ファミリーキャンプに人気の5人用テントは、構成人数や、どのように使うか、何をメインにキャンプを楽しむかで選び方が変わります。そこで今回は、5人用テントのタイプ別の選び方や、メーカーやブランド別のおすすめのテントをご紹介します。
初めて5人用テントを購入する方、もしくは家族が増えてテントの買い替えを検討されている方の参考になるような情報を集めましたので、ぜひご覧ください。
5人用のキャンプテントの選び方のコツ
ファミリーキャンプに最適な5人用テントは、4~5人用、もしくは5~6人用などがあり、どちらを選ぶのか悩みますよね。
テントに表示されている収容人数や、形状を見て購入をしても、実際には狭かったり、5人は寝られるけど、荷物を置くスペースがなかったりなどさまざまです。
5人用のテントを選ぶ時は、使う人数の他に、大人と子供の比率や、身長、体格などが関係するので、購入の際は実際に店舗でテントを見る、もしくは口コミなどを参考にすると良いでしょう。
それでは、5人用のテントを選ぶには、どのようなポイントを重視したら良いのかを考えてみましょう。
テントの収容人数で広さをイメージ
テントのメーカーにより異なりますが、5人用として使うテントは、4~5人用でサイズが約270x270(cm)、5~6人用でサイズが約300×300(cm)です。
広さの感じ方は、テントのタイプにより異なりますが、この数値を目安にすると、5人で使う場合のイメージがしやすくなります。
家族5人で使う場合、大人2人、子供3人のケースが多くなりますが、子供の成長具合などを考慮すると、大き目のサイズのテントの方が長く使用できると思います。
また、荷物を収納できるかどうかも重要です。
5人で寝て、なおかつ荷物を置く場所があるかもイメージをしておきましょう。
テントは多くのキャンプアイテムの中でも高額で、頻繁に買い替えはできないものです。
そのため、使う人数と広さのイメージはしっかりと予想しておくことが大切です。
ちなみに、1~2人用のテントのサイズが約210×130(cm)、2~3人用のテントのサイズが約210×180(cm)、8人以上のサイズが約420×300(cm)です。
設営が簡単
テントの設営が苦手、もしくはキャンプ初心者の方は、設営が簡単な5人用キャンプが良いでしょう。
1人、もしくは2人で設営できるテントや、ワンタッチテントなら、小さな子供のいるご家庭でも簡単にテントを設営できます。
デザイン重視
5人用テントはさまざまなタイプがありますが、せっかく使うならおしゃれでテンションが上がるデザイン性のあるテントがおすすめです。
テントのデザインは、ブランドロゴ、色、形などさまざまですが、好きなデザインのテントで行うキャンプはいつも以上に楽しく感じます。
5人用におすすめのテントのタイプ
それでは、5人用としておすすめのテントのタイプにはどのような種類があるのでしょうか。
テントの形状別にその特徴をご紹介します。
ドーム型テント
比較的簡単な設営が可能なドーム型テントは、キャンプで定番のタイプです。
ドーム型の形状が、風に強く、登山用やソロキャンプ用などの少人数タイプから、8人以上のものまで幅広いサイズから選べます。
2ルームテント
トンネル型やかまぼこ型と呼ばれることもある2ルームテントは、リビングと寝室の2部屋を確保できるタイプで、広さ制限のあるキャンプサイトにおすすめです。
タープを使用しなくてもリビングが確保されるので、コスパの良いテントと言えます。
ワンタッチテント
初心者の方や、環境の整ったキャンプ場で使用するなら、圧倒的に設営が簡単なワンタッチテントがおすすめです。
通常のテントは、ポールの組み立てやテントにポールを取り付けるなどの作業工程がありますが、ワンタッチテントは、ポールとテントが最初からセットされているので、面倒な手順を考えずに設営が可能です。
ワンポールテント
ティピや、モノポールテントとも呼ばれるワンポールテントは、1本のポールでテントを設営できるタイプです。
天井が高く、個性的なとんがり屋根が特徴で、キャンプの他、フェスなどで利用する方も多く人気があります。
風に強い5人用ドーム型テントのおすすめランキング
キャンプの定番「ドーム型テント」をランキングの高いおすすめのものを、メーカーやブランド別でご紹介します。
スノーピーク:「アメニティドームL」
高品質ながら、比較的安い価格で満足度の高い人気のテントです。
弾力性に優れたポールと流線形のデザインが風に強く、耐久性と防水性に優れた素材が採用されていて、色分けされたフレームのエンドパーツにより、設営に迷うことがありません。
