どのブランドにもロゴマークがありますよね。
ロゴマークには、各ブランドの意味などが込められていたりして、いわばブランドの象徴でもありますね。
今回はアウトドアブランドの一つでもあるアークテリクスの、ロゴマークに込められた意味などをご紹介していきます。
アークテリクスのロゴマークの意味について…①これは動物?
アウトドアブランドの一つに、アークテリクスがあります。
ご存知の方もいるかと思いますが、ロゴマークが特徴的なブランドですよね。
斬新ともいえる骨格で描かれたものが、より洗礼されたブランドだということを表しているかのようです。
ロゴマークは会社の象徴ともいわれていますが、この特徴的なアークテリクスのロゴにはどのような意味が込められているのでしょうか。
そもそも、このロゴに描かれている動物の骨格のようなものは何なのでしょうか。
これは「始祖鳥」という化石がベースとしてデザインされています。
始祖鳥は「Archaeopteryx(アーケオプテリクス)」が正式な学名とされており、ブランド名もこれにちなんで命名されているようです。
始祖鳥は世界最古の鳥類で、断崖絶壁に張りつくように生活していたともいわれています。
その姿が理想的なクライマーと捉えられ、アークテリクスの会社の象徴にしたようです。
アークテリクスのロゴマークの意味について…②何が込められている?
先ほど、アークテリクスのロゴマークに描かれているものは、「始祖鳥」という化石だとお伝えしましたね。
始祖鳥が理想的なクライマーのような生活スタイルだったといわれていることで、会社の象徴にもしたようですが、これにはどのような意味が込められているのでしょうか。
始祖鳥は世界最古の鳥類といわれていることで、世界で最初に羽を持つ進化を遂げた生物とされています。
それまで地上でしか生活していなかった生物から、はじめて羽を創り発達させて、自由に飛び回ることを成し遂げたのです。
また断崖絶壁で生活していたこともあり、こうした始祖鳥の姿をロゴマークに描くことで、「岩を登って自由な空へはばたいていく」というメッセージがロゴマークに込められているのです。
さらに、始祖鳥だけでなく、爬虫類の生物の意味合いも含んでいます。
はじめて空を飛べるようになった爬虫類の進化のように、「アークテリクスもたゆまぬ技術などの進化を続けて行く」といったメッセージも込められているようです。
深い意味を持つロゴマーク!アークテリクスの原点も知っておこう
アークテリクスのロゴマークが持つ意味についてお話をしてきました。
何も知らないとブランドのロゴの一つに過ぎませんが、会社にとっては深い意味が込められたロゴマークなのですね。
ここで、ロゴの意味をもっと知るために、アークテリクスの原点に振り返ってみましょう。
アークテリクスは、1989年にカナダのバンクーバーで誕生しました。
その原点は、高品質のハーネスを製造していたRock Solid(ロックソリッド)社という、地元の2人のクライマーがクライミング用のハーネスを作るために設立した会社のようです。
縫製、フィット感、機能などにおいて優れたハーネスを開発し、地元の多くのクライマーから人気になっていきました。
どんどんロックソリッドのハーネスの人気が広まり、ついにカナダを飛び越えてアメリカにもその高品質さが認められ、ハーネス以外のギアの製造を求められたのが、アークテリクスのはじまりとされています。
そして、1991年にロックソリッドからアークテリクスに改名し、今に至ります。
創業当初からクライミング用のハーネスを作ることを目的としていたので、ロゴマークの意味合いにもうなづけますよね。
このあともさらに進化を続け、新素材を次々に開発していき、アウトドア業界でトップに君臨するほどまでになりました。
これができたのも、アークテリクスの社員全員が、ロゴマークに込められた意味を理解しているからなのでしょう。
アークテリクスの原点!ハーネスとは何?
