春夏秋冬−キャンプの服装選びとおしゃれに着こなすポイント

最終更新日:2022/09/15

初めてキャンプをする方にとって一番悩むのが「服装」ではないでしょうか。
場所や季節によって服装は異なりますし、キャンプへ行くからといってイチから服装を揃えるのも大変です。
そこで今回は、春夏秋冬それぞれのキャンプに適した服装選びとおしゃれに着こなすポイントをご紹介します。
ぜひ服装選びの参考にしてください。

昼間と朝晩の気温差がある春キャンプの服装

春キャンプは日中ポカポカ陽気で過ごしやすい、初心者にもおすすめのシーズン。場所によっては桜の花を見ながらのキャンプも楽しめます。
ただ昼間は暖かくても朝晩ぐっと冷え込むのが春キャンプ。服装選びで失敗しやすいので注意が必要です。

春キャンプの服装ポイント

日中汗をかきやすく朝晩冷え込む春は、速乾性と保温性が優れているアンダーウェアを選ぶのがベスト。その上に長袖のTシャツ、フリースやジャケット、動きやすいパンツのコーデがおすすめです。基本は薄手のもので揃え、天候・気温に応じて調節しやすいような服装を選ぶといいでしょう。ダウンベストやハイネックセーターで寒さ対策をするのもおすすめです。

春キャンプの寝る時の服装

寝る時の服装で取り入れたいのがヒートテックのインナー。ヒートテックのインナーを着ていれば、あとはスウェットなどいつもの服装で問題ないでしょう。それでも寒い場合は、上にフリースをプラスしましょう。足元が冷えやすいので、厚めの靴下や湯たんぽを活用するのもおすすめです。

暑い夏キャンプにピッタリの服装

シーズンの中でも一番利用する方が多い夏キャンプ。水遊びや虫取りなど、夏キャンプは活動しやすく楽しいイベントが盛りだくさん。
夏キャンプの服装を選ぶ際は素材・色にも注目したいところ。また、夏といっても夜は冷え込むことも多いので、夏でも防寒対策をしておくと安心です。

夏キャンプの服装ポイント

夏キャンプはアウトドア専用の服は必要なく、Tシャツにパンツ(ショートパンツ)といったいつもの服装で問題ありません。
注意したいのが「虫」と「紫外線」。肌を露出しがちですが、UVカット素材のパーカーや帽子、サングラスなどの小物も取り入れ、虫・紫外線対策をしましょう。
また、夜は肌寒いことも多いので、フリースジャケットなどがあれば安心です。

夏キャンプの寝る時の服装

寝る時もTシャツにパンツでOK。パンツはジャージやスウェットなど動きやすいものがいいでしょう。また、夏は寝汗もかきやすいので、寝汗で体が冷えないように、通気性・透湿性の高い素材の服を選ぶと快適に寝ることができます。

寒暖差がある秋キャンプの服装選び

紅葉を楽しんだり秋の味覚を楽しんだりと、秋はアウトドアにピッタリのシーズン。ただ日によって暑い日もあれば寒い日もあるので、普段の服装でも何を着ればいいのか迷う季節でもあります。温暖差があることを考慮して服装を選びましょう。

秋キャンプの服装ポイント

基本は春キャンプと同じような、保温性と速乾性に優れたインナーに、長袖シャツにジャケットやマウンテンパーカーなどの羽織物がベスト。ジャケットなどは撥水性と着脱性を重視して選ぶといいでしょう。山間部などは夜冷え込むので、ダウンジャケットを用意すれば安心です。
ボトムスもロング丈を選んで肌の露出は控え、ストレッチのきいた動きやすいものを選ぶといいでしょう。
また夜寒い時に備え、毛糸の帽子や手袋、ネックウォーマーなどを使って首・手首・足首の3津の首を温めると体が冷えが軽減します。

秋キャンプの寝る時の服装

秋キャンプは想像以上に寒いことが多く、特に10月下旬から11月にかけて朝晩は本格的に寒くなるので、ネットで予め昨年の最低気温を調べておきましょう。そのうえで、夜はヒートテックのインナー、足元はもこもこの靴下など、寝る時は昼間の服装を基準に重ね着をして寒さ対策をしましょう。

寒さ対策が必須な冬キャンプの服装

空気が澄んで虫もなく、星空もきれいに見える冬キャンプの強敵は「寒さ」。初心者の方はハードルが高い冬キャンプですが、適切な素材の服装を選ぶことで快適に過ごすことができます。