天井は低めですが、大きなサイドドアパネルで出入りがしやすくなっています。
コールマン:「BCクロスドーム/270」
低価格ながら、圧倒的なコスパで人気のBCクロスドームは、4~5人用のテントで、初めてのテントの購入におすすめのモデルです。
設営後のテントの高さが175cmあるので、居住性も抜群です。
キャノピー用のポールが標準装備されているので、テントのみで快適なキャンプが過ごせます。
ノースフェイス:「ドーム5」
独特の丸いフォルムが目を引くドーム5は、過酷な環境にも対応できる「サミットシリーズ」のテントです。
前後の二カ所に出入り口があり、5本のポールで八角形のドームを形成するので、広い居住空間で過ごせます。
他のドーム型テントに比べると、比較的値段は高いですが、耐久性を考えるならおすすめのテントです。
モンベル:「ムーンライトテント 5型」
月明かりでもテントの設営ができると人気のムーンライトテントは、モンベルのロングセラーモデルです。
風通しが良く、蒸れにくい設計で、雨の多い季節のキャンプも快適に過ごせます。
フレームを広げ、テントを吊り下げるだけの簡単な設営で、さらにテントの素材は難燃加工がされているので、焚き火などの火の粉の飛び散りにも安心です。
サウスフィールド:「ドームテント」
サウスフィールドのドームテントは4~5人まで収容可能なタイプのテントです。
機能性が十分ながらも、低価格で購入でき、コスパの良いテントとして人気です。
荷物置き場として使える前室が付いているところも魅力の一つです。
ベアーズロック:「ハヤブサテント 5人用 TM-501」
軽量でコンパクト、設営が簡単なテントとして評判の高いハヤブサテントは、雨に強いフライシートと風に強い設計が魅力のテントです。
自立式のテントのため、ペグ打ちが出来ない場所での設営も可能のため、災害時の一時避難場所としても使用できます。
人気上昇中!おすすめの5人用2ルームテント
リビングと寝室が分かれている2ルームテントは、キャンプサイトが狭い、もしくはタープを持ち歩かないキャンパーに人気があります。
DOD:「カマボコテント3 M」
一般的な日本のキャンプサイトにあわせたサイズに設計されたカマボコテントは、一年中使えるタイプの2ルームテントです。
すべてのパネルがメッシュ素材のインナーテントは、暑い夏を快適に過ごせ、広いリビングスペースでは10人の大人がくつろげます。
また、天井の高さが195cmで、身長の高い大人も立ちながら歩けるところも魅力の一つです。
キャプテンスタッグ:「モンテ スクリーンツールームドームテント(5~6人用)」
寝室のスペースに余裕がほしい方は、モンテスクリーンルームドームテントがおすすめです。
女性に嬉しい1mmメッシュが全面に施されているので、虫の侵入が少なく、プライベート空間の守られたリビングでゆっくりと過ごせます。
突然の雨にも安心な、雨水を逃がすフラップをテントのサイド面に装備し、後方にも荷物を置くスペースが確保されています。
コールマン:「タフスクリーン2ルームハウス/MDX」
強風に耐えるアルミフレームを採用し、ランタンハンガーなどうれしい装備が付いたタフスクリーン2ルームハウスは、一人でも設営ができるアシストグリップ付きで、初めて購入する2ルームテントとしておすすめのタイプです。
リビングは全方向メッシュで虫の侵入を防ぎ、寝室とリビングはクロスフレームが採用されているため、広い空間で過ごせます。
初心者におすすめ設営が簡単な5人用ワンタッチテント
キャンプ場での設営の手間が少ないワンタッチテントは、テントの設営に時間がかからず、比較的軽量なタイプが多いので、初心者キャンパーや、女性だけのキャンプにおすすめです。
ケシュア:「エアーテント AIR SECONDS6.3 FRESH&BLACK 6人用3ルーム」
ケシュアのエアーテントは、空気を入れるだけでテントが設営できる気軽さが人気のエアポールテントです。
ベッドルームが3つあり、アレンジ次第で2ルームテントとしても使用できます。
独自開発のフライシートは、遮熱、遮光性に優れ、雨や風などの過酷な条件にも強い特徴があります。
エアーテントの設営には、別売りのハンドポンプが必要です。
クイックキャンプ:「ダブルウォール ドームテント ラージ(QC-HL270)」
テントやパーツを広げ、傘の様に設置ができるワンタッチ式のダブルウォールテントです。
インナーテントとフライシートは分離しているので、結露の多い時期も安心です。
通気性が抜群な大きなメッシュ窓が付いているので、暑い夏にも活躍します。
ワカサギ釣用のワンタッチテントはキャンプで使える?
