自然を感じながら過ごすキャンプはそれだけでも楽しく過ごせますが、自分のイメージする空間で過ごせればより楽しく過ごせます。
そこでおすすめなのが、自分好みのテントサイトを作ることです。そのために、キャンプギアを自分色に塗装することがおすすめです。
この記事では、キャンプギアの塗装についてをご紹介します。塗装におすすめのスプレーや、diyの方法、塗装のポイント、テントサイトをおしゃれにする方法についてなどをご紹介します。ぜひ参考にし、より快適な空間でキャンプを楽しみましょう。
テントに合わせてキャンプギアを塗装しよう
キャンプをするためには、テントやタープ、コンロやテーブルなどいろいろなアイテムが必要になります。
キャンプ用品はいろいろなメーカーで作られているので自分好みのものも多くあると思いますが、この形は好みなのにここが違う色だったら良かった…ということもあると思います。
また、最初はキャンプできれば良いと思って購入したアイテムでも、キャンプを何度もしているうちに、自分らしいテントサイトにするために色を変えたいということもあると思います。
そんな時はキャンプギアを自分好みの色に塗装するのがおすすめです。オリジナルのアイテムになるので、テントサイトに合うだけでなく愛着もわきます。
キャンプギアの色を自分好みに変えて、おしゃれな空間でキャンプを楽しみましょう。
塗装するのにおすすめのスプレー
塗装するアイテムによって合うスプレーが異なります。おすすめのスプレーをご紹介します。
- 染めQ
革、布、木材、プラスチック、金属など多用途に使えるスプレーです。素材の質感を変えることなく塗装できるシリーズや、ピカピカにしたりツヤを抑えてマットにできるシリーズなどもあります。
塗装の前に密着力を高める下地塗料の「染めQプライマー」を使う事がおすすめです。
- アサヒペン
プラスチックへの塗装ができる「プラスチック用プライマー」や、日光や雨に強く耐久性のある「高耐久ラッカースプレー」などがおすすめです。その他にも種類が豊富にあるので塗装するアイテムに合わせてスプレーを選べます。
また、テントカラーというテント用塗料もあります。テント、シート専用に作られたペンキですが、ナイロン、ポリエステル、ビニロン、ビニール系テントなどに使えるものです。コットン生地などのテントには使えないので注意が必要です。
キャンプギアをdiy
塗装するアイテムにもよりますが、キャンプギアの塗装方法の基本は同じです。基本の塗装方法をご紹介します。
- 分解する
取り外せる場所は取り外し分解します。 - 汚れを落としやすりをかける
汚れをきれいに取り除き塗装する場所にやすりをかけて傷を目立たなくします。汚れや傷が残っているとムラができるので細かい場所まできれいにしましょう。 - 塗らない場所を保護する
塗らない場所にマスキングテープを貼って塗料がつかないようにします。 - 下地用スプレーをかける
上で紹介した「染めQプライマー」のような下地用スプレーを全体にまんべんなく吹きかけましょう。吹きかけたら30分~1時間乾燥させます。(乾燥時間はスプレーの種類にもよるので使うスプレーの使い方を確認してください)下地スプレーを2回吹きかけたほうが仕上がりがよくなるので、できればもう一度全体にまんべんなく吹きかけて乾燥させましょう。 - カラースプレーをかける
カラースプレーも下地スプレーと同じようにムラができないよう全体にまんべんなく吹きかけます。吹きかけ終わったら約1時間乾燥させ再度全体にスプレーを吹きかけます。2回スプレーを吹きかけたら1時間以上乾燥させます。乾燥の途中で触らないように注意しましょう。(乾燥時間はスプレーの種類にもよるので使うスプレーの使い方を確認してください) - 仕上げ
マスキングテープを外し、固めの布を使って全体を拭き、分解したパーツを組み立てれば完成です。
塗装のポイント
塗装に失敗しないために塗装のポイントを確認しておきましょう。
- よく振る
塗料が均等に出てくるように使用前によく振っておくことが大切です。 - 薄く何度も重ね塗りする
理想の色にならないからと一気に塗るとムラになります。薄く塗って乾かし、再度塗って理想の色に近づけるとムラなくきれいに仕上がります。基本は2回ですが、色が薄い場合は塗る回数を増やしましょう。 - 塗る面に対して直角に吹きかける
傾かせて塗ると塗る面に近い場所は濃くなり、遠い場所は薄くなるのでムラになります。塗る面に対して直角に吹きかけることによって均等に塗れます。 - 距離を変えない
吹きかける距離を変えると薄くなったり濃くなったりするので、塗る面との距離を均等にしましょう。 - 速度を一定にする
早く動かしたり遅く動かすことでムラができます。一定の速度で動かして塗りましょう。
また、塗料を塗る時は換気が必要です。特にスプレーは火気のある場所での使用が禁止されているので注意が必要です。テントの中で塗装すると換気が十分に行われないこともありますし、塗る場所以外に塗料がついてしまうこともあるので気をつけましょう。
家の庭やタープテントなどにビニールを貼って専用ブースを作るなど安全に塗装する場所を確保することも大切です。
テントサイトをおしゃれにしよう
ここまで、キャンプギアを自分好みに塗装することについてご紹介しました。最後にテントサイトをおしゃれにするポイントをご紹介します。
テントサイトをおしゃれにするのにおすすめは、色を統一することです。いろいろな色のアイテムがあるとガチャガチャしてしまい、統一感がなくおしゃれな見た目になりません。
ベージュなど自然に溶け込むような優しい色合いで統一すれば、キャンプ場になじみおしゃれに見えます。また、ベージュなどの落ち着いた色を基本としつつ、いくつかのアイテムを赤や青など自分好みの色にしてアクセントにするのもおすすめです。全体的に色をあわせていくと、テントやタープのフレームの色が気になることもあります。ちょっとしたものですが、このフレームも空間に合わせて塗装することがおすすめです。
目に付くものの色を変えて全体が場になじむようにしていけばおしゃれなテントサイトになります。気になるものの色を変えておしゃれにキャンプを楽しみましょう。