アウトドアでは、登山用やスキー用、トレッキング用など、それぞれに合った機能を備えたウェアを身に付けますよね。
そのウェアを扱うブランドの一つに、アークテリクスがあります。
アークテリクスにはさらに「アークテリクスリーフ」というレーベルがあり、アウトドアでも大活躍するウェアがそろっています。
今回は、定番のアトムのジャケットをメインに、アークテリクスリーフのご紹介をしていきます。
アークテリクスリーフとは?
まず、アークテリクスというブランドについてお話をします。
アークテリクスは、1991年にカナダのバンクーバーで生まれたブランドです。
創設した当初はクライミングハーネスを製造していましたが、徐々に他のギアやウェアの開発もはじめていきました。
アークテリクスのウェアの特徴としましては、使用する目的によってジャケットなどを選ぶことができる点です。
そのくらいバリエーションが豊富にそろっているのです。
それだけでなく、高品質なことでも知られています。
バリエーションの豊富さと質の高さから、クライマーをはじめ多くのユーザーから支持されているのです。
今ではアウトドアのウェアの機能で当たり前になりつつある、「止水ジッパー」や「熱圧着技術」といったものは、アークテリクスが開発した技術になります。
こういった絶え間なく行っている技術革新によっても、信頼されるブランドとなったのです。
定番のジャケットとしましては、アルファやベータ、アトムなどがあります。
そして、アークテリクスのなかには「アークテリクスリーフ」というレーベルがあるのです。
この「リーフ」はローマ字で「LEAF」と書きますが、「Law Enforcement & Armed Forces」の頭文字をとった略語となります。
日本語訳すると、「法施行&軍」を意味します。
そのため、軍隊や警察などの法的執行機関向けに作っているアイテムがそろっているレーベルなのですが、簡単に言ってしまえばアークテリクスのプロフェッショナル向けのミリタリーラインのことです。
あまり店頭では出回らないレーベルでもあるので、かなりレア商品ともいわれています。
アークテリクスリーフのアイテムは、カーキやブラックなどの硬質的なカラーが多いことでミリタリー感満載のデザインですので、男心をくすぐられてしまう方もなかにはいるそうです。
アークテリクスリーフはアウトドアでも使える?
ここではもう少し「アークテリクスリーフ」について、お話をしていきます。
先ほどもお話ししましたが、軍隊や法的執行機関向けに作られたレーベルですから、機能に関しては申し分ないくらい抜群といわれています。
元々技術力に定評のあるアークテリクスですから、より技術を凝らして作ったレーベルとなれば納得できますよね。
どのくらい機能が抜群なのかというと、軍隊を例に挙げてご説明します。
軍隊は、炎天下の砂漠であったり極寒の雪山などの、厳しい環境のなかでも行動することがあります。
そのため、こういった厳しい環境のなかでも耐えるためには、ウェアの機能に防寒性や保温性、防風性といったものが重要になってきます。
これらの機能を、アークテリクスの技術力によって優れたものにしてくれているのです。
というのも、アークテリクスリーフのジャケットは、多くの部分をハンドメイドで作られています。
丁寧に1つ1つ手で作っていることで、より高い機能を実現することができるわけです。
ですから、過酷な環境下にいたとしても、アークテリクスリーフのウェアを着ていれば耐えることが可能になります。
言ってしまえば、アウトドアでも最適なウェアともいえるのです。
過酷な環境のアウトドアといえばバックカントリーなどが挙げられますが、こういったアウトドアを行う際でも大活躍するウェアになるでしょう。
アークテリクスリーフのアイテムのなかには、アークテリクスの定番アイテムでもあるアトムもあります。
次項から、アトムをメインにアイテムのご紹介をしていきます。
アークテリクスの定番!アトムって何?
アークテリクスリーフのアイテムのなかには、「アークテリクス リーフ アトム LT ジャケット」というものがあります。
これは、アークテリクスの定番アイテムの1つ、アトムのリーフ版です。
ここでは、この定番のアトムについてお話をしていきます。
アトムの特徴としては、ジャケットに「Coreloft」という中綿を採用することで、高い保温性を維持することができる点です。
また、合成素材で作られているミドルレイヤーといった特徴もあります。
これにより、水分の吸収を抑える撥水性の機能を取り入れることが可能となっています。
さらに、アウター素材にが防水加工も施されています。
アトムは大きく3つに種類分けされ、「AR」「SL」「LT」に分けられます。
この3つにはどのような違いがあるのかをみていきましょう。
アトムの3つにはどのような違いがある?
