キャンプに行くとなると、いろいろな持ち物が必要になります。
キャンプを楽しんでいるときに「あれを持ってくればよかった」といった経験は、キャンプ初心者だけではなく上級者の方にもあるようです。
そこで今回は、キャンプの持ち物の中に入れるだけで役に立つ、家庭にもある道具も含めてご紹介いたします。
初心者はすべてを一気に揃えるのは大変なので、優先順位を付けて手に入れていきましょう。
初心者はまずは必要な持ち物を揃えよう
キャンプブームが到来しているといわれています。
ひとりの時間を楽しむソロキャンプなどが注目され、キャンプを始める人が増えています。
これからキャンプを始めたいと思っているのであれば、まずはキャンプ道具を揃えなければなりませんね。
キャンプ場に着いてから、あれがない、これがない、と騒ぐのはよくあることですが、できるだけ忘れ物は少なくしたいものです。
準備する段階で、持ち物リストを作っておくと、忘れ物も少なくて済むかもしれません。
また、あれば便利な持ち物は、あった方が良いのですが、初心者の段階ですべて揃えようとするとお金もかかって大変です。
まずは絶対に必要な持ち物から揃えて、状況に応じてあれば便利な物を揃えていきましょう。
キャンプにマスト!初心者はここから揃える!
それでは、キャンプには必ず必要な持ち物リストです。
- テント
- タープ
- グランドシート
- マット
- エア枕
- ペグ&ペグハンマー
- 照明
- 雨具
- ライター/マッチ
- タオル
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.テント
これは必ず準備しておきましょう。
少し値が張ったとしても、良い物を買っておくと長く使えます。
スノーピークの物は、品質が高く耐久性もあるためおすすめです。
初心者向けのテントもあります。
2.タープ
日よけや雨よけになり、キャンプにおけるリビングの空間を作ります。
ソロキャンプなどでは持っていかない人もいるようです。
3.グランドシート
テントの下に敷くことで、汚れや浸水を防ぎます。
4.マット
地面の状態が悪くても眠るために必要です。
5.シュラフ
真冬以外は使える3シーズンシュラフがおすすめです。
6.エア枕
安眠のためには、枕は意外と重要です。
7.ペグ&ペグハンマー
普通のハンマーや硬いハンマーではペグに傷がつくのでNGです。
専用のペグハンマーを使いましょう。
8.照明
LEDランタンなど、使い勝手の良い物がいろいろあります。
夜のキャンプ場は思ったよりも暗いものです。
3つは用意して、以下の用途で使うのがおすすめです。
①大きな照明(全体を照らす)
②テーブル照明
③手元灯
9.雨具
急な悪天候にも対応できるように、雨具は必須です。
低体温症にならないよう、雨の際はすみやかに雨具を着用しましょう。
10.ライター/マッチ
意外と忘れがちなものですが、あるととても便利。
火起こしのときだけでなく、紐やロープの端を焼いて止めたりするのにも使えます。
11.タオル
いわずもがなですが、意外と必須アイテムとしては忘れがちですね。
上記以外にも必要な物はあるかと思いますが、最低限これがあれば何とか初心者でもキャンプできるのではないでしょうか。
キャンプに必要な調理関係の持ち物
次にご紹介するのは、調理関係の持ち物と小物です。
- 熱源
- クッカー
- トング
- 調理道具
- キッチンペーパー
- ラップ、アルミホイル
- 食器
- クーラーボックス
- 食材/米
- 調味料
- 洗剤/スポンジ/たわし
1.熱源
ガスバーナーやバーベキューコンロなどです。
2.クッカー
フライパン、炊飯できる鍋)、コッヘルセットは最低でも用意しましょう。
3.トング
料理を取り分ける際に使用しますが、その他の使い方として主に炭に使ったり、生肉を焼く際に使ったりします。
それぞれ別のトングを使わなければならないので最低でも3種類のトングを持っていくことをおすすめいたします。
4.調理道具
包丁やまな板、フライ返しや菜箸などです。
5.キッチンペーパー
キャンプでは必須アイテムと言えます。
特にキャンプ初心者は持っていくことをおすすめします。
食器を拭いたり、食材をくるんだり、といった使い方だけではなく、テントの中の結露を拭くなど、使い方は様々です。
ティッシュペーパーよりも丈夫で吸水性もあるのでキャンプでは大活躍してくれます。
6.ラップ、アルミホイル
キャンプにおいて万能アイテムの一つです。
お皿に敷いて洗い物を少なくしたり、ランタンに巻いて明るさを増したり、料理を作る際にも役に立ちます。
