ナイフで作るフェザースティック・おすすめの種類と人気のナイフ

最終更新日:2024/02/05

ナイフで作るフェザースティック・おすすめの種類と人気のナイフ

着火剤を使用せずに焚き火の火を起こせるフェザースティック。作り方や、着火の方法を知っておくと、キャンプだけではなく、災害時などにも役立ちます。
今回の記事では、フェザースティックを作るのに適したナイフの種類やおすすめのメーカーを厳選してご紹介します。
初心者にもできるフェザースティックの作り方や、メンテナンス方法についてもお伝えしますので、これから焚き火を楽しみたい方や、着火方法に興味のある方は、ぜひ1度ご覧ください。

ナイフ一本でフェザースティックを作ろう

キャンプの醍醐味の一つ「焚き火」は、簡単に着火をするなら、着火剤を使う方法が1番です。
しかし、本格的にアウトドアの世界に浸りたい、もしくはキャンプ場でこなれた雰囲気を出すなら、焚き火の着火はフェザースティックを使う方法が最強に格好良くておすすめです。

下記でご紹介しますが、フェザースティックはコツを掴み、慣れることで簡単に作成ができるので、焚き火を楽しむ前のルーティンワークとしていかがでしょうか。

【フェザースティックとは】

薪や小枝をナイフを使いで何度も薄く削り、羽(フェザー)のようにしたものをフェザースティックと言います。
羽のように削ることで空気に触れる分を多くし、火が付きやすいような形状で、焚き火の着火剤として使用します。

フェザースティックは、キャンプ場に落ちている小枝や、焚き火に使う薪を鉈やバトニングで薪割りをした木を使って作ります。
ちなみにフェザースティックに適している木は、削りやすくて燃え付きの良いスギや松、ヒノキなどの針葉樹がおすすめです。

フェザーステックが作りやすいナイフの種類

フェザースティックを作るには、薄く羽のように削る技術の他に、それに適したナイフ選びも重要です。
ナイフ選びには、以下のポイントを軸に考えてみるとご自分に合ったナイフに出会えます。

形状

フェザースティック作りに最適なナイフの形状は、刃先がストレートでやや幅が広いスカンジグラインド(形状)がおすすめです。
スカンジグラインドのナイフは、研ぎやすく、フェザースティック作りのほか、薪割りなどのブッシュクラフトに最強の形状と言われています。

刃渡り・刃厚

フェザースティック作りは、小さい木を使う細かい作業になるので、刃渡りは10cm前後、刃厚は2~3mm前後の刃厚がおすすめです。
あまり長さがあり重たいナイフは使い勝手が悪いので、扱いやすい刃渡りと刃厚のタイプを選びましょう。

素材

フェザースティックを作るには切れ味の良いナイフの素材を選ぶことも大切です。
錆びにくく手入れのしやすいステンレス製や、ステンレスよりも切れ味が抜群のカーボン製のナイフがフェザースティック用の素材として向いています。

フェザースティック作りにおすすめのナイフ

それでは、フェザースティック作りにおすすめのナイフをご紹介します。

モーラナイフ

フェザークラフトを始めとしたブッシュクラフトに最適として人気の高いナイフがモーラナイフです。
切れ味が抜群で適度な厚みの刃、そして握りやすいグリップがフェザースティック作りに最強といわれています。

モーラナイフでフェザースティック作りにおすすめのモデルは「コンパニオン スパーク」や「コンパニオン ヘビーデューティー」、「ブッシュクラフト ブラック」です。
この他にもモーラナイフはサイズや素材、用途の違うナイフが多数揃えられていますので、1度公式ページを覗いてみてはいかがでしょうか。

オピネル

オピネルのフェザースティック用におすすめのナイフは「ステンレススチール」です。
オピネルのナイフの1番の魅力はサイズが選べるところです。
長さの違いでNo.6~No.12までのサイズが展開されていて、この数字の違いでサイズが異なります。
フェザースティックにおすすめのサイズはNo.9前後です。
サビに強いステンレス製の刃で、メンテナンスが楽ですが、折りたたみ式のためバトニングはできません。

