ソロキャンプも楽しめるほどキャンプにハマったら、ぜひ揃えていただきたいアイテムが、ランタンです。
LEDランタンのような簡単なものではなく、オイル系燃料のランタンは、慣れるとそれ無しでは物足りなくなるかもしれません。
では、ランタンの種類のお話から、ガソリンランタンの燃料の入れ方・使い方までご紹介していきますよ!
ランタンの種類!LEDランタン
ランタンへの燃料の入れ方をご説明する前に、ランタンの種類についてご説明します。
ランタンには、「LEDランタン」「ガスランタン」「ガソリンランタン」があり、それぞれ用途や特徴が違います。
一つずつ、簡単にご紹介しましょう。
〇LEDランタン
LEDランタンは、便利さでいえばトップです。
手軽に使えて、面倒なことが苦手な人にピッタリです。
明かりはスイッチ一つで点けられて、調整も簡単な商品が多く、お子さんがいても安心ですね。
他の種類のランタンの雰囲気に近い、レトロなものもあれば、まるで、イルミネーションのようにテントに飾れる画期的なタイプまで様々です。
テント内の照明としても活躍しますし、食事の近くに置いてもいいですね。
動力は、乾電池や充電式電池パックです。
また、お値段も、10,000円くらいするものもありますが、だいたい1,000円程度で購入することが可能です。
明るさは、他のランタンに比べると劣る場合が多く、自然の炎の美しさには敵いませんが、持っておきたいアイテムですよね。
燃料の入れ方・使い方が分かれば簡単!ガス・ガソリンランタン
それぞれのランタンの特徴を、引き続きご紹介します。
〇ガスランタン
LEDランタンよりも明るく、使いやすいランタンです。
キャンプ初心者にとっては、とても助かるアイテムです。
燃料は「LPガス」や「液化石油ガス」で、専用カートリッジに入っています。
交換も簡単です。
購入したい場合、5,000円~15,000円だと考えておいていいでしょう。
燃料は他のランタンに比べると高いですし、低温時には火力が安定しないこともありますが、使い勝手がよく、同じメーカーのガスバーナーをお持ちであれば、燃料の共有もできます。
ただ、テント内で使用するのはおすすめできません。
どうしても使う際は、一酸化炭素中毒に注意し、換気を十分に行ってください。
〇ガソリンランタン
代表的なのは、コールマンのガソリンランタンです。
先にご紹介した2点より明るく、自然の炎の温かみも感じます。
ガスランタンとは違い、寒くても火力は安定しています。
純度の高いガソリンを使い、入れ方は慣れないうちは手間取るかもしれません。
また、「ポンピング」や「空焼き」などの専門的な準備が必要で、マメなメンテナンスも必要です。
着火する時に爆発したり、燃焼不良や燃料漏れを起こす危険性もありますが、手間が掛かる分、愛着もわくランタンです。
ファンが多く、昔から、キャンプでは主流なランタンなのです。
しかし、ガスランタン同様に、一酸化炭素中毒を起こす可能性がありますので、屋内、テント内での使用は控えましょう。
また、コールマンにもあるようですが、自動車用のガソリンや灯油を燃料にするタイプもあります。
コストはかかりませんが扱いにくさもあり、こちらも上級者向けのランタンです。
ホワイトガソリンが燃料!コールマンのガソリンランタン
三つのランタンについてご説明しましたが、ここからは、コールマンのガソリンランタンの燃料の入れ方や使い方をご説明していきましょう。
先ほど、メンテナンスや準備が大変だと書きましたが、きちんとした知識があれば怖くありません。
使っているとかっこいいですし、キャンプを格上げしてくれますので、ぜひ覚えてみて下さい。
「286A」つまりワンマントルランタンの使い方です。
【準備するもの】
・ワンマントルランタン
・ホワイトガソリン
・マントル
・ガスライター
・フューエルファネル
〇最初に、ホワイトガソリンをランタンに入れておきます。
そうしないと、後に説明するポンピングができませんので、空焼きして、マントルをもろくしてしまうことになります。
人気ランタン!コールマンのガソリンランタンの燃料の入れ方・使い方①
