子供を連れての初めてのキャンプ。現地でお友達家族と合流し、一緒にご飯を食べる計画をしている方も多いのではないでしょうか。
夜はBBQの予定でも、朝ごはんに何を作るか予めメニューを決めておく必要がありますが、友人家族もいるし、できればおしゃれな朝食を作りたいという気持ちもあります。
そこで今回は、初心者でも失敗しない、手軽でおしゃれな朝食メニューについてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
簡単に作れるおすすめキャンプ飯朝ごはん
キャンプの朝は大忙し。チェックアウトに間に合うよう、片付けをしながら朝ごはんの準備もしなくてはならないため、できれば時間をかけずに料理を作りたいものです。
朝ごはんを作る際のポイントは4つ。
- 料理から片付けまでスムーズにできること
- 温かいメニューを一品加える
- インスタントを上手く使う
- 炭火は使わない(火を使うならガスコンロ)
前日に仕込むことでより時短になるのでおすすめです。
また、定番メニューをおしゃれに見せるポイントは、
- 色彩豊かな食材を使う
- キャンプならではのグッズを使う
- デーブルクロスなどおしゃれな小物を使う
の3つ。最近は雑貨屋さんや100均でもおしゃれなキャンプグッツがたくさん販売されていますので、小物を使っておしゃれに演出するのもおすすめです。
定番朝ごはん
朝ごはんの定番といえばハムエッグですよね。初心者の方はいつもの朝ごはんメニューでOK。キャンプだからといって張り切って凝った料理をする必要ありません。ハムエッグにレタスや果物を添え、パンやフランスパンと一緒に食べれば立派な朝食になりますし、おしゃれな食卓になります。後はコーンスープなどのインスタント食品を上手く活用すれば完璧でしょう。余裕があれば、前日に残った野菜使って野菜炒めをしたり、野菜とソーセージを入れてポトフにしてしまうのもおすすめです。いつもの定番メニューも、キャンプで食べると何倍も美味しく感じられるはずです。
火を使わない
フライパンや鍋さえ使いたくないという場合は、火を使わない「サンドイッチ」がおすすめ。パンに野菜やチーズ、ハムやベーコンを挟んで食べるだけサンドイッチは、簡単メニューながらもキャンプの朝ごはんにぴったりです。旬の果物と生クリームを挟んだ「フルーツサンド」もおすすめです。子どもが朝から喜んで食べてくれるに違いありません。生クリームはスプレー缶を持参すれば泡立てる必要も道具も必要なく、ワンプッシュで生クリームが出るので大変便利です。
キャンプの朝ごはんに最適メニュー、おしゃれレシピ
「できればおしゃれな朝ごはんにしたい」という方におすすめの、簡単なのにおしゃれに見えるメニューをご紹介します。
フランスパンや食パンを使ったメニュー
フランスパンや食パンを使ったメニューは色彩豊かで食卓が華やぎます。しかも簡単で子どもも喜んで食べてくれるメニューばかり。ぜひこれを機会に挑戦してみては?
