家族で行くファミリーキャンプ。色々計画する中で、寝袋と一緒に使うためのキャンプマットの購入を考えている方も多いのではないでしょうか。
ファミリーキャンプは荷物が多くなるため、できるだけコンパクトに収まるキャンプマットがほしい反面、機能性にもこだわりたいもの。
そこで今回は、キャンプマットの必要性、コンパクトなキャンプマットをおすすめする理由や選び方のポイントなど、これから購入する方に向けて詳しくご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
キャンプマットの必要性とは
そもそもキャンプにマットは必要?シートに寝袋さえあれば十分では?と思う方も多いかもしれません。
確かにテント内にシートを敷いて寝袋を用意すれば寝ることはできます。でも実際に寝袋だけで寝たらわかるのですが、寝心地が悪くて夜中に何度も目が覚めたり、朝起きると体中が痛かったり、地面からの冷気をダイレクトに受けて寒さで目覚めるなど、寝袋だけで寝たことを後悔する方多いことがわかります。
インナーマットや寝袋用マットといったテントマットを活用することで、
- 地面の凹凸を緩和し寝心地が良くなる
- 地面からの冷気を遮断する
- 結露が発生しにくくなる
といったメリットがあります。特に地面の凹凸を防ぐ効果は絶大で、体を痛めることなくぐっすり眠ることができますし、結露が発生しにくくなることでテントの寿命を延ばす効果もあります。
睡眠の質は翌日の登山や活動にも影響しますので、キャンプで寝るならマットは必須という考えの方がいいでしょう。
コンパクトなキャンプマットがおすすめの理由
キャンプマットが必要だということは理解できても、かさばりそうで荷物が増えそうと思う方も多いのではないでしょうか。
そんな方は軽量・コンパクトなキャンプマットがおすすめ。その理由をご紹介します。
持ち運びに最適
キャンプ道具はあれもこれもと多くなりがち。特にソロキャンプはいかに荷物をコンパクトにするかがポイントになるので、マットは持ち運びしやすいコンパクトなタイプが最適です。空気を抜くと小さくコンパクトに折りたためるものや、収納袋付きで手のひらサイズにまでコンパクトになるものなど選ぶといいでしょう。コンパクトを重視したマットの場合、長さが150cmと大人には短いものもありますが、頭に枕、足元に座布団を敷くなど工夫次第で問題なく使うことができます。
設営・撤収が手軽にできる
テントの設営・撤収はとにかく面倒で大変な作業ですが、キャンプマットがコンパクトで折りたたむタイプなら、設営・撤収までサッと手軽に行えかなり楽です。キャンプマットを選ぶ際は、設営・撤収まで手軽に行えるかどうかも基準になることを覚えておきましょう。
収納性に優れている
収納時のサイズも要チェック。コンパクトに収納できるマットは荷物を極力減らしたい方にとって魅力的な商品。特に登山やツーリングなら機能性だけでなく、収納性に優れているかどうかも重要なポイントです。
キャンプマットの4つの種類とコンパクト比較
キャンプマットの種類とコンパクトさを比較してご紹介します。キャンプスタイルや収納サイズ、素材に着目してマットを選びましょう。
銀マット
銀マットは安価でホームセンターで気軽に購入でき、カットして使える汎用性の高さも大きな魅力。いつものシートに銀マットを敷くだけでクッション性が高まります。ロール式やアコーディオン式など、サイズや種類が豊富に揃っていますが、ある程度厚みのあるものを選ぶとより快適に過ごせるでしょう。安さと手軽さなら銀マットが一番です。
ウレタンマット
硬めのスポンジのようなウレタンマットは、ホームセンターなどで手に入りやすく、お手頃価格なのでキャンプ初心者におすすめ。折りたたみ式で軽量なので、セッティングから後片付けまで簡単に行えます。銀マットと併用することで断熱性がアップし、より寝心地がよくなります。
エアーマット