キャンプ用のものもありますが、ご家庭にあるものでも十分なので、持っていくことをおすすめします。
7.食器
紙皿や割りばし、紙コップでOKです。
8.クーラーボックス
食材や飲み物を保冷するのに必要です。
夏場では常温で置いておけませんので、必需品です。
9.食材/米
三食すべてをキャンプで用意するのであれば、あらかじめメニューを決めて食材を用意しましょう。
10.調味料
食用油と塩は最低限必要です。
小分けになっている物や小さなボトルになっている物がおすすめです。
11.洗剤/スポンジ/たわし
洗剤だけでなく、スポンジも一緒に用意しましょう。
環境にやさしい洗剤がおすすめです。
キャンプ初心者が下準備に役立つ持ち物
キャンプの際の下準備にあれば役に立つ持ち物をこちらでご紹介いたします。
- 丈夫な紐
- うちわ
- ポテトチップス
- 虫よけスプレー/蚊取り線香
- 針金ハンガー
1.丈夫な紐
「紐なんて何に使うの?」と思う初心者の方もいらっしゃるかと思いますが、キャンプでは意外と使う機会が多いです。
物を縛ってまとめたり、固定したり、物を干す際に使ったりと様々な用途に使用することができます。
持ち物の中に入れても、かさばって邪魔になることがないので、キャンプには持っていくことをおすすめします。
2.うちわ
キャンプでの持ち物に必需品の一つと言えます。
火を起こす際や、夏場では特に使用する機会が多いので、持っていくことをおすすめします。
3.ポテトチップス
「おやつ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かにおやつとしても食べられますが、ポテトチップスは火を起こす際に非常に便利なのです。
着火剤がない時や切れてしまった時などにはポテトチップスに火をつけるとよく燃えます。
その反面、燃えすぎることがあるので注意が必要です。
4.虫よけスプレー/蚊取り線香
キャンプは屋外でするので、虫がたくさんいます。
キャンプ中、「虫が嫌でキャンプを途中で切り上げてきた」という方も稀に見かけます。
そこで蚊取り線香をテントの前室や出入口の近くに設置することで、虫が寄り付かなくなります。
虫嫌いな方は特に持っていくことをおすすめします。
虫よけスプレーは、天然成分のものが肌にもやさしくておすすめです。
5.針金ハンガー
衣類を干す際にも使用できますが、キャンプ中には別の使い方もできます。
「針金」であることがポイントで、形を変形させて様々な用途に使用することができる万能アイテムです。
キャンプ初心者が忘れがちな後片付けに役立つ持ち物
キャンプを楽しんだ後は、後片付けが必要です。
後片付けに役立つ持ち物をご紹介いたします。
- ごみ袋
- 干しかご
- ウェットティッシュ/ティッシュ/トイレットペーパー
1.ごみ袋
後片付けには必須道具といえるでしょう。
キャンプ場によってはごみを持ち帰らなければならないところもあるので、必ず持っていきましょう。
2.干しかご
中に魚などを入れて干すことで干物などを作るための網が張られたかごです。
キャンプ初心者の中には「キャンプで干物を作るの?」と思われるかもしれませんが、実際には別の用途で使います。
どのような用途かというと、食器などを中に入れて乾かすために使用します。
食器は濡れたまま片付けるとカビが生えることがあるので、家に持ち帰ってもう一度洗うということになります。
「キャンプ場の水は信用できないからもう一度洗う」という方はそれでもよいですが、家に帰ってからの手間を減らしたい方は持っていくことをおすすめします。
なお、雨天時は濡れない風通しのよい場所で使用しましょう。
3.ウェットティッシュ/ティッシュ/トイレットペーパー
汚れをふき取ったり、手を拭いたりと後片付け以外でも使用することができるので、持っていくと役立つでしょう。
ウェットティッシュは、アルコールが含まれているものと含まれていないものがありますが、アルコールが含まれていないタイプを持っていくことをおすすめします。
なぜなら、アルコールが含まれているもので食器などを拭いた場合、臭いが残るうえ、その上に食材を載せると味が変わってしまうこともあるためです。
キャンプ中にケガをしてしまった時に便利な持ち物
キャンプでは何が起こるか分かりません。
気を付けていてもケガをする可能性は充分に考えられます。
特に、初心者の方は無理して重いものを持つなどして、ケガをしてしまうということもあるでしょう。
そこで、もしけがをしてしまった時に使える重要な持ち物をご紹介いたします。
- 消毒液
- ばんそうこう
- 虫刺され用の薬
- 常備薬
1.消毒液
