一度は使ってみたい、または体験してみたい高級テントは、高級であるがゆえに値段が気になり、購入に戸惑います。そのため、高級テントを購入する際には、値段の他に、どのような機能があるのか、設営は簡単なのかなど、いろいろと気になると思います。
今回の記事では、高級なテントの購入を迷っている方に便利な、高級テントの選び方や、おすすめのテントを厳選してご紹介します。
また、高級テントを買う前に試してほしい方法もお伝えします。
キャンパーからの注目される高級なテントとは
キャンプで使用するテントは、高級ブランドから、お手ごろな価格のタイプまでさまざまです。
高級と呼ばれるテントは、その基準や定義などはありませんが、一般的に機能性、使いやすさ、使われているパーツや生地にこだわりがあります。
例えるなら、自分へのご褒美で食べる「アイスの高いやつ」は、原材料、製法にこだわりがあり、その分「いつものやつ」よりも美味しく感じるのと同じで、キャンプ用のテントも、こだわりが強いものほど高級のテントとして多くのキャンパーから注目されます。
まとめると、一般的に高級なテントは、値段が高価なだけではなく、保温性、耐水性などの機密性やさまざまな機能に優れたもので、さらにデザイン性もあり、快適で充実したキャンプが過ごせるテントと言えます。
失敗しない高級テントの選び方
テントに限らず、高額なものを購入する時は、誰もが一度は悩み、他のメーカーやブランドと価格や機能を比較をします。
高級テントにおいても同じで、お金をかけるからこそ失敗はしたくないものです。
失敗をしない高級テントの選ぶ時は、サイズや設営のしやすさなど、さまざまな視点から総合して考えることがポイントです。
ポイントその1.サイズ
サイズはテント選びの中で最も重要なポイントです。
ファミリー用のテントは、3~4人用や8人用などさまざまなサイズがありますが、テントの中に荷物を入れたり、1人1人の身長や体格によっても、テント内のスペースは違います。
そのため、すこし余裕を持ったサイズ選びが大切です。
ポイントその2.設営のしやすさ
設営のしやすいテントは、時間も手間もかからず、キャンプを楽しむ時間が増えるメリットがあります。
そのため高級なテントでも、設営が難しいものや、面倒なタイプはあまりおすすめしません。
設営しやすいテントの種類は、自立式やワンタッチテントなどで、テントの設営に手間をかけたくない方におすすめです。
ポイントその3.必要な機能性があるか
テントはオールシーズン使えるタイプや、高い防水性のあるもの、通気性の良いものなど、テントに使われる素材によって機能性は異なります。
季節を問わず、一年中キャンプを楽しむ方ならば、とにかく機能性の高いタイプを選ぶ方法がおすすめですが、夏だけキャンプを楽しむ、もしくは天気の良い日にしかキャンプをしないのであれば、必要と思える機能に特化して選ぶ方法も良いでしょう。
ランキング上位で人気のあるおすすめ高級テント
テントを始め、多くのキャンプギアの値段は、低価格のものから、高級なものまでさまざまです。
今回は、ショッピングサイトなどで常にランキングの上位、もしくは人気のある高級ブランドや高級メーカーのテントに焦点を当て、ファミリー向けから、ソロキャンプまで幅広い種類の高級テントをご紹介します。
スノーピーク:「ランドブリーズ/Pro.line」
これまで時代の変化や技術の進歩を経て改良が繰り返されてきたランドブリーズシリーズのテントは、居住性が充実しているところはもちろん、機能性の高さで人気の高いドーム型のテントです。
特にランドブリーズのプロラインは耐久性や耐風性に優れていて、とても頑丈でスノーピークのドーム型テントの中で最高峰のモデルです。
ランドブリーズには4~6人用の「ランドブリーズpro.4」、3~4人用の「ランドブリーズpro.3」、1~2人用の「ランドブリーズpro.1」の3種類がラインアップされています。
ノースフェイス:「ジオドーム4」
フライシートなしで使える耐久性、倒れにくい安定感があり、広い居住空間がありながら、重さが約10kgと、持ち運びの良さと、球体のような見た目がおしゃれと人気の高いテントです。
ジオドーム4は、強度の高いワイヤーを使用した構造で、わずか6本のポールで組み立てが可能な設置のしやすさと、天井の高さが魅力です。
ジオドーム4はワンサイズのみで、サフランイエローとティングレーの2色展開です。
コールマン:「4sワイド2ルームコクーンⅢ」
コールマンのこだわりの素材や機能、技術を駆使したマスターシリーズで、4シーズン対応の最高峰モデルの4sシリーズのテントは、空間の広い設計と、高い耐久性を兼ね備た2ルームテントです。
マスターシリーズの4シーズンテントは、5~6人用の「4sワイド2ルームコクーンⅢ」、同じシリーズで4~5人用の「4sワイド2ルームカーブ」と開放感が抜群の「4sワイド2ルームエアリウム」の3種類がラインアップされています。
ogawa:「アポロン」
アポロンは、テフロン加工のテント生地が雨を弾き、汚れがつきにくく、日本の気候に合わせて作られた全天候型のテントです。
強度に優れたシンプルなフレームで、インナーテントが吊り下げ式のため、インナーテントを取り外すことで、大型のシェルターとして活躍します。
さらに全開放可能なメッシュパネル搭載で、開放感が抜群と評判のテントです。
インナーテントは5人まで対応しています。
ノルディスク:「Asgard7.1 Tent(アスガルド)」
軽量で耐水性と透湿性に優れたテクニカルコットンを使用したテントです。
テントの真ん中と入り口のポールを設置するのみの簡単設営で、広い居住空間が魅力です。
