テントスカートの役割とは-メリット・デメリット自作方法も解説

:2022/03/25

テント スカート

今使っているテントが劣化し、テントの買い替えを検討しているという方も多いのではないでしょうか。
どんなテントがいいのか悩みますが、テント選びで悩むことの1つに「スカート」があります。
そこで今回は、スカートの役割、メリット・デメリットなど、スカートのあるなしで何が違うのか、スカートありがいいのか知りたい方へ向けて、詳しくご紹介いたします。

テントスカートとは-スカートの役割

テントスカートとは、テント下に付いた、スカートのようにひらひらした裾のことを指します。
必ずしも全てのテントにスカートがついてるわけではありませんが、スカート付きテントは、秋・冬キャンプの寒い時期も可能な4シーズン対応のテントが多いようです。
とはいえ、スカートにはメリットやデメリットがあり、スカートのみ自作する方法もありますので、ご自身のキャンプスタイルをよく考えてスカートありなしかを選ぶといいでしょう。

テントスカートのメリットとデメリット

テントを選ぶ際に迷うスカートの有無ですが、スカートの有無によってどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

テントスカートのメリット

テントスカートのメリットは以下の3つ。スカートが必要かどうかの目安として捉えてください。

虫の侵入を防げる

夏キャンプで厄介なのが虫の侵入。一度テント内に虫が入ってしまうと追い払うのが難しく、虫が入ったままのテントで寝るのはとても嫌なものです。虫はテント下の隙間からも侵入するので、スカート付きテントなら虫が侵入しづらくなり安心です。虫が苦手な方には効果的です。

雨の跳ね返りを防止できる

キャンプ中に天候が悪化し雨が降ることもありますが、そんな時もスカートがあれば安心。雨風が強いと雨や泥が跳ね返ってテント内に入ってくることがありますが、雨や泥の跳ね返りをスカートが防いでくれます。
スカートは雨の日にも大変効果的です。

冬キャンプの寒さ対策になる

テントスカートがもっとも効果を発揮するのが冬キャンプ。中でも雪中キャンプよりも雪がない冬キャンプにこそ役立ちます。
スカートには地面からの冷気を防ぎ、テント内を暖かくする役割があるため、テント内で暖房器具を使う冬キャンプこそ効果を感じやすいですが、雪中キャンプの場合は雪で隙間を埋めることができるので、スカートなしテントでも対応できます。
いずれにしても冬キャンプは足元の冷えが大敵ですが、スカートがあれば足元の冷えも軽減できるわけです。

テントスカートのデメリット

次にテントスカートが付いていることのデメリットについてご紹介します。メリットであることが逆にデメリットになり得るということがわかるのではないでしょうか。

夏は通気性が悪くテント内が暑くなる

スカート付きテントはオールシーズン使えるので夏キャンプにも使えるわけですが、スカートが持つ効果の保温性が夏キャンプでは逆効果となり、通気性が悪くなりテント内が暑くなってしまいます。
スカートを巻き取れば少しは通気がよくなりますが、簡単に巻き取れなければ効果は期待できないでしょう。スカートでテント内の温度が上がりやすくなるのはデメリットでしょう。

結露が発生しやすくなる

スカートは地面からの冷気を防ぎ、テント内の保温効果を高めてくれますが、湿度が高まり、換気がままらないと必ず結露が発生します。
特にテント内外の気温差が激しい秋・冬キャンプは結露が発生しやすいので注意が必要です。

汚れやすい

スカートのメリットである雨の跳ね返り防止ですが、スカートは直接地面に接するので、特に雨の日は泥がつきやすくなります。雨の日以外でも土や草などが付きやすいので、スカート部分が汚れやすいのはデメリットの1つです。

テントスカートの効果を発揮するのは冬キャンプ

メリット・デメリットを比較するとよくわかるのですが、スカート付きテントは冬キャンプにこそ効果を発揮することがわかります。
確かに結露は気になりますが、冬キャンプの大敵は寒さです。
冬キャンプはテント内で過ごす時間が多く、できるだけ隙間風を防ぎたいもの。
スカートがあるとなしでは暖かさも違うので、冬キャンプも楽しむ方なら、スカート付きテントがあると快適に過ごせるでしょう。
また、冬キャンプで悩む結露ですが、コットン生地が使われているテントを利用すれば結露しにくくなりますので、生地にこだわるのもおすすめです。

テントスカートの固定方法とポイント

テントスカートは広げたままだと見栄えも悪く効果が半減します。
そこで、テントスカートの固定方法とポイントについてご紹介します。

スカート部分を綺麗に張るポイント

スカートにはペグで固定できるよう穴が開いてるので、そこにペグを打ってバタつきを某防止させることはできます。
スカートはある程度の重さがあるので、強風が吹かない限りバタバタすることはないですが、それでも見た目はどうしてもヨレヨレしてしまいます。
そこでおすすめしたいのが、100均などで購入できるヘアゴム(太め)とペグを使った固定方法です。
ヘアゴムを20cmほどカットし、スカートの両端にある輪っかに結びつけてペグにひっかけテンションをかけるだけ。スカートにある穴に一つ一つヘアゴムを結びつけるのは大変ですが、一度結べば外す必要はありません。
ヨレヨレだったスカートもピンと張って綺麗になりますのでぜひお試しください。