消毒液はキャンプでは必須アイテムと言えます。
キャンプ中にケガをしてしまうと、どんなに小さな怪我でも化膿してしまうことが考えられますので、持っていくことをおすすめします。
2.ばんそうこう
消毒液とセットで持っていきましょう。
キャンプには大きいタイプと小さいタイプの2種類を持っていくのがおすすめです。
3.虫刺され用の薬
意外に忘れがちなのが、虫刺され用の薬です。
キャンプ中に注意しなければならないのは、ケガだけではありません。
屋外で活動するからには虫がたくさんいます。
中には毒を持っている虫もいるので、刺された時のために虫刺され用の薬を持っていきましょう。
4.常備薬
いつもと違う環境で、体がついて行かないことも。
頭痛薬、下剤、痛み止め、湿布など、救急箱に入れてある薬は、1日分は持っていきましょう。
キャンプを楽しむための持ち物
次にご紹介するのは、「あった方が良い持ち物」です。
「あれば便利」よりは必要度が高い持ち物ですので、こちらも併せて用意しておくことをおすすめします。
- テーブル
- チェア
- 焚き火台
- ケトル
- ウォータータンク
- 軍手/耐火グローブ
1.テーブル
落ち着いて食事をするためには、やはり必要です。
ハイスタイルとロースタイル、2段階の調節できるテーブルが使いやすくておすすめです。
2.チェア
ハイスタイル、ロースタイルとありますので、どのようなスタイルでくつろぎたいのかによってチェアを選びましょう。
3.焚き火台
火を見るためにキャンプに行く、という人も多いです。
焚き火台は、初心者でもぜひ手に入れてほしいギアです。
火を見ながらゆったりと過ごす時間がキャンプの醍醐味といっても良いです。
4.ケトル
鍋でもお湯を沸かすことはできますが、お湯は使用頻度が高いためケトルがあると便利です。
おしゃれなデザインの物がたくさんありますので、お気に入りを見つけてください。
5.ウォータータンク
キャンプ場によっては水道が遠く、水を汲みにいくのが大変な場合があります。
手を洗ったり調理に使ったりするのに、ウォータータンクが役立ちます。
6.軍手/耐火グローブ
作業や焚き火をする際に手を守ってくれます。
キャンプの快適性がグッと上がる持ち物
次にご紹介するのは、「あると便利な持ち物」です。
より快適にキャンプを楽しむために、持っていると便利な持ち物です。
- ハンギングドライネット
- コット
- ランタンスタンド&ランタンハンガー
- チャコスタ
- ガムテープ
1.ハンギングドライネット
いわゆる干物網のような物です。
洗ったお皿などを入れて乾かしておくのに便利です。
吊るしておくとサイトにキャンプ感が出ます。
2.コット
持ち運びできるアウトドア用のベッドです。
地面から浮いた状態で眠れますので、ゴツゴツ感や冷気の影響を受けずに快適に睡眠を取ることができます。
また、ちょっとしたベンチになったり荷物置き場として使うこともできます。
3.ランタンスタンド&ランタンハンガー
ランタンを吊るしておくスタンドです。
昼間はドライネットなどを吊るしておくこともできます。
4.チャコスタ
炭に火をつけるのは意外に難しいものですが、これがあれば初心者でも簡単に火を起こせます。
5.ガムテープ
キャンプ道具に応急的に修繕が必要になったときなどあると便利です。
車に積んでおくと良いですよ。
キャンプ初心者でも気楽に楽しめる遊び用の持ち物
キャンプ場に来たからには外での遊びを楽しみたいものです。
そこで、キャンプに持っていくことで、子供から大人まで楽しめる遊び用の持ち物をご紹介いたします。
- フリスビー
- 水鉄砲
- ラジコン
- ボードゲーム・カードゲーム
- 花火
1.フリスビー
お子さんと一緒に楽しむことはもちろん、大人同士でも、ペットとも楽しむことができます。
広いキャンプ場だからこそできる遊びです。
キャンプでは定番となっている遊びですので、キャンプをより楽しみましょう。
2.水鉄砲
キャンプに行く際の持ち物の中に是非入れていただきたいのが水鉄砲です。
特に夏場のキャンプでは暑い季節に水をかけあえば、清涼感満載の遊びといえます。
3.ラジコン
普段と違う場所で遊ぶことで楽しさも倍増するはずです。
お子さんとも気軽に楽しむことができます。
ただし、キャンプ場の地面は平らではありません。
平らではないところでも動かせるタイプのラジコンを持っていきましょう。
4.ボードゲーム・カードゲーム
「せっかくキャンプに来たのに雨が降ってきて外で遊べなくなってしまった」というときは、ボードゲームやカードゲームが役立ちます。
などのテント内や屋内でも遊べる持ち物を持ってきましょう。
