調理をスムーズにしてくれるキッチンラック。これまでキャンプでキッチンラックを使ったことがない方は、どれを選んで良いのか悩むと思います。今回の記事では、キッチンラックを使う魅力について、そしてキャンプスタイル別のおすすめのキッチンラックをご紹介します。また、キッチンラックとして代用できるアイテムや、キッチンラックをキャンプ場でレイアウトする時の方法についてもお伝えしますので、最後までご一読していただけたら幸いです。
キャンプでキッチンラックを使う魅力
いつもよりも不便さを楽しむアウトドアでの調理は、なくても調理ができるものと、あれば調理に便利なものがあります。このように必要かどうかの判断に迷うアイテムの一つがキッチンラックです。炭火で豪快にバーベキュー料理を楽しむだけなら、ある程度の下準備をしておけばキッチンラックは必要ないかもしれませんが、食事や調理に必要な調理器具や調味料などを置くためのコーナーを作っておけば、キャンプ飯を調理する時にとても便利です。
キッチンラックを使う4つの魅力それは
- キッチン用品をまとめられる
- 使いたいものがすぐに使える
- 調理の効率が良くなる
- アイテムを直置きせずに済む
このような理由から、キャンプで食事をメインに楽しむならキッチラックは絶対に使ってほしいアイテムです。
コンパクト重視のキッチンラック
キッチンラックは使いたいけれど、荷物になるのがイヤ。このように思っている方はたくさんいますが、コンパクトなサイズ、またはコンパクトに収納できるタイプのキッチンラックなら、さほど荷物の持ち運びに不便さを感じることがなく、ソロキャンプでも活躍します。そこで、コンパクト重視の方におすすめのキッチンラックをご紹介します。
ユニフレーム「フィールドラック ブラック」
メッシュ素材の天板で、収納状態がフラットなので、ちょっとした隙間にも入る形状が人気のラックです。スチール製で、分散耐荷重が約30kgまでOKなので、キッチンアイテムの他にクーラーボックスのスタンドとしても活躍します。フィールドラックの1番の魅力は積み重ねて使用できるところです。別売りのコンプレッションベルト1300を使用すると積み重ねても安定します。
また、フィールドラック用のステレス製や木製の天板を使うことで、フラットな状態になるので、小さなものを置いたり食事用のテーブルとして使うことも可能です。
ニトリ「折りたたみ式 キッチンラックNT 積み重ね棚」
コンパクトでコスパも重視したい方におすすめのラックはニトリのキッチンラックです。サイズが2種類あり、積み重ねが可能なので、大きさの違うものを組み合わせてお好みのスタイルで使えます。天板のサイドにS字フックを使えば、引っ掛ける収納も可能です。
サイトをおしゃれにするなら木製ラックがおすすめ
コーナン「コーナンラック」
木製のキッチンラックは、木のナチュラルな雰囲気がどのようなキャンプシーンにもマッチするので、おしゃれなサイトを作りたい時にはおすすめです。木製のキッチンラックとしてキャンパーから絶大な人気を誇るコーナンのオリジナル商品「コーナンラック」は、シンプルな作りで折りたたみ式、そして価格が手頃と、まさにキャンプにぴったりのキッチンラックです。
コーナンラックは、2段、3段、4段タイプがラインアップされているので、キャンプシーンに合わせたタイプが選べます。
また、使い方はとても簡単で、折り畳まれたラックを広げるだけです。そのため、キャンプシーン以外にも自宅用の棚として使う方も多くいます。
さらに、使いやすさやキャンプサイトに統一感を出すためにコーナンラックをカスタマイズする方法も人気で、天板の横に持ち運び用のハンドルを付ける、またはフレーム部分に小さな突っ張り棒などを付けて引っ掛け収納ができるタイプに、そして他のキャンプギアと色を合わせるためにカラーリングするなど、自分好みにどんどん変えられるところも人気の理由です。