スカートを内側に入れる方法も

スカートは外側に広げて使うことで地面からの冷気をシャットアウトできるのですが、雪中キャンプの場合、スカート部分を内側に入れる方法もおすすめです。
雪中キャンプでスカートを外側に広げると、

  • スカートに雪がこびりつかないので撤収が楽
  • ペグの長さによっては雪で滑って地面に刺さらない
  • ペグが凍って抜けにくくなる

という悩みが出てきます。
それも内側に折り込んでシートなどで固定することで解消されます。

スカートが破れた時の対処法

実はスカート部分が破れることも多く、強風によってペグダウンしていたスカートの裾が破れてしまうことも。キャンプをするのに支障はありませんが、破れた箇所が広がらないよう応急処置する必要があります。
スカートが破れた場合は、まずスカート部分に付いた汚れを落とし、破れた箇所を挟んで表と裏の両面にガムテープを貼りましょう。できれば強度と厚みがある布テープがおすすめ。破れた箇所が広がらないよう防止できます。
布テープでも応急処置ができますが、もしものときに備えて、耐水性のある補修テープを持参するのもおすすめ。中でもおすすめなのが「ゴリラテープクリスタルクリア」。
曲面にもぴったり貼れ、クリアタイプなので見た目も綺麗に補修できます。防水・耐熱・耐寒に優れているので、さまざまな箇所の補修に活用できます。

冬のみテントスカートを自作して取り付ける方法も

冬キャンプに効果を発揮するテントスカートですが、お持ちのテントにスカートが付いてないこともあるでしょう。
この先毎年行くかどうかもわからない冬キャンプのために、スカート付きのテントをわざわざ買い直すのは費用もかかります。
そこでおすすめしたいのが、スカート部分のみを自作する方法です。
直接縫い付けないので、必要な時に取り付けられ大変便利です。

テントスカートの生地選び

生地はブルーシートで作れますが、おすすめは「ユタカシート」。
スカートの生地の色は付けた時に浮かないよう、テントとの色合いを考えて目立たない色を選ぶと◎。ユタカシートにはブルーの他、テントに馴染みやすいグリーンやシルバー、ブラック、迷彩柄、白などカラーバリエーションが豊富に揃っているので、お持ちのテントの色に合わせて選ぶといいでしょう。

【簡単】テントスカートの作り方

  • 材料
    シート、ダブルクリップ
  • 作り方
    作り方はとても簡単。シートを30cm~40cmくらいの幅にカットするだけです。断面はほつれることがないのでカットするだけで大丈夫。カット部分の処理が必要ないので誰でも簡単に作れます。
  • 取り付け方法
    出来上がったシートを入り口部分を除いてダブルクリップで周囲をぐるっと挟めばOK。多めにダブルクリップで挟む方が気密性が高まります。

自作する際の注意点

シートの幅が短いと地面から浮いてしまい、スカートの効果を得られないので、カットする際は長さに注意しましょう。
取り付け方法に関しては、ダブルクリップで挟む方法の他にも、マジックテープや強力マグネットで取り付ける方法もありますので、一番簡単でベストな方法を選んでください。
ハトメをつければペグダウンでき、よりしっかりとスカートを張れますが、そもそも自作したシートは安価なので、思い切って直接生地の上からペグダウンするのも考え方の1つです。

乾きにくいスカート付きテントの乾かし方

スカート付きテントは濡れると乾きにくいのが難点。濡れたまま対処せずに片付けてしまうとカビが発生し、汚れが残ってしまいます。
テントを乾かす際のポイントは、

  • テントを片付ける前に水気をできるだけ拭き取っておく。
  • 撤収する2時間ほど前から乾かし始める。
  • パーツをバラバラに広げて乾かす。

テントを広げるスペースがない場合は、ロープを使って簡易的に物干しを作って干す方法もあります。
また、現地で乾燥できればいいのですが、時間がなかったり雨が降っていたりなどで乾燥できない場合もあります。その場合は撤収したテントを適当にたたみ、大きめのゴミ袋に一旦入れて、さっさと持ち帰るのがおすすめ。後は自宅へ帰ってから天気の良い日にテントを干しましょう。

テントスカートは必要か不要か-なしでもOKな理由

そもそもテントスカートが必要か不要かで悩む方も多いでしょう。
結論から言えば、"夏キャンプなら不要""冬キャンプなら必要"という考えでいいのではないでしょうか。
「やっぱり必要」となれば、自作する手もあるので、必ず必須ではないということです。ただあると便利なこともあるので、テントを買い直す方であれば、手持ちのテントに自作スカートで試してみて、その上で「便利だな」「あった方が楽だな」と思うならスカート付きテントを購入すればいいのではないでしょうか。

最後に

今回はテントスカートについて詳しくご紹介してきました。
実際本当に便利かどうかはキャンプスタイルにもよりますので、あったら便利かもというくらいの認識でもいいと思います。
また、スカートの自作についてもご紹介しましたが、手持ちのテントにオーダーメイドでスカートを取り付ける方法もあります。自作よりも費用はかかりますが、テントに合わせて加工してくれますので、気になる方は一度問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

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