アークテリクスのゴアテックス製品は修理してもらえる?

アークテリクスと聞くと、バックパックが一番に思い浮かびませんか?

最近ではファッションでも人気を集め、街中でもアークテリクスのバックパックを使用している人が増えてきました。

ゴアテックスなどの機能性素材が使用されたアイテムも多くありますが、製品にトラブルがおきた場合は修理できるものなのでしょうか。

また、破損したからと言って買い換えるのではなく、修理しながらも長く使用して、愛着のあるアイテムに仕上げたいですよね。

そこで今回は、アークテリクスのゴアテックス製品について追求していきます。

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街中でも見かけるアークテリクスって何?どんなブランド?

アークテリクス(Arc’teryx)とは、1989年にカナダで設立されたアウトドア用品を手がけるメーカーです。

アークテリクスというブランド名は、最古の鳥類として知られる始祖鳥の学名「アーケオプテリクス(Archaeopteryx)」が元となり、ブランドのロゴは、発見された化石のベルリン標本をもとにデザインされています。

まだ30年ほどの歴史の浅い会社ですが、今では世界的に有名なブランドの一つです。

有名となった理由には、以下のような点があります。

・止水ファスナー

ファスナーの隙間から水が入りこまない仕様となっていますが、これはなんとアークテリクスが開発したものでした。

このファスナーとゴアテックスの素材を一緒に使うことで、高品質な製品をつくることができます。

・アメリカ軍のウェアとして採用されている

アメリカ国外のブランドで、アメリカ軍の製品に採用されたのは、アークテリクスが唯一のブランドです。

日本では、大阪の七洋交産株式会社が正規の日本代理店となって輸入しています。

アークテリクスの製品は、正規のルートで購入すると、破損した場合の修理など、きちんとした保証制度もありますので、購入前にはしっかり確認するようにしましょう。

保証制度については、後記にてご説明していきます。

ゴアテックスって何?ゴアテックスの魅力と基礎知識!

ゴアテックスとは、アークテリクスの商品名ではなく、アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造販売している特殊な防水透湿性素材の商標名です。

「ゴアテックスファブリクス」を使用した商品という意味で、その核となるものが「ゴアテックスメンブレン」という物質です。

これはとても薄い膜でできており、1平方センチメートルあたりに、14億個以上の孔があいており、この構造がゴアテックスファブリクスの優れた防水性と透湿性となっています。

ゴアテックスメンブレン自体は0.01mmの厚さで、これに表地と裏地を張り合わせたゴアテックスラミネート構造をつくりだし、最終的に製品として使用するための素材に仕上げているのです。