コーナンラックは、三角フレームに別売りのすのこをセットするタイプの「コーナンラック3」も人気で、三角フレームだけなら、ハンギングラックとしても使用可能です。
キッチンとして使えるアウトドアキッチンラック
キャンプ用のキッチンラックは、自宅のキッチンをサイズダウンしたかのようなタイプもあります。調理器具の収納とキッチンを兼ね備えたアウトドアキッチンラックなら、キャンプ飯の調理はさらにスムーズに行えます。
フィールドア「アウトドアキッチンテーブル」
フィールドアのアウトドアキッチンテーブルは、調理をしたり、アイテムを収納する、そしてキッチンスツールを吊り下げる、さらにバーナースタンドとしても使えるマルチなラックです。ランタンハンガーも付属なので、暗い中での調理も可能です。自宅のキッチンと同じ高さに設計されているので、窮屈さを感じずに調理ができるところが魅力です。
DOD「クッキングキング」
調理台とバーナースタンド、スツールハンガー、そして隠す収納ができる棚が一体化したオールインワンキッチンです。調理台の一部が耐熱メッシュになっているので、熱いダッチオーブンを置くことも可能です。116Lもある大容量の収納棚は、ファスナーで開閉できるので、キッチンをすっきりさせたい時に活躍します。天板が120cmとワイドなので、食材をカットしながらお皿を準備させておくことができるので、調理がスムーズに行えます。
キャンプ場で使えるキッチンラックの代用品
キャンプでどのようなキッチンラックが使いやすいのかをお悩みなら、とりあえず代用品を使う方法はいかがでしょうか。
おすすめ代用品その1「ミニテーブル」
コンパクトなサイズのミニテーブルは、調理器具や食器、調味料置きとして使えます。ミニテーブルは、素材を選べば他のキャンプギアの雰囲気にもマッチし、100円ショップなどでもカラフルなタイプが販売されていますので、キッチンラック用以外の使い道も期待できます。
おすすめ代用品その2「折りたたみキッチンワゴン」
自宅でも活躍する折りたたみのキッチンワゴンは、キャンプ場ではミニキッチンラックとして活躍します。フラットな地面なら、移動も簡単なので、軽い荷物をキャンプサイトへ運ぶ時にも便利です。
おすすめ代用品その3「X字状水切りラック」
折りたたみ式の水切りラックで、使用状態がX字状のタイプは、お皿を置いたり、調味料を置く場所として便利です。折りたたむと形状がフラットになるので、ちょっとした隙間があれば持ち運べます。
キャンプ場でキッチンラックをレイアウトする
キッチンラックをキャンプで使うなら、サイトのレイアウトも工夫してみましょう。
キッチンラックをレイアウトするときのポイント
レイアウトする前に、どのようなサイトにするかをイメージしましょう。
- 使い勝手優先
- おしゃれ優先
- 持ち運び優先
このように、どれを優先するかを先に決めておくと、サイトのレイアウトは簡単です。
キッチンラックのレイアウト方法
- 使い勝手優先
とにかく使い勝手を優先するなら、コンロやバーナーの近くにキッチンラックを置くと便利です。コンロの両側にキッチンラックを配置することで、さらに使い勝手は良くなります。また、椅子の横にキッチンラックを配置しておくと、食事中に必要なものが取りやすくなります。 - おしゃれ優先
見た目を重視するなら、テントや他のキャンプギアとの配置のバランスが大切です。テーブルと椅子を置いた時にどの位置にキッチンラックを置くとおしゃれに見えるかを少し遠くから見ると、バランスが良くなります。また、キッチンラックを他のキャンプギアの色や雰囲気で合わせると、サイトに統一感が生まれます。 - 持ち運び優先
持ち運びの良いレイアウトにするなら、導線を意識した配置をしましょう。手に届きやすい場所にキッチンラックを配置すると、使い勝手は良くなりますが、サイト内を移動する時には動きにくい可能性もあります。また撤収作業にも不便なので、調理に必要なアイテムはキッチンラックを含めてとにかくまとめて配置すると良いでしょう。