサイズに合うものが販売されています。キャンプギアの見た目にもこだわりたいという方にはおしゃれなアイテムの1つになるだけではなく、缶が保温されるので、気温が下がっている時でも着火しやすくなる機能的な面も。自分が使いやすいガス缶のサイズに合わせてカバーを購入するというのもおすすめです。


Ncolor OD缶カバー ガスカートリッジカバー 革製

OD缶の大きさ(直径・高さ)

続いてこちらでは、OD缶の大きさの目安について詳しく比較していきましょう。

  • 110缶:直径90mm・高さ65mm
  • 250缶:直径110mm・高さ90mm
  • 500缶:直径110mm・高さ150mm

先述しましたが、OD缶にはサイズごと適した使い方があります。
500缶は高さがあることから、シングルバーナーに使用する場合は不安定になりやすいです。そのため、安全に使うためにもサイズによって使い分けの必要があることを覚えておいてください。

OD缶の重量・重さ

OD缶のサイズごとの重量・重さの目安は以下になります。

  • 110缶:充填してあるガスの量約105g・ガス満タン時のガスカートリッジの重さ約180~190g
  • 250缶:充填してあるガスの量約230g・ガス満タン時のガスカートリッジの重さ約360~380g
  • 500缶:充填してあるガスの量約470g・ガス満タン時のガスカートリッジの重さ約670~680g

こちらも先述した通り重さや内容量は、メーカーやガスの種類や成分によって多少の前後します。
できるだけ荷物を減らしたいキャンプや登山などで使用する場合には、持ち運びのしやすさや使用目的に合わせた適切なサイズ選びが大切です。

OD缶用のおすすめバーナーとサイズ

ここでは、OD缶用のおすすめバーナーとサイズについてご紹介します。

キャプテンスタッグ

本格的な作りでありながらお手頃な価格で、コスパ最強と定評のある「キャプテンスタッグ」の『オーリック 小型ガスバーナーコンロ (ケース付) M-7900』。収納サイズは幅117×奥行105×高さ65mmで重量300g。コンパクトで携帯性が高く、火力も十分で、初心者からベテランキャンパーにもおすすめです。

スノーピーク

「世界最小」とも言われる「スノーピーク」の一体型高性能シングルバーナー『ギガパワーストーブ 地 オート』は、収納サイズが幅44×奥行35×高さ82mmと胸ポケットにも収まるほどのコンパクトさと重量わずか75gという軽量さが最大の魅力。またコンパクトなだけでなく、安定性も実用性にも優れており、長きにわたり愛されているモデルです。

soto

「soto」の『ストーム ブレイカー』は、ノズル交換が不要でOD缶だけでなくガソリンの使用も可能。バーナーの収納時のサイズは、幅65×奥行65×高さ90㎜、重量225g。3本のゴトクを開くと安定感も高く、キャンプや登山など幅広く使えます。

コールマン

「コールマン」の『ファイヤーストーム』は折りたたみ可能なコンパクトシングルバーナー。収納時のサイズは約60×高さ110mm、重量約150g。高い防風性と安定火力を実現しており、強風の中でも安心して使用できます。

炎がバーナーから直接出る、キャンドルのような形が印象的な『ルミエールランタン』もOD缶に対応しており、230gのガス缶を使用した際の燃焼時間の目安は約28~38時間です。ランタンのサイズは縦73×横60×高さ183mm、重さは約210g。こちらも人気のギアですのでぜひチェックしてください。

OD缶を安全に使うために必要なOリング

おすすめのOD缶のメーカーを上でご紹介しましたが、OD缶を安全に使用するために定期的なメンテナンスとしてOリングの交換も必要です。

Oリングとは、OD缶とバーナーを接続する部分にあるゴム製のパッキンのこと。先ほど紹介したキャプテンスタッグやコールマンなど、それぞれのメーカーの規格に合うものがそれぞれ販売されています。正しく挿入しないとガス漏れの原因にもなるほか、OD缶を壊れてしまう原因にもなりますので、ご注意ください。

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