ランタンはキャンプの夜の照明に必要なアイテムですが、置き場所に困っているという方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、ランタンハンガーです。ランタンハンガーはタープのポールなどに引っ掛けるだけで設置ができ、そこにランタンがかけられとても便利なアイテムです。
この記事では、そんなランタンハンガーを使うメリットやランタンハンガーの素材、おすすめのランタンハンガーをご紹介します。
鹿の角を使ったランタンハンガーの自作方法についてもご紹介するのでぜひ参考にしてください。
ランタンハンガーとはどんなもの
キャンプの夜の照明に必要になるランタンですが、置き場所に困ってテーブルの上に置いている方も多いのではないでしょうか。
ランタンハンガー(ランタンフック)は、テントやタープのポールなどに固定することでランタンがかけられるようになるアイテムです。
ポールのどの位置にでも設置できるので場所を選ばずに使えます。ランタンハンガーを使うことでランタンを置ける場所が多くなるので、キャンプサイト全体が明るくなります。
ランタンハンガーを使うメリット
ランタンの置き場所に困らなくなること以外にも、ランタンハンガーを使うメリットはたくさんあります。
- 広い範囲に光が届く
ランタンフックを高い位置に設置しランタンをかけることで、広い範囲に光が届き全体が明るくなります。
- 危険が減る
種類によってはランタンが熱くなるものもあります。テーブルの上などに置いているとテーブルの上のものを取る時に触ってやけどしてしまうことも考えられます。
特に子供がいる場合は触ってしまう恐れがあるので、手の届かない高い位置にランタンを吊るせばこのような危険を回避できます。
- 他のものも吊るせる
ランタンハンガーはランタン以外のものも吊るせます。キッチン用品やごみ袋などを吊るすことで空間をすっきりさせることができます。
- コンパクト
ランタンを吊るすアイテムとしてランタンスタンドというアイテムもあります。ランタンスタンドは自立しているので、どこにでもランタンを吊るすことができます。しかし、自立する分荷物が多くなりますし、値段も高いものが多いです。
ランタンハンガーであれば、ポールなどはテントやタープなど他のものを使うのでコンパクトに持ち運べますし、低価格なので手に入れやすいです。
ランタンハンガーの素材
ランタンハンガーの素材には、「鉄製」「ステンレス製」「木製」がよく使われています。
鉄製(アイアン)は、強度が強いので重たいランタンでも使えます。鉄は錆びやすいので保管には注意が必要です。
ステンレス製は鉄製よりも軽く錆びにくいのでお手入れも簡単です。価格も安いので手に入れやすい素材です。
木製は見た目がおしゃれで、自然を楽しむキャンプの空間によくなじみます。強度は低いので重たいランタンをかける時には注意が必要です。
また、「真鍮」という銅と亜鉛の合金で作られたものもあります。柔らかいゴールドの色をしていて使いこむことで渋みのある色へと変化していきます。
おすすめの人気ランタンハンガー
ランタンハンガーは、カインズなどのホームセンターや、楽天やAmazonなどのネットサイトでも購入ができます。
いろいろなアイテムがあるので、選ぶのに迷う方も多いと思います。そこで、下記ではおすすめの人気ランタンハンガーをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
スノーピーク
スノーピークの「ランタンハンガー」は19~22mmのポールに巻きつけて固定できます。ステンレス製で巻きつけ部分が黒いのが特徴です。
また、大きいサイズの「ランタンハンガーL」もあります。巻きつけ部分が赤色で27~32mmのポールに対応しています。エントリーパックttなどのターフのポールに巻きつけることを考えて作られたハンガーです。巻きつけるポールの太さに合わせて購入しましょう。
ロゴス
ロゴスの「マメフック」は約19~25mmのポールに対応したランタンハンガーです。2個セットで短い作りになっているので、ランタンをかける以外にも使いやすいです。
水色の巻きつけ部分をポールに固定して使うランタンハンガーで、約13.5cmのミニサイズなので収納場所も取らず、持ち運びが便利です。
コールマン
コールマンの「ポールランタンハンガーⅡ」は19~30mmのポールに使えるランタンハンガーです。
使用時のサイズは約260×40mmで、ハンガーの長さは約19cmです。巻きつけタイプとは違い、金具をポールに斜めに設置するだけで固定されます。
対応できる太さの幅が広いので、いろいろなポールに対応でき使い勝手のよいランタンハンガーです。
フェンティール
フェンティールの「アイロン キャンピング ランタンハンガー クリップ テントポールクランプ」は、4個セットの洗濯バサミのような形をしたランタンハンガーです。
直径35mm以下のポールに対応可能で、簡単に取り付けることができるので使いやすいです。
ランタンを吊るす以外にも、挟んで固定できればいろいろな使い方ができるので便利です。
196
196の「ランタンハンガー」は木で作られたランタンハンガーです。木材の中でも硬い「サクラ」と「カエデ」で作られています。
サクラのほうが色が濃く、カエデのほうが色が白っぽく明るいです。木目や色は木によって異なるので、他にはない特別なものになります。
28mmと33mmの大きさがあるので、ポールに合わせて購入ができます。木製のランタンハンガーはおしゃれで自然によくなじみます。
無印良品
無印良品の「LEDランタン」はランタンハンガーがセットになったランタンです。一般的なランタンと同じように持ったり引っ掛けたりする取っ手もついていますが、ランタンの底にフックがついているので、ひっくり返して吊るすことができます。
また、付属でハンガーフックがついているのでハンガーフックを使って吊るすことも可能です。
100均
100円ショップでもランタンハンガーの取り扱いがあります。
セリアの「ランタンフック」は約19~22mmのポールに引っ掛けて固定できます。耐荷重量が1kgと少なくLED専用のランタンハンガーです。
また、ダイソーの「ランタンハンガー」は20~25mmのポールに引っ掛けて固定できます。耐荷重量は3kgです。ランタンの種類によっては重さを超えるものもあるので使用するときは注意が必要です。
山賊マウンテン
山賊マウンテンの「ショック」はポールとフックを組み合わせて使うランタンハンガーなので、ランタンハンガーだけのものとは異なりますが、特徴的なフォルムでキャンパーに人気があります。
他のランタンハンガーとは異なり、かさばり値段も高いですが、かっこいいアイテムをお探しの方は一度確認してみるのもおすすめです。
鹿の角でランタンハンガーを自作しよう
鹿の角は見た目がおしゃれなので、鹿の角を使ってキャンプギアをDIYする方が多くいます。その中でも鹿の角を使ったランタンハンガーはとてもおしゃれでおすすめです。
鹿の角は硬いのでドリルが必要ですが、作り方は簡単です。鹿の角にランタンを引っ掛けるので、ポールに巻きつける部分が必要になります。
安い巻きつけるタイプのランタンハンガーを購入し、ポールに巻きつける部分と鹿の角に刺す部分を5~6cmほど残し金ノコで切断します。
鹿の角の根本に切ったランタンハンガーの太さの穴を開けます。鹿の角は硬いので簡単には穴があかないですし、割れてしまう恐れもあるので、一気に大きな穴を開けるのではなく、2mm、4mm、6mmなどと徐々に大きくするのがおすすめです。
また、貫通しないよう注意しながら穴を開けましょう。穴が開いたら用意していたランタンハンガーの位置を確認し接着剤で固定すれば完成です。
鹿の角のランタンハンガーはかっこいいですし、人とは違った世界に1つだけのすてきなアイテムになります。