アウトドアには火が必要不可欠です。
炭火で火を起こすのがいかにもアウトドアの醍醐味でもありますが、少し手間がかかりますよね。
そんな時に、コールマンのツーバーナーがおすすめです。
耐久性があり、使い勝手も非常にいいです。
しっかりメンテナンスすれば、故障もせず長く愛用することができます。
今回は、そんなコールマンのツーバーナーとそのメンテナンス方法をご紹介していきます。
コールマンのツーバーナーの魅力
コールマンのツーバーナーの魅力をご説明します。
魅力の1つ目は、耐久性です。
他のメーカーのツーバーナーに比べて非常に耐久性が高い設計となっています。
メンテナンス次第では、10年以上使用することができます。
さらに、部品の交換などを行えば30年以上も持つと言われおり、コールマン社の製品の最大の魅力だと言えます。
魅力の2つ目は、火力の強さです。
家庭で使用しているガスコンロに引けを取らない火力があります。
家庭用のガスコンロは最大約4000kcal/h程度の火力が出るのに対して、こちらのバーナーは、最大約3650kcal/hの火力が出ます。
ほぼ家庭用のガスコンロと変わらないため、家庭料理をそのままアウトドアで楽しむことができます。
3つ目の魅力は、その収納性です。
バーナーの中は空っぽです。
付属のコンロやバーナーを外すと収納に使用することができます。
バーナーの付属品を入れても十分に余裕があるため、その他のアウトドアグッツを持ち運ぶのに非常に便利です。
コールマンのツーバーナーの商品紹介
コールマンのツーバーナーと一口に言っても、様々な種類の商品が販売されています。
それぞれ特色があり、微妙に使い勝手も異なります。
そういった商品の違いに注目しながら、何点か商品をご紹介します。
まず最初にご紹介する商品は、「413Hパワーハウスツーバーナー」です。
とても古くから販売されている、コールマンツーバーナーの定番商品です。
ホワイトガソリン式となっており、火力が強く安定しており、非常に使い勝手がいい設計となっています。
燃料タンクは約1.6リットルの容量があり、長時間の使用が可能です。
また、メンテナンス用品や補修パーツもそろっているので、長年愛着を持って利用しているユーザーが数多くいます。
扱いやすい商品なので、初心者におすすめです。
次にご紹介するのは「パワーハウスLPツーバーナーストーブⅡ」です。
こちらはガスカートリッジ式のツーバーナーコンロです。
ガスカートリッジを取り付けるだけで簡単に使用可能です。
先にご紹介したホワイトガソリンを使用するのに少し不安な方は、こちらを利用するのがおすすめです。
また、ツーバーナーで使用できる付属品も多くあります。
ツーバーナー用のスタンドや収納ケースなどもありますが、一番のおすすめは鉄板です。
ツーバーナー用の鉄板は、非常に便利なシロモノです。
これが1つあるだけで、肉をグリルするのはもちろん炒め物など、アウトドアでの料理の幅が広がります。
バーナーとあわせて購入してみてはいかがでしょうか。
コールマンツーバーナーの使い方
ここからはコールマンツーバーナーの使い方をご紹介します。
コールマンツーバーナーは、大きく分けて2種類のタイプがあります。
ホワイトガソリン式とガスカートリッジ式の2種類です。
ガスカートリッジ式は、ガスボンベを設置して、普通の卓上コンロのようにつまみをひねれば使用できます。
特に難しくはないでしょう。
その一方、ホワイトガソリン式は使用するまでにいくつか手順があります。
慣れればそれほど難しくないので、あせらず覚えましょう。
まずは、燃料タンクに燃料を入れましょう。
こぼさないように注意しながら注いでください。
燃料を入れ終わったら、燃料バルブを開きポンプノブを引き出しましょう。
引き出したノブを再び押し込み、自転車の空気入れの要領で、空気を入れていきます。
このノブを動かす工程をポンピングと言い、このポンピングを100回~150回ほど繰り返してください。
それが終わったら、タンクをセットして着火しましょう。
安定した青い炎が出れば成功です。
火が安定せず、赤い炎が出る場合は不完全燃焼を起こしている可能性があります。
いったん火を止めて、しっかりとポンピングを再び行いましょう。
続いてメンテナンスの仕方をご紹介します。
メンテナンス方法~ジェネレーターの清掃・交換