ホットサンド
こんがりサクッとした食感がたまらないホットサンドは、キャンプで食べる朝ごはんの新定番です。中に好きな具材を入れて焼くだけのホットサンドは、簡単手軽で美味しいだけでなく、食卓も映えると人気が高いメニューです。千切りキャベツにハムとチーズを挟んだ定番ホットサンド、レトルトのハンバーグを挟んだロコモコ風ホットサンド、前日のBBQで残った肉を挟んでプルコギサンドなど、何を挟んでも美味しくなるのがホットサンドの魅力。レトルトの中華まんを挟んで焼いても美味しいのでおすすめです。
フレンチトースト
フレンチトーストも食卓が華やぐおしゃれメニューの一つです。家で予め仕込んでおけば朝は焼くだけなのでとても簡単です。
【作り方】
- 卵液(卵・牛乳・砂糖・バニラエッセンス)を作る
- 卵液をフリーザーバッグに入れ、食パンも入れてよく染み込ませる
冷凍保存もOK。当日クーラーボックスに入れて、朝スキレットでバターを入れて両面焼くだけです。
サンドイッチ
サンドイッチも手軽に作れる朝ごはんの定番メニューですが、おしゃれにするならバケットを食パンからフランスパンにチェンジしてみてはいかがでしょう。ホットサンド同様、中の具材を変えるだけで色々なバリエーションを楽しめます。おすすめはサバ缶を使った「サバサンドイッチ」です。スライスした玉ねぎ(水にさらして辛味をとる)と水気を切ったサバをパンに挟み、マヨネーズとブラックペッパーで味付けするだけ。癖になる一品です。
ハンバーガー
ハンバーガーも子どもが大好きなメニューのひとつですよね。具材を挟むバンズはスーパーで購入できます。レトルトのハンバーグでも美味しいですが、事前に家でタネを作って持参するのがおすすめ。フライパンで焼く手間はありますが、よりジューシーで美味しいハンバーガーになります。
ホットケーキ
ホットケーキと聞くとちょっと面倒に感じますが、最近は洗い物が一切でないホットケーキミックスがあるのご存知でしょうか。その名も「もみもみホットケーキミックス」。牛乳と卵を袋に入れるだけで生地が作れる優れものです。時間のないキャンプの朝ごはんに大変おすすめです。
和食
キャンプの朝ごはんは簡単で手軽なパンが定番ですが、2泊3日で毎朝パンだと子どもも飽きてしまいます。そんな時は和食に挑戦してみては?一見手間がかかりそうな和食も、工夫次第で驚くほど簡単に作れます。
白米
キャンプで食べる炊きたてのご飯は格別。鍋でご飯を炊くのですが、初心者の方には少し抵抗があるかもしれません。でも水加減と火加減さえ間違えなければ失敗なく美味しいご飯を炊くことができます。
水の量は、
- 米1合~水200㏄
- 米2合~水400㏄
- 米3合~水600㏄
最低1時間は米を水に浸しましょう。中火で炊き、沸騰したら弱火で12~15分ほど炊いていきます。沸騰による振動がなくなり、チリチリと音がなったら炊きあがりの合図です。10~15分蒸らして完成です。中火で5秒ほど加熱して水分を飛ばしても美味しくできます。
もっと手軽に白米を食べたいならレトルトご飯がおすすめ。15分ほど湯煎すれば食べることができます。
味噌汁
ご飯に欠かせないお味噌汁は、出汁を入れて味噌を入れて具材を入れて…の工程は面倒なので省きましょう。インスタントのお味噌汁を持参するのもいいですが、おすすめは「味噌玉」。味噌大さじ1と出汁の素小さじ1、好きな具材を一食分ボールのようにラップで丸めたものです。後は味噌玉にお湯をかけるだけなので家で仕込んでみてはいかがでしょう。
焼き魚
キャンプの朝ごはんに焼き魚なんて最高の食卓です。特に炭火で焼くお魚は本当に美味しくて格別ですよね。普段はお魚を食べない子どもも喜んで食べてくれるに違いありません。もし朝から炭を起こすのが大変であればフライパンでもOK。フライパン用ホイルを使えば油も必要なく、フライパンを汚すこともないのでおすすめです。
レトルト食品
レトルト食品は作る手間を省け、片付けも楽にできる一石二鳥のアイテムです。スープやカレー、パスタやおでんなど、お湯を入れたり湯煎するだけの簡単メニューから、缶詰を使ったアイデアレシピまで、アレンジしやすいのもレトルト食品の魅力です。インスタント食品を有効活用して、朝ごはんを簡単楽にしてしまいましょう。
朝ごはん作りに持っていきたい調理器具
これまで朝ごはんメニューをご紹介してきましたが、料理の手間や時短を叶え、おしゃれに見せるためには調理器具が必要不可欠です。そこで、朝ごはん作りに持っていきたい調理器具を厳選してご紹介します。ぜひ参考にしてください。
ガスコンロ
朝から炭を起こすのは大変なので、やっぱりあると便利なのはガスコンロです。余裕があって炭火を起こしたとしても、ガスコンロは何かと便利なので必ず用意しておきたいところです。ガスボンベをお忘れなく!