冬キャンプの服装ポイント

冬キャンプの服装は重ね着(レイヤリング)が基本。ただ厚みや素材を気にせずに着込みすぎると、動きづらくトイレがしにくくなるので注意が必要です。
インナーはウール素材で揃え、ミドルレイヤーは保温性に優れたフリース、アウトレイヤーは風や雪から身を守れるウェアを選ぶといいでしょう。アウトドア用の防水性に優れたウェアがベストですが、撥水加工が施されたダウンでもOK。寒さは足元からくるので、アウトドア用のソックスとブーツを用意することで快適に過ごせます。
また、冬キャンプで焚き火を楽しむ場合は、難燃素材のウェアやボトムスを選ぶことで火の粉で服に穴をあける心配もありません。

冬キャンプの寝る時の服装

日中はレイヤリングが基本ですが、寝る時まで着込んでしまうと暑くて眠れなくなることも。冬キャンプの場合、保温性に優れた冬用寝袋を使用することが多いので、厚着より薄着の方が寝袋の良さを引き出すことができ、より暖かく快適に寝ることができます。
服装は保温性・通気性に優れた肌触りのいいインナーにフリースの上下、足元は一番冷えやすいので、締め付けのない厚手の靴下にもこもこ靴下を重ね履きすると快適に眠れます。あとはネッグウォーマーや毛糸の帽子、湯たんぽなどのアイテムで寒さから身を守りましょう。

キャンプの服装−おしゃれに着こなすポイント

季節に応じた服装を選ぶことが大切ですが、機能性を重視しつつおしゃれにもこだわりたいもの。
そこで、夏キャンプの服装をおしゃれに着こなすポイントをメンズ・レディース別でご紹介します。

【メンズ】おしゃれに着こなすポイント

  • 落ち着いた色合いTシャツならカラーパンツでアクセントを
  • カーゴパンツにオーバーサイズのロゴTシャツで機能性と遊び心を
  • 海・川キャンプなら足元はサンダルで季節感を演出

服装すべてアウトドアよりにしてしまうとおしゃれな印象にはなりません。素材などアウトドアの機能性をいれつつ、流行りを取り入れた服装を心がけましょう。色合いに迷ったら、白やブラックのモノトーン上下にデニムシャツやカーキなど色物の羽織でメリハリをつけるといいでしょう。
女性は足元もよく見ているので、シューズ選びも重要なポイントです。

【レディース】おしゃれに着こなすポイント

  • ショートパンツに柄レギンスなど重ね着でおしゃれに
  • オーバーサイズのTシャツでこなれ感を演出
  • メンズライクな着こなしに小物使いで女っぽさをアピール

白は爽やかで合わせやすいですが、汚れも目立つのであまりおすすめしません。
太めのパンツにオーバーサイズのTシャツの前をインしたメリハリコーデ、あとは帽子やサングラスなどの小物使いで大人っぽくまとめるのもおすすめです。

初心者におすすめの「ユニクロ」と「ワークマン」

アウトドアブランドの服は機能性に優れたおしゃれな商品がたくさんありますが、全て揃えると高額ですし、普段使いできない場合もあります。
そこで特にキャンプ初心者の方におすすめしたいのがユニクロとワークマン。
リーズナブルでおしゃれなアイテムがたくさん揃っているので、ユニクロとワークマンのアイテムをメインに、アウターなどをアウトドアブランドで揃えるなど使い分けてるのがおすすめです。

ユニクロ

ユニクロにはエアリズムやヒートテックなどのインナーをはじめ、焚き火に強いコットン素材のTシャツなど、キャンプに使える機能的でおしゃれな服装が揃っています。フリースも着心地がよくカラーバリエーションが豊富なので、家族やカップルで揃えるのもおすすめです。

ワークマン

今注目されている人気のワークマン。特におすすめしたいのが、焚き火などで活躍する難燃ジャケットやアウター。サイズ・カラーが豊富で機能性・デザイン性にも優れ、ボトムスと合わせて1万円でお釣りがくるほどリーズナブルなのが何より魅力。男女兼用のものも多いので、カップルでお揃いにできるのも人気の理由です。

最後に

キャンプは服装選びに悩みますが、

  • 動きやすさ
  • 使い勝手の良さ
  • 普段使いできるもの

を軸に、素材や色を選ぶと失敗しません。機能性を押さえながらおしゃれなコーデでキャンプへ出かけましょう。

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