テントは乾燥機で乾かせるのか‐乾燥サービスや自宅での乾燥方法

最終更新日:2022/04/21

テント 乾燥機

キャンプに出かけた後、濡れたテントはどのように乾かしていますか?
乾燥撤収できるのであればそれが一番ですが、濡れたままの場合はどうやって乾燥させたらいいのでしょう?
テントは乾燥機を使うことはできる?など疑問をお持ちの方もいると思います。
そこでこの記事では、濡れたテントの乾燥機使用の可否やコインランドリーの利用についてお伝えします。また自宅でのテントの乾燥方法についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

濡れたテントの乾燥機使用について

キャンプの時には急な雨に降られたり、朝露、結露などさまざまな要因で、テントが濡れてしまうことはよくあります。

テントやタープを濡れたままにしておくと、カビが生えたり加水分解を引きおこしべたつきがでてしまうなど、百害あって一利なしです。そのため濡れたテントは必ず乾かすことが必要です。
では、手っ取り早く乾燥機を使って乾かそうと思う方もいるかもしれません。しかし、テントは乾燥機を使って乾かすことはできません。
そもそも防水性の高い生地のものを狭い乾燥機に入れてもなかなか乾燥しません。そのため、テント=乾燥機はNGということを頭に入れておきましょう。

コインランドリーでテントを乾燥・洗濯することは可能か

自宅の乾燥機はサイズ的にも無理だとしても、布団だって丸洗いできるコインランドリーならテントの乾燥・洗濯もできるのでは?とあきらめきれない方、コインランドリーではテントの乾燥・洗濯いずれもトラブルの原因となるためNGとされています。

実際、コインランドリーの機械の穴に金具が入ってしまい機械が壊してしまうというケースが年間十数件起きており、最悪の場合は弁償を求められる可能性もあります。
また金具のせいでテントが破れてまう可能性もあります。

先述した通り、テントは防水加工されているため機械で脱水することが困難ですし、また泥が付いたり汚れたテントをコインランドリーに持ち込むことは、ほかのお客さんの迷惑にもなりますのでやめましょう。

ちなみに洗濯可能なシュラフの場合は、ネットに入れて洗濯することができますよ。

正しいテントの乾かし方とは

では濡れてしまったテントをどうやって乾かしたらいいのでしょう?
ポイントは「乾燥撤収」を目指すことです。

テントを乾燥させる基本は太陽に当てることと風を通すこと。乾燥時間の目安としては、晴れていればテントを上手に広げてしっかり太陽に当てて干すだけで30分程度で乾かすことができます。

ドーム型テントをお使いの場合は、朝起きたらすぐにテントのフライシートを外しておくことで早めに水気をとっておくと良いでしょう。

大きなツールームテントも同様に、朝のうちに取り外し可能なフライシートなどは外して、シートをタオルなどで拭いたり、振ったりして水分を飛ばしましょう。水分をテントからできるだけ取り除くことで乾燥時間を短縮することができます。

組み立てたままにしておくならすべての開口部を開けておくこともポイントです。

撤収する朝も雨が降っている場合は、乾燥撤収は諦めて以下を参考にキャンプから帰ってからテントを乾かしましょう。

自宅でのテントの乾燥方法

濡れたまま持ち帰ったテントは一刻も早く乾燥させたいですよね。では自宅でできるテントの乾燥方法をお伝えします。

庭やガレージ、ベランダなど、テントを広げたり掛けて干すスペースがあるのであれば、利用しない手はありません。早速テントを広げましょう。
一気に乾かすことが難しくても物干しざおやベランダにテントをかけて、太陽に当たる部分や空気が触れる部分をひっくり返したり移動しながら少しずつ乾かしていきましょう。
庭やベランダがない場合でもまだまだ方法はあります。

お風呂の浴室乾燥で乾かす

テントを干すときも活躍してくれるのは、お風呂の浴室乾燥機能です。
テントのサイズにもよりますが、シャワーカーテンや洗濯用のポールにテントやタープを数時間かけておくだけで乾燥させることができます。

また浴室なら、テントについた汚れもさっとシャワーで洗い流せるのもとても嬉しいですよね。

布団乾燥機を使ってテントを乾かす方法

布団乾燥機をお持ちなら、ぜひ有効活用しましょう。布団乾燥機でもテントをしっかり乾かすことができます。

方法はいくつかあり、テントのチャックを閉めたすき間から布団乾燥機のホースを入れてスイッチオン!あとはテントが熱風でどんどん膨らみながら乾燥していきます。
特大ゴミ袋の中にテントをできるだけ広げて入れて、布団乾燥機を差し込むという方法もあります。この場合はゴミ袋のはし2カ所をカットしておくことで空気の通り道を作りましょう。

その他の方法

マイカーにテントを被せることで立体的にして乾燥させる方法や、車の中にテントを広げて乾燥させる方法もあります。

テント設営が可能な公園が近くにあるなら、テントをもう一度たてて干したり、広げておくだけでも乾燥させることができます。

テントの乾燥サービスを利用するという手も

テントを乾燥させるのにそこまで時間も労力もかけられないという方には、テントの乾燥サービスがおすすめです。

送料を含めてある程度の金額はかかってしまいますが、クリーニングや撥水加工なども一緒に頼むことができるので、テントのメンテナンスを兼ねて利用してみるのも良いでしょう。

スノーピーク製のテントなら『テント・タープ・シェルターの乾燥サービス』をWEBでも受け付けてくれます。

また、「そらのしたテントクリーニングサービス」や「テントクリーニング.com」など、テントの乾燥サービスを行っている専門業者に依頼するという方法もありますので、ぜひチェックしてみてください。

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