キャンプでガスバーナーやガスランタンなどを使うときに必要になるod缶。専用機器にセットするだけで火が使えて便利ですが、使う場所によっては不安定なこともあります。
そこで活躍するのがスタビライザーです。スタビライザーはod缶を安定させることができるので安心して調理ができます。
この記事ではod缶用スタビライザーの必要性やod缶の種類、od缶用スタビライザーの選び方についてをご紹介します。
おすすめのスタビライザーや自作についてもご紹介するのでぜひ参考にしてください。
od缶用スタビライザーの必要性
シングルバーナーなどを使うときに必要になるod缶ですが、コロンと丸い形でcb缶のような高さはありませんが小さいので、ガス缶の上にバーナーなどを取り付ける場合は安定感がなく倒れる心配があります。
そこで活躍するのがスタビライザーです。スタビライザーはガス管の下に取り付けるだけで安定感が増すアイテムです。
メーカーによって、カートリッジホルダーやキャニスタースタンドなど呼び方が違うので購入する際に違うものなのではないか迷う方もいらっしゃると思いますが、どれもガス缶を安定させるためのアイテムです。
きちんと整地されていない場所で使うときにもスタビライザーがあれば安定させることができるのであると便利なアイテムです。
od缶の種類
キャンプで使えるガス缶には、od缶とcb缶があります。cb缶は直径70mm弱ほどの円柱状の細長いガス缶で、家庭用カセットコンロにも使えるのでなじみのある方も多いと思います。
比較的安価で売っている場所も多いので購入しやすいですが、寒さに弱く火力もod缶ほどないものが多いです。
od缶はアウトドア用に作られたガス缶で、高さのない丸みのあるコロンとした形をしています。
cb缶に比べると値段が高くアウトドア専用のショップなどでしか手に入れることができませんが、寒さに強く火力のあるものが多いのでアウトドアで使いやすいガス缶です。
od缶には、110g、230、250g、470、500gなどの大中小の大きさの種類があり、110gほどのod缶は直径約90mm、250gと500gほどのod缶は直径約110mmくらいの大きさです。
od缶用スタビライザーの選び方
上でも説明したようにod缶には大中小の大きさの違いがあります。スタビライザーを選ぶときは、この大きさの違いに注意する必要があります。
スタビライザーは主に2種類対応のものと3種類対応のものがあります。3種類対応のスタビライザーは、直径70mm弱、直径90mm、直径110mmに対応しているので、od缶だけでなくcb缶にも対応できます。
2種類対応のスタビライザーはcb缶に対応していないものや、cb缶と直径110mmのod缶にしか対応していないものなどメーカーによって対応の大きさが異なります。
自分がどの大きさのガス缶をよく使うかを考えて、それに合うスタビライザーを選ぶことが大切です。
また、メーカーによってガス缶の大きさが異なるのでガス管のメーカーのスタビライザーを選ぶことがおすすめです。
od缶におすすめのスタビライザー
od缶を安定させるために必要なスタビライザーはいろいろなメーカーから販売されていて楽天などのネット通販でも購入できます。下記でおすすめのスタビライザーをご紹介します。
epi
epiの「カートリッジスタビライザーⅡ」は100、110、250、500缶に合う爪がついたスタビライザーです。高さ調整アダプターがついているので段差がある場所でもゴトクを水平に保つことができます。
msr
msrの「キャニスタースタンド」はod缶のみに対応していて折りたためば14cmのサイズになるコンパクトなスタビライザーです。ステンレス製でとてもシンプルな作りなので使い方も簡単です。
soto
sotoの「スタビライザーST-411」は250gと500gのod缶とcb缶に対応したスタビライザーです。ABS樹脂素材で折り畳み式なのでコンパクトに収納できます。
od缶用スタビライザーを自作しよう
最後にスタビライザーの自作方法をご紹介します。手作り感がある見た目ですが、100均の材料で簡単に作れます。
材料
- ステンレス2way金折取付金具×3
木材のつなぎ部分などの補強に使うL型の金具を3つ用意します。 - ビニール被膜針金
手で曲げられる柔らかいものを用意しましょう。
作り方
- L型の金具の位置を決める
L型の金具の片面が地面、もう片面がod缶の周りに来るように等間隔に並べます。 - 針金を通す
L型の金具にはネジを通す穴が空いているので、od缶側の穴に針金を通して針金が一周回ったらねじって止めて固定したら完成です。穴が2つある場合は、同じ高さの穴に通してねじって止めて、2段で固定しましょう。
手でも曲げられる針金で作ることで、折り曲げて持ち運びができ便利です。針金と金具が見えるので見た目が気になる方は上からかぶせるカバーなどをつけるのもおすすめです。