テントクリーニングの料金比較と、おすすめテント乾燥サービス

最終更新日:2022/04/04

テント クリーニング

テントはキャンプ用品のなかでも外で使用するものなので、どうしても汚れやすくなります。テントは毎回クリーニングに出したほうがいいのでしょうか?
この記事では、テントをクリーニングする頻度を解説した上で、自分でテントを洗う方法や、便利な乾燥サービス、そしておすすめのクリーニング店などを、料金を比較しながらご紹介します。

テントを自分でクリーニングする方法

屋外で使用するテントは、一度使っただけでも汚れてしまうものです。
汚れやすいテントですが、キャンプに行く度にクリーニングに出すのも費用がかかったりして大変ですよね。
クリーニングに出す前に、自分でテントを洗うことにチャレンジしてみませんか。
自分でテントを簡単に洗う方法をご紹介します。

手洗いする

  1. テントについた砂やホコリを落とす
  2. 中性洗剤を薄めたものを布に含ませ、やさしく丁寧に拭く
  3. 軽く水拭きをして、風通しの良い場所で乾かす

テントを拭く時は、強くこするとコーティング加工が落ちてしまうので優しく拭きましょう。
中性洗剤できれいにならない場合は、テント用洗剤を使うこともおすすめです。
一本あると、レインウェアなども撥水加工を損なわず洗うことができます。

洗濯機・コインランドリーはNG

洗濯機を使うと、テントにコーティング加工されている撥水・防水機能が落ちてしまいます。特に洗濯機を使用した脱水は、生地の劣化に繋がりますのでやめましょう。

コインランドリーでテントを洗うことも同様です。特にコインランドリーでの乾燥は、テントの金具が乾燥機を壊す原因になったり、テントを破損させる場合もあります。
まず泥や砂がついたものをコインランドリーで洗うことはマナー違反ですし、機械を壊すと弁償しなければならないケースもありますので、避けたほうが賢明でしょう。

無理に洗濯機やコインランドリーでテントを洗うと、コットン幕などの綿製品は、縮んでしまうこともあります。

テントを干す場所がない時

テントはしっかり乾燥させて保管することが大切です。完全に乾燥しないまま保管すると、カビが発生する原因になります。
とはいえマンションなど、干すスペースが十分に確保できない場合もあるでしょう。
そのような時は、ベランダや浴室乾燥を使ってテントを乾かすのもおすすめです。
浴室乾燥を利用する場合は、ランドリーパイプの耐荷重に注意してテントを干しましょう。

テントの乾燥問題とおすすめサービス

テントを長持ちさせるには、しっかり乾燥させることが命と言っても過言ではありません。濡れたままにしておくとカビが発生したり、テント生地がベタついたり嫌な匂いが発生する原因になります。
しかしながら、自宅では大きなテントを干すスペースがない場合もありますよね。
また、雨に濡れたテントなども、なるべく早く乾かしたいものです。
そのような時に活用したい、雨の日の後のテントのメンテナンスも楽になる便利なサービスをご紹介します。

スポーツオーソリティの乾燥サービス

自宅でテントを乾かすことができない時は、スポーツ用品の量販店、スポーツオーソリティのテント乾燥サービスがおすすめです。濡れたテントを袋などに入れてお店に持っていき、受付をして料金を支払うだけと手続きが簡単です。配送には対応していないので、出来上がったら店舗まで取りに行く必要があります。ご自分のテントが、取り扱いメーカーかどうかを店舗に確認してから持参すると良いでしょう。

スポーツオーソリティの乾燥サービス対応店舗は、以下のお店です。
買い物のついでにも寄れそうな便利な立地にありますので、近隣の方などもぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

【スポーツオーソリティ 木更津店 アウトドア館】
千葉県木更津市築地1−4 イオンモール木更津 1F

  • テント・タープ …税込3,500円〜
  • 2ルームテント …税込7,000円〜
  • 納期      …10日前後

2022年現在、コットン生地やポリコットン生地は受け付けていません。

スノーピークの乾燥サービス

スノーピークでは、スノーピーク製品に限り、有料ですがテントやタープの乾燥サービスを行っています。全製品永久保証しているブランドならではの丁寧な対応が魅力です。
申込みは、WEB上か、受付可能店舗への持ち込みかのどちらかになります。持ち込み希望の方は、受付可能店舗を確認してから申し込みをしましょう。
いずれも、スノーピーク製品であれば配送にも対応しています。持ち込みの場合でも、乾燥作業が完了すれば自宅へ発送してくれますよ。

  • テント・タープ…税込3,850円〜(2022年現在)
  • 納期     …約2週間

テントをクリーニングする頻度

テントに水分しかついていなく、完全に乾かすことができれば、クリーニングに出す必要はさほどありません。しかし、泥汚れが落とせない場合や、水濡れなどで乾燥させることが難しい場合などは、汚れやカビが定着してしまう前にクリーニングを利用することがおすすめです。