キャンプ初心者は、雨天時の過ごし方について考えておくことを忘れがちです。
あいにくの雨でずっとテントの中で過ごさなければならないときでも、ボードゲームやカードゲームがあれば楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
5.花火
夜の暗いなかでも楽しめるのが、キャンプの醍醐味と言えます。
キャンプ場によっては花火の使用を禁止しているところもあるので、事前に調べておくことをおすすめします。
使用する際は火の取り扱いには十分注意しましょう。
キャンプを楽しむ大人の持ち物
「なくても良い持ち物」なのですが、キャンプの時間を楽しむためには、ある意味とても大切な持ち物であるといえるのではないでしょうか。
1.コーヒーセット
キャンプに行ったら、コーヒーはマストです。
屋外で豆から挽いて飲むコーヒーは格別です。
コーヒー好きにはぜひぜひおすすめします。
キャンプで飲むコーヒーはいつもと同じ豆なのに、なぜかいつもよりおいしく感じるはずです。
コーヒーミルやドリッパーは、なくても良い持ち物ではありますが、コーヒー好きには必需品であると言えます。
初心者は道具を揃えるのが大変なので、まずはドリップコーヒーでもOKです。
キャンプで飲むコーヒーのおいしさを味わってみてください。
2.酒盛りセット
キャンプの夜は、静かな大人の時間でもあります。
ビールや日本酒をおいしく飲むチタンマグや、ウイスキーの雰囲気を壊さない割れないグラスなどもあります。
飲んで騒ぐのは論外ですが、夜空を見ながら飲むお酒はいつもと違う味がするはずです。
こういった持ち物はなくても困りはしませんが、このためにキャンプに行くという人もいます。
そういった意味ではマストアイテムなので、お好きな人はぜひこういった持ち物も揃えてくださいね。
キャンプ初心者でも扱える簡単便利グッズ
キャンプをより手軽に楽しめるように、初心者の方でも簡単に扱える様々なキャンプグッズが市販されています。
その中からキャンプ道具の持ち物に入れると便利で役に立つグッズをご紹介いたします。
1.ポイズンリムーバー
毒虫などに刺された際の応急処置として使用することができるグッズです。
刺された箇所に押し当てて吸引することで、注入された毒や毒針を除去することができます。
しかし、あくまで応急処置なのでできるだけ早急に医師の診察を受けるようにしてください。
【ASPILABO(アスピラボ) アスピブナン APV1100000】
参考価格:2,186円
2.SOLRランタン
ソーラー充電やUSBによる充電が可能なランタンです。
こちらのグッズはLEDライト付きのマルチボトルで、小物などが収納でき、防水なので水に濡れても問題ありません。
水に落ちても浮くようになっているので、マリンスポーツなどでも使用することができます。
【SOLRランタン TREE】
参考価格:2,952円
3.ファイヤースターター
おそらくキャンプ初心者が一番苦労するのが「火おこし」ではないでしょうか。
ライターを使用して火を起こすこともできますが、忘れてしまったり、雰囲気を壊したりしたくないという方はファイヤースターターをおすすめします。
【LIGHT MY FIRE ファイヤースチールスカウト2.0 アーミー】
参考価格:2,916円
最小限の力で火花を発生させることができます。
発生する火花も大きく比較的簡単に着火させることができます。
また、一般的なライターと違い半永久的に使用することができます。
キャンプの時だけではなく非常用にも使えるのでおすすめのグッズです。
忘れ物が心配ならレンタルを!
キャンプでは、どんなにしっかり用意したと思っても忘れ物をしてしまうかもしれません。
そんなトラブルも、キャンプの醍醐味と割り切って楽しむのもアリですね。
もし心配でしたら、キャンプグッズのレンタルを行っているキャンプ場を選びましょう。
足りない物や忘れてしまった物はレンタルすればOKです。
忘れ物を気にするよりも、キャンプを楽しむことが最優先ですね。
身近な物を使ってキャンプの楽しさを倍増させよう!
キャンプに行く際、持ち物の中にあると便利な物をご紹介してきました。
ポテトチップスが着火剤になったり、干しかごが食器の水切りかごになったり、意外な物が意外な用途で役に立つということが、ご理解いただけたかと思います。
今回ご紹介してきたアイテムは、どれも手に入れやすいものばかりです。
また、キャンプ初心者の方は「雨天時」の過ごし方も考えておくようにしましょう。
皆さまがキャンプを少しでも快適に過ごせることを願っております。