アークテリクスのアトムには、「AR」「LT」「SL」の3つがありましたね。
これら3つにどのような違いがあるのかをみていきます。
まず、「AR」は「オールラウンド」という意味です。
あらゆる天候から守ってくれるだけでなく、多くのアクティビティで活躍できることが特長のアトムです。
中綿の量も120g/m2と、3つのアトムのなかで1番多く使われていますので、保温性の面では1番良いでしょう。
ただし重さは470gですので、アトムのなかで最も重い作りになっています。
つぎに「SL」は、「超軽量」を意味しています。
既存の素材のなかでも、最も軽いものを採用して作られています。
最軽量でありながら汎用性が高いので、様々なアクティビティに使えるジャケットですね。
最軽量ということで、アトムのなかで最も軽い260gとなっています。
ただし、軽さには高評価を得ていますが、耐久性の面では「AR」や「LT」に劣ってしまいますので、過酷な環境の際はアウターの下に着るのが良いかもしれません。
次の項で、アークテリクスリーフのアトムジャケットでもある「LT」についてお話をしていきます。
リーフ版!アトムのジャケットをご紹介
アークテリクスリーフのアイテムの1つに、「アークテリクス リーフ アトム LT ジャケット」があるとお話をしましたね。
名前のとおり、このリーフ版のアトムは「LT」になりますが、どのようなものなのでしょうか。
「LT」の意味は「軽量」です。
最小限な機能をつけることで、軽量化も実現したアイテムです。
ちなみに、「LT」ジャケットの重さは、「AR」と「SL」の中間の360gとなっています。
「アクティブなミッドレイヤーに適する」といった特長があるので、アウターとしてもレイヤリングするにも抜群なウェアですね。
レイヤリングとして着るうえで、湿気を逃がすための通気性も重要になりますが、通気性に優れたサイドパネルを採用することで、アウトドアアクティビティ中の体温調整にも役立ちます。
アウトドアでは特に、スキーやスノーボード用として作られたウェアとされています。
またリーフ版のアトムジャケットには、DWRという耐水加工されていて軽くて頑丈な生地を採用することで、非常に優れた耐久性を持ちながらも、高いパフォーマンス素材で設計されています。
さらに、両サイドに伸縮性に優れた生地を採用していますので、身体にフィットし動きやすい作りにもなっています。
軽量でありながら優れた機能が満載のリーフ版の「LT」アトムですので、アウトドアの最中も活躍するウェアといえますね。
大人気のアルファシリーズもリーフ版がある!?
これまで、アークテリクスの定番のアトムを取り上げて、リーフ版のアイテムについてもご紹介してきました。
アークテリクスにはアトムのほかにも、アルファというシリーズも定番に挙げられます。
そして、このアルファにもリーフ版があるのです。
ここでそのアイテムのご紹介をしていきます。
「アークテリクス リーフ アルファジャケット」
素材は耐久・防水・透湿性の機能を備えた、3層構造のゴアテックスシェルを採用しています。
生地のつなぎめを減らすことで軽量化にもつながり、アークテリクスの技術が詰め込まれたジャケットとなっています。
はじめにお話ししましたが、アークテリクスリーフは軍隊など向けに作られたアイテムですから、見た目のデザインは重視していません。
ロゴも目立つようについてはいませんが、かえってそれがお洒落にとらえられ、ミリタリー柄が男心を刺激するデザインのようです。
アルファのジャケットは、クライミングや登山向けに作られたジャケットですので、アウトドアの場合はこのようなシーンで使ってみると良いでしょう。
アークテリクスリーフのウェアを身に付けてみよう!
今回は、アークテリクスリーフのアトムジャケットをメインにご紹介してきました。
元々は軍隊など向けに作られたアイテムではありますが、アウトドアにおいても使用することが可能です。
なかなか店頭では出回っていないようですが、ネットなどを利用して購入することもできます。
高価なウェアではありますがアウトドアで活躍しますし、何より一生物のウェアにもなり得ます。
ぜひ一度、アウトドアで身に付けてみてはいかがでしょうか。