Asgard7.1はベル型のテントで、ナチュラルな風合いの生地がおしゃれと人気です。
アスガルドシリーズのテントは、3人用の「Asgard7.1」の他に、1~2人用の「Asgard Tech Mini」、6人用の「Asgard12.6」、8~10人用の「Asgard19.6」の3種類がラインアップされています。
ヘリノックス:「Helinox Tac V タープ4.0 コヨーテ」
2つのフロントパネルに4つのサイドドアで、開放感と通気性の良さが人気の自立式テントです。
また、初心者の方も簡単に設営が行え、ドア部分にポールを使用すると、オーニングとしても活躍します。
Helinox Tac V タープ4.0 コヨーテは3~4人用まで対応しています。
ヒルバーグ:「UNNA(ウナ)」
ヒルバーグの中で最もシンプルで無駄のないフォルムのウナは、全天候対応で4シーズン使える人気のソロテントです。
完全自立式のテントで、岩場の岸辺や狭い尾根などの環境下でもほぼテントの設営が可能で、軽量のため、登山や、あちこちのキャンプ場を転々とするソロキャンプに向いています。
ソロテントのため、天井は低いですが、テント内は1人用としては充分な広さです。
色は、グリーン、レッド、サンドの3色展開です。
ケシュア:「キャンプ ワンタッチテント 2SECONDS EASY FRESH&BLACK 2人用」
テントの設営が簡単すぎると話題のケシュアの「2秒テントシリーズ」は、設営方法はたったの3ステップ(袋から出し、広げて、引っ張る)で完了し、撤収も両サイドのボタンを押して畳むだけでOKの、まさしく究極に簡単なワンタッチテントです。
フライシートは、遮熱と遮光性に優れたケシュア独自の「FRESHU&BLACK」素材を使用し、夏でも快適に過ごせるテントとして人気があります。
ケシュアのテントは、登山やスキーリゾート地として人気のフランス東部にあるシャモニーで研究と開発が行われているので、防水性や耐風性などの面でも安心して使用できます。
世界1高価と噂される最高級テント
高級なテントを探されているなら、とことん高価で高級なテントを知ってみたいと思いませんか?
一般的なテントの相場の10倍するといわれている最高級なテントで、世界一高いのではないかと噂のテントをご紹介します。
HEIMPLANET:「MAVERICK(マーべリック)」
ヘイムプラネット(HEIMPLANET)は、ドイツのアウトドアブランドで、テントは全てエアフレーム(インフレータブル・ダイヤモンド・グリット)が採用され、エアフレームに空気を入れることにより、テントの設営ができます。
あらかじめエアフレームに、インナーテントとフライシートを接続しておくと、エアフレームに空気を入れて、ペグダウンすると設営が完了します。
マーべリックは約10人まで使用できる広さで、ダイヤモンド型の独特なフォルムが、キャンプ場で目を引きます。
気になるお値段は、約100万円と、購入にはかなり勇気のいる価格です。
しかし、ヘイムプラネットには、マーべリックの他にも、1~2人用や2~3人用、4~5人用で、価格が10万円前後のコンパクトで、手の届きやすいテントもあるので、興味がある方は、一度ご覧になってはいかがでしょうか。
ホテル並みの高級なキャンプ体験をするなら
キャンプの様に自然を感じながらも、ホテル並みの設備やサービスが受けられる「グランピング」は、いつもとは違う極上のキャンプを体験したい方におすすめのアウトドアです。
グランピングは「Glamorous(魅力的な)」と「Camping」を掛け合わせた造語で、楽しみ方や、サービス内容は、グランピングを行っている施設により異なります。
大型のグランピング用テントでの宿泊や、コテージを貸し切るタイプ、キャンピングトレーラーで過ごすタイプなど、さまざまなタイプから選べます。
グランピングでの食事は、BBQの他に、プランによっては豪華なコースディナーが楽しめる施設もあり、宿泊施設と食事の内容でグランピング施設を決める方も多くいます。
また、近隣に温泉や、プール、アクティビティが楽しめるグランピング施設も多いので、キャンプも、遊びも、温泉も満喫したい方は、このような設備の整うグランピング施設を選んでみてはいかがでしょうか。
高級テントの購入に迷ったらレンタルがおすすめ
高級ブランドや高級メーカーのテントは、これまでお伝えしたとおり、高価な分だけ、機能性が充実しているので、思い切って買っても損はないでしょう。
しかし、テントの購入には、想定している予算があると思います。
また、ファミリーキャンプで一番気になる、メーカー推奨のテントの人数は本当に大丈夫なのか?など、一度使ってみないとわからないことも多いでしょう。
そこで、買った後に後悔をしないためにおすすめの方法は、「テントのレンタル」です。
キャンプ場などで行っているレンタルのテントも充分な機能で、快適に過ごせるものが多いですが、高級なテントを試すなら、キャンプギアのレンタルを専門としているお店がおすすめです。
今回は、全国へ宅配が可能なアウトドアギアのレンタルショップをご紹介します。
【アウトドアギアレンタル そらのした】
キャンプ用のテントの他、山岳用、タープなどのキャンプに必要ものを全てレンタルできる専門店です。
先ほどご紹介したノースフェイスの「ジオドーム4」の他、さまざまな形や機能のテントをレンタルできます。
【CAMPDAYS】
先ほどご紹介したノルディスクの「アスガルド」の他、スノーピークのテントなどもレンタル可能なお店です。
少し高級な気分を味わうなら、テントやテーブル、チェア、マット、ラックなどがセットになった「グランピングセット」のレンタルがおすすめです。