【キャンプ初心者必見】簡単にできる焚き火用薪の5通りの組み方

最終更新日:2024/05/10

【キャンプ初心者必見】簡単にできる焚き火用薪の5通りの組み方

キャンプ場での焚き火は、その炎で気持ちが癒され、さらに調理もできる優れものです。焚き火は薪の組み方によって、炎の燃え方や、火持ちの時間などが変わり、使い方によって組み方をかえるとキャンプの焚き火がもっと楽しくなります。
今回の記事では、焚き火をする時の薪の組み方に注目し、初心者の方でも簡単に薪を組める方法を特徴別に5通りお伝えします。

初心者におすすめの焚き火の組み方は主に5種類

ガスバーナーなどのツマミを回すと火が付くアイテムとは違い、薪の組み方や着火方法は難しいと思われがちな焚き火ですが、基本的な薪の組み方を知っておくことで、キャンプ場でもスムーズに楽しめるとしたら、試してみたいと思いませんか?

焚き火用の薪の組み方は、天気や、目的別にいろいろな方法があり、どの組み方が良いのか迷う方もいると思います。
そこで初心者の方でも簡単にできる薪の組み方を特徴別に5つに分けてご紹介します。

キャンプ場でもイメージしやすいように、ご自宅で割り箸などの木を使い練習をしておくと、実際の薪を組む時も楽になります。

料理に便利な並列型

数ある薪の組み方の中でも1番実用的な組み方と言われる方法が並列型です。
並列型の薪の組み方は2通りあります。まず1つ目は、並列に置いた2本の枕木をベースに薪を並列に並べる方法です。2つ目は、1本の枕木をベースに他の薪を横に垂直、または放射状に並べる方法です。
並列型は、ベースとなる枕木を太くすることで、湿った地面の上でも火が付きやすく、火力アップのための薪の追加も簡単にできるので、料理向きのタイプの組み方と言われています。

大人数で盛り上がるなら井桁型

薪の組み方が「井」の形、所謂キャンプファイヤーの形状が井桁型です。学校行事でキャンプファイヤーを経験した方ならその形状はとてもわかりやすいと思います。同じサイズの薪を2本ずつ交互に縦、横と「井」の形になるように組むので、真ん中の部分が煙突の役割を果たし、その煙突の上昇気流によって盛大な炎が生まれます。ただし、炎の勢いがある分、燃え尽きるのも早いので、焚き火を長持ちさせるにはそれなりの薪の量が必要です。

おしゃれに焚き火を楽しむなら合掌型

山の様な見た目から、山型やティピー型とも呼ばれる組み方です。
オーソドックスな見た目から、焚き火と言えばこの形を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。合掌型の薪の組み方は、薪を縦にして円すい状にバランスを考えながら組みます。なかなか円すい状に組めない場合は、真ん中に細い枝などを無造作に置き、それをベースにすると組みやすくなります。山の頂点から炎が上がるので、1番焚き火をしている感が得られます。

じっくりと炎を眺めるならインディアン型

ゆっくりとキャンプの夜を過ごすなら、省エネタイプのインディアン型がおすすめです。インディアン型の組み方は、薪を放射状に配置するのみで、いたってシンプルな組み方で、放射型や開き傘と呼ばれることもあります。他の組み方と違い、炎が高く上がらないところが特徴的で、弱火ながらもじっくりと燃焼する様子は見ているだけで癒やされます。

とにかく長持ちさせるならロングファイヤー型

並列型とほぼ同じ組み方がロングファイヤー型です。並列型との大きな違いは、ベースとなる枕木が丸太や太い薪を使うところです。このようにサイズの大きい薪を使うことで炎が長持ちします。また、太い薪を五徳の様に使うことも可能です。