また、ゴアテックスの特徴である防水性を最大限に発揮させるため、浸水の原因となる縫い目は「GORE-SEAMテープ」によって張り合わせられています。

この作業は、特許取得済みの専用機器を使用した、認定工場で作業されます。

ゴアテックスと言われるアイテムは、防水透湿性が主となり、過酷な条件化でも体をドライに保ち、快適な着心地を保ってくれる、という特徴があります。

これだけしっかりとした機能を持つゴアテックスは、メーカーでの修理対応もしっかりとしています。

また、破損箇所によっては自分で修理することもできますので、末永く愛用できるアイテムにもなっています。

ゴアテックスは洗濯できる?ウェアのお手入れと洗濯方法

アークテリクスのゴアテックスは、家の洗濯機で洗濯することができます。

洗濯の目安として、ヘビーユーザーには10~12回に1回の洗濯、ライトユーザーには20~30回に1回の洗濯が推奨されています。

洗濯をしすぎると生地の劣化が進むため、できれば推奨されている洗濯頻度を守るようにしましょう。

そして、部分的に汚れた場合は、その箇所だけタオルで拭き取る方法がおすすめです。

また、推奨回数以外でも、汚れが目立ち、水滴を弾かなくなったら洗濯や撥水加工をしてください。

洗濯の手順として、洗濯前にウェアのメインファスナーを閉め、ポケットのファスナーは開けておきます。

ドローコードはすべて伸ばし、中温(40度)のぬるま湯で洗濯します。

洗剤が残っていると、撥水加工や機能が損なわれる可能性があるため、すすぎは2回おこない、完全に洗剤を洗い流します。

洗濯を何度かすると、水滴を弾かなくなりますので、撥水加工のスプレーを吹き付けましょう。

撥水加工は、洗濯が終わったら余分な水分を振り落とし、全てのファスナーを閉めます。

濡れたままウェアをつるし、撥水加工のスプレーを吹き付けます。

アークテリクスから専用の撥水加工用のスプレーが発売されていますので、できればアークテリクス専用のものがおすすめです。

その後、乾燥機に入れ、中温(40度)で乾かします。

間違った方法で洗濯すると、破損する可能性もあり、修理不能となってしまう場合もあります。

また、アイテムによっては、一緒に使われている素材によって、洗濯方法が異なる場合はあります。

念のため、製品に付いている洗濯タグを確認の上、洗濯するようにしましょう。

ゴアテックスに修理保証はある?アークテリクスの保証制度

ゴアテックス製品だけではなく、アークテリクスでは日本の正規販売店で購入した人を対象に、「Bird Aid」という保証制度があります。

これは、日本国内の輸入元「アメアスポーツジャパン株式会社」による独自の保証プログラムで、購入時に署名した人のみが使用できるサービスです。

しかし、アークテリクスの製品を古着店やオークションなどで購入すると、購入時に署名した人ではないため対象外となってしまいますので、注意しましょう。

この保証制度は、購入した製品の30%の金額まで修理費用が無料となります。

例えば、30,000円で購入した製品は、その30%である9,000円まで修理費用が無料となります。

「Bird Aid」の保証は、購入日から3年間です。

万が一、保証期間が過ぎたあとの修理でも、有料となってしまいますが、修理してもらうことができますので、あきらめずにアークテリクスへ相談してください。

連絡先や保証対象の範囲など、アークテリクスのホームページで詳細が記載されています。

また、修理まではいかなくても、正しいメンテナンス方法が知りたい場合や、製品のコンディションを見てもらいたい場合は、アークテリクスの正規販売店へ持ち込むと、コンディションチェックを無料でしてもらえます。

保証を受ける場合は、保証書の提示が必要となりますので、忘れずに持っていきましょう。

並行輸入したものはアークテリクスで修理してもらえるの?

「正規輸入品」と「並行輸入品」の違いはご存知でしょうか?

「正規輸入品」とは、海外のメーカーから正規のルートで購入した輸入品のことです。

海外メーカーの日本支店や、契約している日本の会社から直接購入することですが、「並行輸入品」とはその逆で、正規のルート以外から購入したもののことを指します。

例えば、メーカーとは一切関係のない会社や個人が、海外から輸入したり、直接買い付けにいって日本国内で販売されているものが「並行輸入品」となります。

並行輸入品だからと言って、偽物ではなく本物の製品ではありますが、まれに偽物が販売されていることもあります。

ゴアテックスの下げ札が付いている製品でも、「実はゴアテックス製品ではない」といった偽物である場合もあります。

そのため、並行輸入品を購入する場合は、気を付けるようにしましょう。

正規輸入品の取扱店は、アークテリクスのホームページで検索することができますので、そちらで確認してみてください。

また、並行輸入品を修理したい場合、アークテリクスで修理をしてもらうことは可能ですが、保証は受けられず、修理費用が高額となってしまう場合があります。

場合によっては、近所のお直し屋さんへ修理へ出すことも検討してみてください。

アークテリクスに修理不能と言われたアイテムは自分で修理!

ゴアテックス製品が破損し修理に出したいけど、アークテリクスの保証期限が切れていて、修理費用が高額になってしまう場合や、修理できないと断られてしまった場合、程度によっては自分で修理することもできます。

破損箇所にもよりますが、放置しておくと破損した箇所が広がっていき、ますます修理不能となってしまいますので、使えなくなる前に補強をしておきましょう。

生地をつなぎ合わせてある部分のシートがはがれて、縫製箇所がむき出しになってしまった場合は、ここから水が浸入してくる場合があります。

こういう場合、メーカーは違いますが、モンベルからゴアテックスのリペアシートが発売されています。

アイロンで接着するタイプと、シールのように貼るだけのものがありますので、それを使用して補強することができます。

モンベルだけではなく、色々なメーカーからゴアテックスの修理用シートが販売されていますので、万が一のために、修理用シートを持っておくと大変便利です。

雪山や雨の日などに、ゴアテックスの上着が破れてしまった場合、体が冷えてしまい重大な事故に繋がってしまう場合もあります。

そのため、緊急用として修理用シートを持っていれば、その場で直すことができるのでおすすめです。

愛着のあるアイテムはボロボロになっても大切に使いたい!

他人からは「ボロボロ」と思われても、自分では愛着のあるアイテムで、なかなか捨てられないものってありますよね。

アウトドアを始めるときに、はじめて買ったものであったり、大切な人からもらったものだったり、特に登山で使うアイテムは、登った山の思い出が詰まっていることもあると思います。

そんなアイテムは、日頃のメンテナンスをしっかりして、壊れても適切な修理を怠らず、大事に使っていきましょう。