コールマンのツーバーナーは、自分でメンテナンス可能です。
交換用品も多く販売されているので、大切に扱えば10年近く使用することができます。
それではまず、ジェネレーターのメンテナンスから行います。
ジェネレーターとは、液状の燃料を気化させる気化装置のことをいいます。
ジェネレーターを長く使用していると、ススが溜まり目詰まりを起こし、火が安定しなくなります。
そういった場合には、ジェネレーターを清掃、または交換しましょう。
清掃する場合は、ジェネレーターを分解してお酢や重曹を利用して焦げ付きを落とします。
このとき、ジェネレーターを分解する際には、無理に力技で分解しようとすると折れてしまうことがあるので十分注意してください。
特にジェネレーターチューブの内部にあるニードルという部品は、非常に細長いので気を付けましょう。
プライヤーなどを使って、ゆっくりと力を加えて分解してください。
このように注意して清掃を行いましょう。
また、綺麗に焦げやすす汚れがとれても火が安定しない場合は、ジェネレーターの交換が必要です。
ジェネレーターは消耗品なので、繰り返し使っているうちに摩耗していきます。
いくつか予備を常備しておくと、いざという時にすぐ交換できます。
交換する方法は、分解した手順と逆を行えば簡単にできます。
このときもプライヤーなどを使用してしっかりと固定してください。
メンテナンス方法~燃料バルブの交換
続いてのコールマンのツーバーナーのメンテナンスは、燃料バルブの交換です。
燃料バルブとは、燃料タンクから気化したガスをツーバーナー部分に送る部品のことです。
ここで火力の調整をしたり、ガスを遮断して火を消化させたりすることができます。
しかし、長く使っていると燃料が固まり、根詰まりを起こしてしまいます。
火が消えなかったり、うまく火力の調整ができなくなったときがその合図です。
交換しましょう。
分解する際は、レンチなどの工具を使います。
工具を使用してもどうしても開かない場合は、バーナーであぶりシール材を柔らかくしてから取りましょう。
無理に力任せにしてしまうと、タンク自体も破損する恐れがあるので、絶対にやらないでください。
上手く緩んで回るようになったら、その回した回数をしっかりと覚えておきましょう。
再び締めるとき同じ回数で固定するためです。
また、取り付け角度にも注意しましょう。
きっちりと管がつながるように、角度を調整しなければいけません。
しっかりとバルブを燃料タンクに取り付けても、ガス台に取り付けるときにずれていたら、また作業が1からやり直しです。
十分注意しましょう。
メンテナンス方法~その他
先ほどご紹介した2点の部品がよく故障し、交換が少し難しい部品です。
この2点のメンテナンスの仕方を覚えておけば、それほど問題ないでしょう。
しかし、より長く大切に使うためには、それ以外にもいくつかメンテナンスをしておいた方がいい部品があるので、それも何点かご紹介します。
まず、バルブシステムの増し締めをしておきましょう。
基本的には燃料が漏れることがないようにしっかりと絞められた状態で販売されていますが、長く使用するとナットが緩むことがあります。
燃料漏れを起こしてしまっては危険なので、増し締めを行いましょう。
バーナー部分もメンテナンスが必要です。
長く使用しているとススや錆の汚れなどが溜まってきます。
金ブラシでこすり落としましょう。
できれば分解して、しっかりと水洗いを行うの方がいいです。
また、ポンプのオイル差しもこまめにしましょう。
ポンプカップが乾燥していると、ポンピングがうまくいきません。
専用のオイルが販売されているので、それを購入しましょう。
それを、ポンプキャンプのオイルと書かれたところに入れましょう。
何度が出したり引いたりを繰り返すと、自然と滑らかになります。
コールマンのツーバーナーを長く使用するために、色々なところに注意して大切に使用しましょう。
ツーバーナーを利用して、アウトドアを楽しもう!
コールマンのツーバーナーは非常に性能もよく、耐久性も優れています。
きっちりメンテナンスすれば10年以上もちます。
長く使えば使うほど味が出てきます。
ツーバーナーを用意しておけば、料理の幅がぐんと広がります。
また、火を起こす手間が省けるのもメリットです。
買っておいて損はない商品なので、是非一度購入を検討してみてはいかがでしょうか。