冬に大活躍のワカサギ釣り用のテントは、氷に穴をあけてテントの中で釣りをすることを目的とした設計なので、床のないタイプが多く、メッシュなどの虫の侵入を防ぐ装備はありません。
しかし、ワカサギ釣り用のテントには気密性の高いタイプもあるので、冬でも暖かいのが特徴です。
もしもキャンプでワカサギ釣り用のテントを代用するなら、虫の少ない時期で、タープなどを使ったカンガルースタイルや、グランドシートを敷いたり、コットなどを使うなどの工夫が必要です。
結論としては、5人用テントとしてワカサギ釣りのテントを使うのは、通常のキャンプ用のテントの機能を補うためのアイテムを追加しなくてはいけないので、おすすめできません。
おしゃれなキャンプなら5人用ワンポールテントがおすすめ
キャンプだけではなく、フェスなどでも人気のワンポールテント(ティピ)は、おしゃれなキャンプサイトを目指す方にはぴったりのテントです。
ワンポールテントは、その形状によってはテントの端が低く通常よりも狭いタイプもあるので、5人用タイプよりも、少し多い人数のものを選ぶと良いでしょう。
DOD:「ワンポールテントL」
8人用のテントのため、5人で広いスペースでくつろぎたい方におすすめのワンポールテントです。
インナーテントは通気性が抜群のメッシュ素材で、熱や湿気を逃しやすいフライシート、さらに前後に出入り口用のドアが付いているので、人数の多いキャンプにぴったりです。
付属のペグはフックの部分が蓄光素材になっていて、夜間でも足を引っかける心配がありません。
デイキャンプなら5人用のサンシェードやタープで楽しめる
子供が小さくてまだテント泊はできない、もしくは連休のないお仕事で日帰りのキャンプを楽しむなら、デイキャンプ用のサンシェードや、タープがおすすめです。
サンシェードは本格的なキャンプ用のテントよりも比較的安い値段で購入でき、タープはテント泊をする時にも活躍します。
そのため、デイキャンプ以外でも、海や自宅の庭でのお昼寝などにも重宝するので、1つ持っていても損はありません。
コーナン:「SOUTHERNPORTのサンシェードやタープ」
ホームセンター「コーナン」のオリジナルブランドSOUTHRNPORTのサンシェードやタープは、低い価格設定で人気があります。
SOUTHERNPORTのサンシェードは、2~3人対応のポップアップテントで、5人用として使うには厳しいですが、外でBBQをする時の荷物置き場や、赤ちゃんのお昼寝用として使えます。
また、SOUTHERNPORTのスタンダードタープは、UVカット加工で、耐水性もあり、高さ調節も可能なので、天候に合わせた使い方ができます。
激安で5人用テントを手に入れる
これまでご紹介してきたテントは、値段の割にはパフォーマンスの高いものなどがたくさんありますが、ハイブランドテントを激安で手に入れるなら、メーカーやブランドのセール情報をチェックしたり、アウトレット品を狙う、もしくは価格比較サイトで最安値を調べる方法がおすすめです。
また、大型スポーツ店や、ホームセンターなどは、季節の変わり目や、決算時期、モデルチェンジの時期を狙うことで、通常よりも激安のテントが手に入る可能性があります。
特に激安の5人用テントは、子育て世代のファミリーキャンプには人気が高いので、早めに探しておきましょう。