アークテリクスの原点ともなっている、ハーネスについてお話をしていきましょう。
ハーネスとは、クライミングを行うときに付ける安全用具を指します。
滑落を防止するために、腰と足の付け根部分に装着するギアのことですね。
岩壁を登る際は特に重要で、自分の命を預けるものと言ってもいいものなのです。
そのため、間違った使い方などをしてしまうと、致命的な事故につながることもあります。
アークテリクスは、カナダのバンクーバーで誕生したブランドだとお伝えしましたね。
北バンクーバーは、ノースショア山脈のふもとに位置しています。
この近くには、厳しい山岳環境が広がっており、クライミングなどのフィールドにもなっています。
山脈というだけあって過酷な環境でもあるので、命の危険性はより高いものでしょう。
それでもクライマーにとっては挑戦したい場所でもありますから、過酷な環境下でも耐えられるハーネスが必要となったわけです。
そうしてできたのが、ロックソリッドのハーネスです。
近くにこのような厳しいクライミングのフィールドがあったから、高品質なハーネスを作り上げることにつながったとも考えられます。
この地域以外にも過酷なクライミングフィールドがあるでしょうから、どの場所でも最高のパフォーマンスを発揮できるよう、今もハーネスをはじめ様々なアウトドアギアの開発に力を入れています。
原点を振り返ってみても、クライマーたちのために最高のものを提供しようとしているのが伝わりますよね。
こういったことも、アークテリクスのロゴマークに意味が込められているのです。
クライミングでも大活躍!マウンテンパーカーをご紹介!
アークテリクスのロゴマークの意味や原点について、ここまでお伝えしてきました。
このようなことを知ると、ブランドへの信頼性も高まってきますよね。
ここからは、そんなアークテリクスのアイテムで、クライミングなどのアウトドアを行う際に大活躍間違いなしのアイテムをご紹介していきます。
まずは、マウンテンパーカーです。
クライミングや登山などのアウトドアシーンにおいて、アークテリクスのマウンテンパーカーは高い評価を得ています。
その理由として、「人工科学に基づいた立体構造」「優れた防風・防水・通気性」「防雨・防寒・発汗性が備わったゴアテックスを採用」などが挙げられます。
これにより、クライミングなどのアウトドアにおいても快適に動くことができるのです。
そんなオススメのマウンテンパーカーは、以下のものです。
【アークテリクス アルファ SV ジャケット】
名前にあるSVは、最も過酷な自然環境を想定して作られた、ARやLTなどのモデルのなかで最高の機能を備えているモデルとなります。
例えばアイスクライミングなどの過酷な環境下であっても、優れた耐久性を持つマウンテンパーカーなのです。
耐久性が高いと動きにくくなるという欠点があるのですが、アスレチックe3Dパターンという技術を採用することで、自由に動きやすい作りに仕上がっています。
【アークテリクス サイフォン FL フーディー】
FLは軽量で高機能なミニマリスト向けのデザインなことが特徴です。
プロテクションや機能性、耐久性を重視し、重量を最小限に抑えています。
可動域を広げるため、高度なストレッチ機能がついていますので、すばやい動きにも対応してくれるマウンテンパーカーです。
ロゴマークがカッコイイ!オススメのバックパック!
引き続き、アークテリクスのオススメのアイテムをご紹介します。
ここでは最後に、アークテリクスの象徴でもあるロゴマークが際立つアイテムをご紹介していきます。
深い意味が込められたロゴマークが際立つアイテムといえば、バックパックです。
アウトドアにはクライミングのほか、登山やバックカントリーなどもありますから、それぞれに合ったものをご紹介します。
●クライミング
【アークテリクス アルファ30】
ロゴマークが中央上部にあるため、かなり目立つ部分にあります。
これは、クライマーのために作られたといってもいいバックパックです。
耐候性の高さと超軽量を両立させた、クライマーのために最適化されたものなのです。
内側も外側もポリウレタンコーティングをされているので、水だけでなく空気も通さないものとなっています。
クライミングだけでなく、トレッキングなどでも活躍するバックパックですね。
●登山
【アークテリクス ブライズ 32】
こちらも中央上部にロゴマークがあるバックパックです。
どんな山にも対応でき、頑丈で保護機能に優れている点が魅力です。
そのうえ軽量な作りのため、アクティビティに特化したデザインでもあります。
●バックカントリー
【アークテリクス ボラ】
ボラもほかの二つと同様、中央上部にロゴマークがあります。
耐久性・耐候性に優れた、バックカントリー向けのバックパックです。
特殊なヒップベルトが備わっているのですが、これは横に回転したり上下に可動することで、摩擦を抑制することが可能となります。
それによりバランスも整うので、より自然に歩くことができるようです。
雨や雪にも強い素材を採用しているので、中のギアを守ることにも期待できるでしょう。
ロゴに込められた思いを肌で感じよう!
アークテリクスは創業当初からの思いをロゴマークに込めています。
その思いを従業員全員が理解することで、高品質な製品の開発にもつながっています。
今までロゴに意味があるのか考えたこともなかった人もいるでしょうが、どのブランドにも思いが込められているのです。
今回はアークテリクスについてお話ししてきましたので、実際にアークテリクスの製品を使ってみることで、ロゴに込められた思いを肌で感じてみてくださいね。