テントは濡れていると、水分とテント生地に施されているコーティングが反応してベタついてくる、加水分解という現象を起こします。
テントを定期的にメンテナンスしていても、匂いやベタつきが気になったらクリーニングに出すことを考えましょう。

クリーニングメーカーの「クリーニング403」のサイトによると、キャンプの度にテントをクリーニングに出すという方は稀で、1〜2年に一回ほどクリーニングに出すというケースが多いようですよ。中には雨に降られた方など、年に2回以上クリーニングに出す方もいるとのことです。
汚れがひどくなる前にクリーニングを利用すると費用も安く済みますし、何よりお気に入りのテントを長持ちさせることができるでしょう。

テントクリーニングの料金比較

一般的に、テントのクリーニング料金は、5,000円前後くらいからのところが多いようです。安い手頃な料金も魅力的ですが、大手アウトドアメーカーのテントを持っている方などは、メーカー別のクリーニング価格も調べたいのではないでしょうか。

先にご紹介したクリーニング403が運営する、アウトドア専門の宅配クリーニングサービスを行っている「テントクリーニング.COM」の料金を参考までにご紹介します。
メーカー公式認定のメンテナンス技術で、お気に入りのテントをより長持ちさせることができるでしょう。

テントクリーニングCOM.では黒カビ落としや煤落としにも、クリーニングの50%~150%の値段で対応しています。
撥水加工やUVカット加工、花粉防止加工なども別料金のオプションでつけることが可能です。

【テントクリーニング.COM 価格例(2022年現在)】

モンベル

  • U.L.ドームシェルター…4,290円
  • クロノスキャビン3 …6,050円
  • アストロドーム  …8,470円

コールマン

  • 2パーソンスリーピングバッグ  …6,930円
  • 3ポールジオドーム       …7,260円
  • ポールフロントワイドドームテント…10,890円

ロゴス

  • PLasaリンクドーム270KZ …8,470円
  • エアマジックドームM-AH …10,890円
  • ROZYドゥーブルL    …12,100円

スノーピーク

  • アメニティドームM …8,470円
  • アメニティドームL …9,680円
  • ヴォールト    …12,100円

WILD-1(ワイルドワン)

  • TREK DOME3 …3,630円

テントのクリーニングにおすすめの店舗

ブログや口コミで人気の高い、テントクリーニングのお店をご紹介します。

クリーニング403

山梨県南都留郡に拠点を置く、株式会社ヨンマルサンが展開する「クリーニング403」は、日本全国で集荷サービスを行う宅配クリーニングの会社です。
集荷と宅配だけでなく、持ち込みにも対応しているのが嬉しいですね。キャンプの帰りにお店に寄って、直接テントを渡すことも可能です。

ノルディスクのコットンテントの黒カビ取りにも対応しています。白いコットンテントに黒カビが発生してしまうのは、見た目もとても残念なことです。黒カビは個人では落としにくいものなので、このようなクリーニング専門店に出すことがおすすめです。黒カビ落としの場合、納期は2週間ほどかかります。

ogawaテントとの提携

ogawa(オガワ)テントは、1914年創業の老舗アウトドアブランドです。
クリーニング403が運営する「テントクリーニング.COM」とogawaテントが提携し、テントクリーニングサービスを行っています。

ogawa直営店各店舗とogawaオンラインストアで、テントやシェルターなどを購入した方限定で、テントクリーニング「ogawa スペシャル割引チケット」を渡しています。ogawaのテントをお持ちの方は、利用してみてはいかがでしょうか。
ただし、割引有効期限は購入日より1年間となっています。

そらのした

山梨県富士吉田市に拠点を置く「そらのした」は、アウトドアギアのレンタルのほかに、アウトドア専門のクリーニングにも対応しています。テント生地や構造を見極めて、丁寧にクリーニングを行い菌の元まで除去できます。プロ用のアイロンで仕上げたテントは、とてもコンパクトに収納できるようになりますよ。傷んだテントの補修をすることも可能です。

キャンプギアのレンタルは関東での受け渡しのほかに、新千歳空港近くのお店で受け取ることもできます。北海道でのキャンプの際に便利に使えますね。

まとめ

テントは自分でも洗うことができますが、ひどい汚れや黒カビが発生してしまった時などは、専門のテントクリーニングに依頼するのが安心です。補修も対応してくれるので、使い込んだテントも新品同様に蘇りますよ。
また、水濡れなどをしっかり乾燥するのが難しい場合は、プロの乾燥サービスを利用することがおすすめです。
お店を選ぶ時は、クリーニング方法や、どのようなオプションがあるのかなども確認して決めると良いでしょう。

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