空気を注入して膨らますエアーマットは、凹凸の地面でも気にせず使える優秀マット。冷気を遮断できるので、冬キャンプでも底冷えせずしっかりと安眠できます。空気を抜くと小さくなるので持ち運びも便利。ゴムやビニール素材でできおり、一度穴が空いてしまうと使えなくなってしまうので、取り扱いには注意が必要です。
インフレーターマット
インフレーターマット(インフレータブルマット)はエアーマット同様空気を入れるマットですが、バルブを開けた時に自動的に空気を吸い込む自動膨張型なので、エアーマットのように空気を入れる手間がなく楽です。中に入っているウレタン素材がマットレスのような安定感を与え、より快適な寝心地を与えてくれます。キャンプなら厚みがあるタイプ、登山なら薄型・コンパクトな収納タイプがおすすめです。
コンパクトだけじゃダメ!キャンプマットの選び方のポイント
より快適さを求めるならコンパクトさだけにこだわらず、サイズや寝心地、結露や断熱性のポイントも抑えて選ぶようにしましょう。
体格やテントに合わせたサイズ
キャンプマットはコンパクトさやクッション性を重視しがちですが、初心者の方は体格やテント、仕様人数に合わせたサイズを選ぶことも大切です。
一人用マットの横幅は50cm程度が多いですが、長さは大きく分けて、
- 120cm~130cm程度
- 150cm~160cm程度
- 180cm程度
の3タイプあります。初心者の方なら全身すっぽり入る180cmがおすすめ。ただサイズは人それぞれ好みがあり、上級者の方は持ち運びに便利な最小サイズの90cmを選ぶ方も多いようです。
快適な寝心地
快適な寝心地を左右するのはマットの「厚み」です。マットによって2~10cmと厚みが異なるので、地面の凹凸が心配な時や冬キャンプなどで地面からの冷気を防ぎたい時はより厚みのあるマットを選ぶといいでしょう。ファミリーなら連結させてダブルサイズに使えるタイプもおすすめ。ただ厚み10cmを超えるものは重さや収納した時のサイズが大きくなるのでご注意を。
雨・結露対策の防水加工
キャンプの日があいにくの雨模様というのも少なくありません。雨の日はテント内に雨が入ってしまうこともあり、マットが濡れてしまう可能性もあります。また、テント内は結露しやすく、特にテント内と外気の温度差が激しい冬キャンプは結露を避けられません。マットを片付けた時に下がビショビショになることも多いので、防水加工されたマットを選ぶと安心です。
冬用なら断熱性は必須
底冷えする冬キャンプは防寒対策が必須。夏でも活躍するキャンプマットですが、冬は断熱性があるマットを選ぶことが重要で、その上に銀マット、寝袋と重ねることでより断熱性・保温性が高まります。寒くて眠れないとならないよう、断熱性に優れているマットを準備しましょう。
コンパクト&コスパでおすすめのキャンプマット
キャンプ用品を多く取り扱うモンベルは、コンパクトでコスパが良いキャンプマットが豊富に揃っています。楽天市場では人気の商品を価格・口コミなどから比較検討できるので、それらを参考に購入してみてはいかがでしょうか。
モンベル
モンベルのマットは大きく分けて、
- エア注入式マット
- 発泡式マット
の2タイプあります。コンパクト&コスパ面を考えるなら、軽量で収納が楽な発泡式マットがおすすめ。
その中でもおすすめなのが、超軽量で断熱性・耐久性も兼ね備えた、折りたたみ式マットの「モンベルアウトドアフォームパッド150」。
重量297g、長さ151cm×幅51cm×厚さ1.6cm。長さが短く感じますがが、枕と合わせると男性でも問題なく使えます。収納サイズも小さくコンパクトで、想像以上に寝心地が良いと評判です。
今回はコンパクトサイズのキャンプマットについて詳しくご紹介しました。
サイズ選びに悩みますが、マットの厚さや他の機能も考慮しながら、軽量で持ち運びしやすいコンパクトサイズのキャンピングマットを選ぶことをおすすめします。