肥後守(ひごのかみ)

鉛筆を削る、木を削る彫刻刀の役割ができるナイフとして昭和前期に流行した肥後守は、切れ味が良く、持続性のある高級刃物に多く使われる青紙鋼で作られた、歴史のある和式ナイフです。

肥後守ナイフは、同じ形状のナイフがこの名前で呼ばれることがありますが、正式には兵庫県の「永尾かね駒製作所」の登録商標です。
フェザースティックを始めとしたキャンプ用ナイフとして肥後守ナイフを使うなら、刃厚が3mmの「青紙割込」がおすすめです。

手作りナイフでフェザースティックを作るなら

自分好みのオンリーワンのナイフでフェザースティックを作るなら、手作りナイフに挑戦してみましょう。
兵庫県に本拠地を置く神沢鉄工株式会社が立ち上げたブランド「FEDECA」では、難易度別にオリジナルのナイフが作れる「It’s my knife Craft」が人気です。

ハンドルを好きな形に削って個性的なナイフが作れることはもちろん、別売りのオイルや塗料を使ってこなれ感を出す方法もおすすめです。
これからキャンプを始める方へのプレゼントとしても人気があります。

初心者にも簡単!フェザーステッィクの作り方

フェザースティックは、適度な大きさの木をとにかく薄く削るのみの作業ですが、その作り方にはちょっとしたコツが必要です。

用意するもの

  • ナイフ
  • 革製グローブ(もしくは軍手)

作り方

  1. 薪を使う場合は、使いやすい大きさになるまでバトニング(薪割り)します
  2. 木を削る時は、木の中間辺りから、木の繊維と同じ方向に、削ります
  3. ナイフで木の先端手前まで削ったら少しだけナイフを立たせて羽を作ります
  4. 薄い羽を作るには木を回しながら角を削るようにすると上手に仕上がります

最初のうちは薄く削れずに厚みが出るかと思いますが、厚くなった部分は火持ちが良くなるのであまり気にせずに作りましょう。
自宅でフェザースティック作りを練習するなら、100均などで販売されているブッシュクラフト用の安いナイフと、割り箸を使う方法がおすすめです。

フェザースティックの着火方法

フェザースティックに火をつける方法は、ライターやマッチを使うと簡単に着火できます。
何本かフェザーステッィクを作っておくと、焚き火の火起こしに便利です。

また、フェザースティック作りに慣れてきたら、ファイヤースターターや、ナイフを使って着火する方法にもチャレンジをしてみましょう。

フェザーステッィクに火が付きにくい場合は、麻ひもをほぐしてフェザースティックに巻きつけることで、火が付きやすくなります。

切れ味左右するナイフのメンテナンス

フェザースティックを完璧に作成するには、ナイフの日頃のメンテナンスがとても大切です。
切れ味が悪くなったと感じた時は、以下の方法でナイフを復活させましょう。

用意するもの

  • 砥石
  • 砥石が入る大きさの容器

研ぎ方

  1. ナイフを研ぐ30分前に容器に水を入れ、砥石に吸水させます
  2. 吸水させた砥石を平らな場所に置きます
  3. ナイフを砥石の上に置き、研ぐ場所を確認します
  4. 研ぐ場所を固定したら、角度を一定にしたまま砥石の全体でナイフを研ぎます
  5. 研いでいる面の反対側の「まくれ(反り返った部分)」がなくなるまで研ぎます
  6. 最後に布で拭き取り完了です

ナイフは研いでいるうちに、研いでいる面の反対(上になっている面)にまくれや、かえしと呼ばれる反り返った部分が出てきます。
ほんの小さな塊なので、なかなか気が付きにくいのですが、このまくれが残っているとナイフの切れ味に大きな影響を与えます。このまくれがなくなるように、両面同じ回数研ぐようにしましょう。

また、砥石が乾いてくるとナイフが研ぎにくくなりますので、都度水を足すようにすると上手に研ぐことができます。

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