スキレット
鉄製で厚みのあるスキレットは、キャンプで揃えたい人気調理器具の一つ。使用前のシーズニングなどメンテナンスは必要ですが、使い込むほど油が馴染み、フライパンよりも料理が美味しく仕上がります。見た目もおしゃれなスキレットはそのまま食卓に出すのが一番。100均でもスキレットを購入できますので、まずはそれから試してみると良いですね。
メスティン
メスティンは取っ手が付いたアルミ製の飯ごうのことです。ご飯を炊くだけでなく、茹でたり蒸したり炒めたりと、意外と調理方法が幅広い今話題となている調理器具です。メスティンを使ったレシピもたくさんあります。
フライパン
フライパン一つあるだけで色々な用途に使えるので大変便利です。家で使っているものを持参してもいいですが、キャンプ用に鉄製のフライパンを用意するのもおすすめ。スキレットのようにそのままテーブルに置けば、ぐっとおしゃれなキャンプご飯に変身します。
人数別のおすすめ朝ごはん
キャンプといっても、一人で楽しむソロキャップ、家族で行くファミリーキャンプ、友達家族も交えた大人数でのキャンプなどあり、朝ごはんメニューも人数によって作りやすい、作りにくいがでてきます。そこで、人数別のおすすめ朝ごはんをご紹介します。
ソロキャンプ
ソロキャンプだからこそ最後の朝ごはんは楽しみたい。でも食材も使い切りたいし、できるだけ手間暇を省いた楽ちんメニューにしたい、というのが本音ではないでしょうか。ソロキャンプこそおすすめしたいのがメスティンを使った朝ごはん。アルミ製のメスティンは軽量で低価格、ソロキャンプにぴったりの調理器具です。おすすめはスープパスタ。パスタの茹で汁をスープにするのでメスティン一つで作れおすすめです。
ファミリーキャンプ
子どももいるファミリーキャンプにおすすめの朝ごはんは、ホットサンド。子どもの好きな具材を挟んでサクッと食べれるのはまさにファミリー向けの朝ごはんにぴったりでしょう。ご飯派なら冷凍焼きおにぎりもおすすめです。ホットサンドメーカーに入れて両面焼けば簡単出来上がり。香ばしい匂いが食欲をそそります。後はスープや果物、野菜を添えれば子どもも喜ぶ朝ごはんの完成です。
大人数でのキャンプ
大人数のキャンプご飯なら、みんなで好きなものをチョイスするビュッフェスタイルがおすすめです。ミニサンドイッチやミニホットドックを並べたり、前日の残り野菜を入れたポトフやシチュー、豚汁を作るのも良いですね。みんなでワイワイ楽しめます。
夏の朝ごはんのおすすめと注意すること
朝から日差しが強くて暑い夏の朝ごはんはできるだけ火を使いたくないものです。市販のサラダチキンと野菜を使ったサンドイッチがぴったり。アクセントにレモン汁をかけてさっぱりさせるのがおすすめです。
夏は食材が傷みやすいので、生肉や魚介類は夜のうちに消費することが大切です。料理前にはよく手を洗い、調理後は2時間以内に食べるようにしましょう。
冬の朝ごはんのおすすめと注意すること
寒い冬の朝ごはんは体が温まるメニューが一番ですよね。あれこれ食材を用意して品数を多くするよりも、鍋で一品どーんと人数分作るほうが簡単ですし美味しく作れます。冬はストーブを活用することが多いですが、火の取り扱いと換気には十分注意しましょう。
スープ
冷えた体を温めるにはスープが最適です。具沢山のお味噌汁やクラムチャウダー、ミネストローネ、ポトフなどはボリュームもあり満足感を得られます。冬キャンプに最適なスープメニューが色々あるので、一度お家でお試しで作ってみるのもおすすめです。
うどん
子どもも食べやすいうどんも冬キャンプの朝ごはんの定番メニュー。夜におでんや寄せ鍋を作って、翌朝残った具材やスープに冷凍うどんを入れる方法が一番簡単でおすすめです。カレールーやレトルトカレーを入れて和風カレーうどんにリメイクしても美味しいです。
キャンプの朝ごはんづくりのポイントやまとめ
キャンプの朝ごはんは片付け優先。できるだけ手間暇を省いたメニューが一番ですが、いつもの定番メニューも工夫次第でおしゃれで美味しい朝ごはんに仕上がります。レトルト食品や調理器具を上手く活用して、みんなが楽しめる朝ごはんを作りましょう。