アークテリクスの定番の一つには、アトムジャケットがあります。
この製品のタグをよく見てみると、LTなどと書かれているのに気付いた方もいるでしょう。
以前はsvと表記されているものもありましたが、今はもう販売されていないのでしょうか。
また、このLTやsvなどのアルファベットはどういう意味を表しているのでしょうか。
この記事でお話ししていきます。
アークテリクスのジャケットがすごい!
スキーなどのウインタースポーツを行う人の中に、アークテリクスのジャケットを着ている人がよくいます。
冬以外でも、トレッキングなどで着ている方もいるでしょう。
アークテリクスのジャケットは、アウトドアを行ううえで活躍が期待できる優れた機能がたくさん詰まっています。
ジャケットの素材の多くには「ゴアテックス」が使われているのですが、この素材がすごいのです。
ゴアテックス自体は薄いフィルムのようなもので、アークテリクスに限らず採用しているメーカーは多いようです。
アークテリクスのジャケットには、ゴアテックスをさらに別の素材でラミネートにして構成されたものを採用しています。
この素材が防水や透湿、防風にも優れているため、登山などのアウトドアにも活躍が期待できそうです。
また、アークテリクスは登山やスキー、トレッキングなどのアウトドアシーンそれぞれに適したジャケットを作っています。
例えば、登山の場合は【アークテリクス アルファsvジャケット】、スキーの場合は【アークテリクス デルタLTジャケット】、そしてトレッキングの場合は【アークテリクス ベータSLジャケット】をオススメとしています。
そんなジャケットの一つには、アークテリクスの定番ともいえるアトムがあります。
アトムがどんなジャケットなのかを次項でお伝えします。
アークテリクスの定番!アトムとは?
アークテリクスは、アルファsvジャケットなどといった各アウトドアシーンに適したジャケットを作っており、その一つにはアトムというジャケットがあります。
アトムの特徴としては、多用途合成インサレーテッド・ミッドレイヤーということがまず挙げられます。
インサレーテッドとは、中綿が入っているアウターのことです。
使われている中綿も、アークテリクスが独自で開発した次世代化繊中綿素材の「CORELOFT」というものを使用しています。
これを使うことで、ダウンを着ているかのような保温性と、ダウンにはない優れた速乾性が期待できるようです。
そして、ミッドレイヤーとはベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着る中間着のことをいいます。
特に登山の場合では、体温を調節できるように重ね着することが基本のコーディネートになります。
そのため、それぞれ求められる機能に違いがあるのです。
例えば、アウターレイヤーであれば1番外側に着るウェアになりますから、雨や風、雪などの天災から身を守るための機能が重要になります。
ベースレイヤーであれば1番内側、つまり直接肌に触れるウェアのため、「汗を吸収し発散する」や「体温を維持する」といった機能が求められます。
そして、アトムも含まれるミッドレイヤーにも求められる機能があり、それは保温や透湿といった機能です。
ちなみに、アトムはミッドレイヤーではありますが、アウターとして着ることも可能なウェアなのです。
タグなどに表記されているsvなどは何のこと?
アークテリクスはアトムに限らず他の製品にも、svやLTといったアルファベットがタグの製品名などに表記されています。
これらのアルファベットに何を表しているのでしょうか。
アークテリクスのジャケットは、使う用途によってモデルを選ぶことができるとお話をしましたよね。
svなどのアルファベットは、それぞれ特徴を持ったモデルだということを表しているのです。
svを例に挙げてご説明しますが、svは「Severe Weather」の頭文字をとっています。
意味のとおり、過酷な天候などでも耐えることのできるモデルであり、長期に渡る過酷な環境にも耐えられるように作られているのです。
そのため、素材の中で最も耐久性と耐候性のある素材を採用しているのが特徴ですね。
ですから、モデルの中では最も機能に優れたモデルといえそうです。
このように、LTやARなどもそれぞれ特徴を持ったモデルを表します。
他のモデルにはどのようなものがあるのかをみてみましょう。
sv以外はどのようなモデルなの?
アークテリクスのアトムなどの製品のタグなどに表記されている、svなどのアルファベットがそれぞれ特徴を持ったモデルだとお伝えしました。
svの他にはどのようなモデルがあるのかをご説明します。
「AR」…All Around
ハイパフォーマンスで優れた耐候性を持っており、オールラウンドに対応できるモデルです。
「LT」…Light Weight
耐久性がとても高く、合理的でありながら機能は最小限にした軽量モデルを指します。
「SL」…Super Light
ザックの中に収納しやすい軽量な素材を採用し、耐候性と機能性の高いモデルです。
「FL」…Fast&Light
軽量且つ高機能なモデルのため、最小限の装備なのにも関わらず変わりやすい天候にも対応することのできるモデルのため、特にミニマリストにオススメのデザインですね。
このように、アウトドアシーンによってウェアの必要となり得る機能は異なりますから、それに合ったモデルを表しているのがsvなどのアルファベットなのです。
過酷と言われている雪山登山やバックカントリーの場合は、svを身に付けるのが良さそうですね。
アトムのsvはもう販売されていない?
以前からアークテリクスのアトムなどのジャケットを着ている方ですと、「アトムってsvもあったよな…」と気づく方もいるでしょう。
たしかに、定番のアトムシリーズには以前までsvのモデルもありました。
しかし、今はすでに廃版となってしまっています。
ですから、店頭やサイトなどではLTとSLの2つのモデルしかアトムは取り扱っていないのです。
古着屋やオークションサイトなどの場合でしたらsvもおいてあるかもしれませんが、現状では製造はされていないようです。
機能に最も優れているといえるのはsvのモデルとお話をしましたので、アトムのsvが欲しいと思った方もいるかもしれません。
ですが、アトムのsvは廃版となってしまったので、もしsvのモデルにこだわるのであればアークテリクスのアルファジャケットをみてみると良いでしょう。
LTなどのアークテリクスアトムジャケットをご紹介!
svのアトムジャケットはもう販売されていないことをお話ししましたね。
今はLTとSLの2つのモデルしかないともお伝えしましたので、最後にこれら2つのアトムジャケットをご紹介していきます。
【アークテリクス アトムLTフーディ】
LTのモデルですから比較的軽量で、360g程度しかありません。
しかし、機能面はかなり優れているようです。
様々な天候に対応できるほか、湿気コントロール機能も備わっていますので、通気性も抜群に良く、動いている時の体温調節もしやすいことでしょう。
耐風性も優れているので、アウターレイヤーとしても活躍が期待できます。
さらに、高品質なストレッチ素材も採用していることで、可動性も申し分がありません。
スキーやスノボだけでなく、登山やアイスクライミング、トレッキングなど幅広いアウトドアシーンにオススメの一着です。
【アークテリクス アトムSLフーディ】
SLモデルということもあり、260gと超軽量です。
そして、微妙な気候の変化にも対応可能な汎用性にも優れたジャケットです。
また、こちらも湿気をコントロールすることが可能なため、動作中でも熱性能と通気性を促進し、快適に動きやすくしてくれます。
こちらは特に、登山やトレッキングにオススメといえそうです。
アトムを身に付けて登山へ!
アークテリクスのジャケット自体も優れていますが、特にアトムはミッドレイヤーでありながらアウターとして着ることもできるので、活躍の幅が広いといえるでしょう。
今はLTとSLの2つのモデルしか販売されていませんが、どちらもそれぞれ優れた機能が詰まっています。
そして、どちらも登山にオススメといえるものですから、登山に行く機会はある方はぜひアトムを身に付けてみてください。
快適で且つ動きやすいことに驚くこと間違いなしですよ。