キャンプ場で焚き火をする時の注意点

キャンプ場は、焚き火そのものを禁止しているところもあれば、焚き火がでできるキャンプ場でも直火(直接地面の上で焚き火をすること)を禁止している場合もあります。
そのため、焚き火ができるキャンプ場で焚き火を行う場合は、直火ができるかどうかにかかわらず、焚き火台や焚き火シートなどの地面への影響を最低限におさえるアイテムを使いましょう。
また、直火がOKなキャンプ場の場合は、適度な大きさの石をかまどの様に積んで使う方法もおすすめです。

焚き火台の選び方

焚き火台は地面を守る目的の他、火事などのトラブルを回避する方法としてもぜひそろえてほしいアイテムの1つです。
焚き火台はさまざまなアウトドアメーカーから販売されていて、どれがご自身によって使いやすいのかは悩みどころです。
焚き火台を選ぶポイントは、薪が組みやすいか、そして調理がしやすいかなど、自分なりの重要になる点を明確にすることです。目的を決めると焚き火台選びには迷いません。
また、焚き火台のサイズもソロキャンプなら小さなサイズ、もしくはコンパクトな収納が可能で調理ができるタイプを選べば、荷物をぐっと減らせますし、大人数でのキャンプなら大きめのサイズを選ぶと、みんなで焚き火を囲むことができます。

おすすめの焚き火台

そこで、ソロキャンプからファミリーキャンプまでおすすめの焚き火台のメーカーを1つご紹介します。
大人気の国内アウトドアブランドの1つスノーピークの焚き火台は、多くのキャンパーからの支持が高い商品です。
スノーピークの焚き火台が支持される理由は、まず「使いやすさ」と「安定感」、そして「サイズが豊富」この3点です。
まず、使いやすさですが、焚き火台の準備はワンタッチで開く簡単設計で、難しい設営方法は全く必要ありません。そして安定感ですが、薪を組む本体が逆三角形でそれを支える脚部がステンレスの丈夫なパイプを使用しており、調理をする際にも安心の安定感です。最後にサイズが豊富な点ですが、スノーピークの焚き火台はサイズが1~2人用のSサイズ、2~3人用のMサイズ、それ以上の人数にはLサイズやLLサイズと、少人数から大人数まで対応した4サイズ展開で、使う人数に合わせた選び方が可能です。
また、焚き火台用の別売りオプションも充実していて、特に焚き火台を収納できるケースは、キャンプ場への持ち運びにとても便利です。
さらに焚き火台を囲める「ジカロテーブル」は、焚き火を見ながら食事をしたり、談笑するアイテムとしてとてもおすすめです。
もしもこれから焚き火台を新規で購入されなら、スノーピークの焚き火台スターターセットはいかがでしょうか。この商品には焚き火台の他、収納ケースや、ベースプレート、炭床や収納ケースがセットになっているので、まさに焚き火初心者の方ににはぴったりのセットです。

焚き火に着火をする時のコツ

焚き火に着火をする時は、着火剤を使用する方法が1番簡単でおすすめです。細い薪や枝に火が着いたら、炎を安定させて燃焼範囲を広げていきます。
もしも着火剤を忘れてしまった時には、新聞紙や割り箸を使った着火方法がおすすめです。
新聞紙を着火剤にする場合は、新聞紙をちぎり、ねりじったものを数本作り、組んだ薪の中心にいれて着火します。また、割り箸を使う場合は、ライターなどで割り箸に火を着け薪の上に置くだけでOKです。
このような方法は炭に着火をする際にも有効ですので、炭火でBBQをする時などに活用しましょう。

まとめ

以上、焚き火の薪の組み方を、組み方の違いと用途別に「並列型」「井桁型」「合掌型」「インディアン型」「ロングファイヤー型」の5通りをご紹介しました。どの組み方を使用するかは、キャンプスタイルや人数によって最適な方法を選びましょう。
また、キャンプ場で焚き火をする時は、焚き火が出来る施設なのか、そして焚き火台を使う必要があるかなどをしっかりと確認した上で安全に焚き火を楽しみましょう。

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