【ガソリンランタンの使い方・手順】
1.タンクにホワイトガソリンを入れる
入れ方は、フューエルファネルという、ろうとのような、赤い筒があると簡単です。
もちろん、他のろうとでも可能ですが、こちらは燃料が目安の量になったら自動的に止まってくれる、優れものです。
ホワイトガソリンの量は、8割程度がいいのですが、ちょうどそれくらいで止まります。
ホワイトガソリンを入れる時は、注ぎ口を上にした状態で傾けると、はねません。
また、ホワイトガソリンは、こぼしてもすぐに乾きますが、引火しやすいので、補充時は火気厳禁です。
2.ポンピングする
ポンプノブを左に2回転し、空気が送り込めるすき間を作ります。
そして、人差し指と中指をフックのようにして、ポンプノブを挟み込みます。
その後、親指でポンプノブに空いている穴をしっかりと抑えながら、ポンプノブを手前に引き、奥まで押し込みます。
あとは、これを繰り返すだけです。
ポンプノブが硬くなり、押し込めなくなるまで行いましょう。
穴から指を外すとそのままノブを押し込めるので、その状態で右に回してノブを閉じます。
なぜポンピングするかというと、タンク内を高圧にして、燃料を点火部に吹き出させなければいけないからです。
なるべく多くの空気を入れましょう。
人気ランタン!コールマンのガソリンランタンの燃料の入れ方・使い方②
ランタンの燃料の入れ方・使い方のご説明の続きです。
3.マントルを空焼きする
マントルは袋状にして、バーナーチューブに取り付け、空焼きします。
空焼きとは、ここでは燃料を出さずに、直接ライターなどでマントルに火を点ける、ということです。
バーナーチューブに取り付ける際には、マントルにしわが寄らないようにして整え、余ったヒモを切りましょう。
ヒモをそのままにすると、空焼きした際に、マントルが破損することがあります。
マントルの下部から火を点けると、火が上に燃えていきますので、マントルが隅々まで燃えてくれます。
マントルが黒くなり、灰になって白くなったらOKです。
灰状になったところが発光します。
4.点火する
燃料バルブを左に回すと、シューっという、ジェネレーター内の空気が出てくる音がし始めます。
それから、ジジジ...というタンク内の燃料が出てくる音がしてきます。
この音を待って、安定したら、一度燃料バルブを閉じ、ガスを換気します。
そして、10~20秒くらい時間を置いたあと、グローブの下からガスライターを挿入し、火を近づけながら、燃料バルブを左回転させてください。
そうすると、一気に火が点いて驚くかもしれません。
ポンピングを続け、火を安定させたら炎が落ち着き、ランタンらしい灯りに変化します。
おすすめランタン!灯油が燃料
ガソリンランタンの使い方・燃料の入れ方のコツが、分かっていただけたでしょうか。
最後に、コールマン以外のおすすめランタンをご紹介します。
〇ペトロマックス HK150
レトロさがありますが、見るからに実用的な灯油式のランタンです。
灯油なのでコストが抑えられるのですが、前述したように、灯油ならではの使いにくさもあり、好みが分かれるところです。
着火前の準備や火力調整の難しさ、消化の際の圧抜きなどの作業が必要になりますが、慣れれば明るさも申し分なく、明るさではホワイトガソリンよりも上、と言えるでしょう。
ただ、こちらのランタンはお値段も高いのですが、その分、品質が高く、安い灯油ランタンよりは安心して使えます。
また、ペトロマックスは見た目が古い映画に出てくるアイテムのようで、好きになると、たまらない魅力があります。
ランタンを使ってキャンプをムーディに
ランタンの種類は、LEDランタン・ガソリンランタン・ガスランタンの他にも灯油ランタンがあります。
また、コールマンのガソリンランタンはホワイトガソリンが燃料ですが、自動車用のガソリンで使用可能なものもあるようです。
ガソリンランタンは、初めは慣れた方と一緒に使うか、動画などを見て知識をつけてから使うことが必要ですが、使いこなせればとにかく、かっこいいです。
この記事を参考にして、使い方を覚えてみて下さい。