冬キャンプは服装選びが特に重要。北海道の冬キャンプは過酷なので防寒対策は必須です。
初めての冬キャンプではどんな服装を選んだらいいのか悩みますが、しっかり対策をすれば大丈夫。虫も少なく空気が澄んでいる冬キャンプにぜひ挑戦してみましょう。
この記事では、 冬キャンプの服装ポイントと防寒対策、おしゃれな服装ポイント、服選びの注意点、寝る際の服装などご紹介します。
しっかり防寒対策をして冬キャンプを楽しみましょう。
冬キャンプの服装ポイントと防寒対策
冬キャンプの服装はどうすればいいのでしょうか。そこで、メンズ、レディース、子供、コテージ、冬山といったそれぞれシーン別に適切な服装についてポイントや注意点をご紹介します。
冬キャンプは重ね着が基本。首や手首、足首と「首」がつく部分を冷やさないようにし、それぞれ適切な素材で身にまとうことが大切です。
メンズの服装ポイント
まずは上半身。冬キャンプとはいえ、重ね着をした服の中は汗で蒸れやすくなっていますので、下着は薄手で重ね着がしやすい、吸湿速乾性の高いインナーウエアを選びましょう。その上にはフリースがおすすめ。ジャケットを脱いでも温かさをキープできます。上着は風や雪から身を守るためにもダウンジャケットがベスト。防水でなくても撥水効果があるダウンジャケットを選ぶようにしましょう。
寒さは足元からやってきますので、下半身はタイツやレギンスを履き、その上からダウンパンツを履くのがおすすめ。靴下や靴も冬用の靴下やスノーシューズが鉄則。上半身以上に足元の防寒対策はしっかり行いましょう。
レディースの服装ポイント
基本はメンズと同じですが、女性は男性より座っていることが多いと思いますので、よりしっかりと防寒対策を行うことが大切です。おすすめは、レッグウォーマー、ダウンやキルティング素材の巻きスカート。頭も耳あてやニット帽で頭から足元までしっかり覆いましょう。重ね着をすると着ぶくれしてしまいそうで心配になりますが、アウトドアメーカーでは薄手で動きやすい、保温効果が高いウエアがたくさんありますので一度覗いてみてはいかがでしょうか。
子供の服装ポイント
子供は大人よりも暑がり。大人が思っている以上に動き回るため汗もかきやすくなります。そのまま寒い環境で長時間過ごすと低体温症になってしまう可能性もあるので注意が必要です。子供も基本は重ね着、考え方は大人と同じですが、普段着慣れているものを軸に、着脱しやすい前開きの服を選ぶといいでしょう。靴下も濡れやすいので多めに持っていくと安心です。ズボンもトイレがしやすいものがベスト。オーバーオールタイプは避けたほうが無難です。
コテージでキャンプする際の冬の服装
コテージでのキャンプなら朝と夜の気温差をあまり気にする必要がないので、テントキャンプよりも服装はラフで問題ありません。暖房が入っているので普段家で過ごすような服装でいいですが、細身のパンツやGパンよりも、動きやすい服装を選ぶようにしましょう。パーカーなど羽織れる上着が1枚あると便利です。
冬山でキャンプをする際の服装
冬山でのキャンプに過信は禁物。通常よりも重ね着は多く、トップス5~7枚、ボトムス3~5枚着込むくらいの準備は必要です。特に注意したいのが肌着。保温性と吸湿性が高いものを選ぶようにしましょう。足元も防寒機能を備えた保湿力の高いスノーシューズがベスト。取り外し可能な断熱材インナーが搭載されたスノーシューズもあり、濡れた時に乾かすことができるため大変便利です。
冬キャンプでもおしゃれな服装をしたい
冬キャンプは防寒対策が必須なので、機能重視で選ぶことも大切ですが、機能を備えながらもおしゃれな服装にしたいというのが本音。重ね着しすぎて野暮ったく見えるのは避けたいものです。アウトドアブランドにはおしゃれで機能的な服がたくさんあり、冬キャンプに適したアイテムが揃っているので大変おすすめですが、一式揃えるとなると費用が高くなるため躊躇してしまいます。
「できるだけ予算を抑えたい、でもおしゃれな服装がいい」という方におすすめしたいのが「ワークマン」と「ユニクロ」です。
どちらもリーズナブルでおしゃれな商品が揃っているので、流行りを意識したおしゃれなアイテムを取り入れることができるのでおすすめです。トレンドを1つ取り入れるだけでぐっとおしゃれに見えるのでぜひお試しを。
ワークマン
元々は現場作業や工場作業向けの作業服・関連用品の専門店だったワークマン。近年は安くて高品質なおしゃれアイテムが増え、女性向け商品も豊富になったことから「ワークマン女子」という言葉も生まれたほどです。「ワークマンプラス」というアウトドアブランドも展開。コスパ抜群、シンプルながらデザイン性の高いおしゃれアイテムが揃っているので、ワークマンで一式揃えるのもおすすめです。
ユニクロ
ファストファッションブランドの中でも人気を集めているユニクロ。あったかインナーの先駆けとして有名なヒートテックやダウン、中がフリース材のウォームイージーパンツなど、ユニクロには冬キャンプに最適な防寒アイテムが豊富に揃っています。普段着としても活用できるのもユニクロの魅力でしょう。
冬キャンプは焚き火に注意。服装を選ぶ際の注意点
冬キャンプの服装でもう1つ注意したいのが「焚き火」です。火の粉で大切なウェアが穴だらけになってしまう可能性も。焚き火をする場合は安心・安全を考え、ナイロン製など化学繊維素材のウェアは避けたほうが無難です。焚き火に考慮した難燃ウェアを選ぶようにしましょう。
アウトドアブランドでも購入できますが、おすすめはワークマン。サイズやカラーバリエーションが豊富な難燃ウェアが低価格で販売されています。綿を100%使用したコットンキャンパーは男女兼用モデルなのでペアルックにもなり大変おすすめです。
冬キャンプは寝る時の服装選びも大切
冬キャンプで心配になるのが寝る時。日中は焚き火や薪ストーブなどで暖を取れますが、寝る時は一酸化炭素中毒を防ぐためにも消さなければなりません。電源サイトがあればホットカーペットや電気毛布で寒さをしのげるかもしれませんが、電源サイトがないキャンプ場の場合は底冷えに注意が必要です。しっかり対策をしていきましょう。
寝袋で寝る時の服装
日中と同じ、重ね着をしたまま寝袋に入ればいいというわけではありません。着込んだまま寝袋に入ると寝心地が悪いだけでなく、寝袋本来の性能を生かせなくなってしまいます。基本は、
- 肌着
- フリース
- スウェット
- ソックス
でOK。上下スウェットなど寝やすい服装で問題ありません。寝袋の中の服装よりも、冬用シュラフとマットを用意するなど、地面からの冷気を抑える工夫の方が重要です。
また、冬用シュラフには足元に向かって細くなっているマミー型とも布団と同じような感覚の封筒型の2種類ありますが、冬キャンプなら保温性が高いマミー型がおすすめ。足元の冷え防止に湯たんぽやカイロを活用するなど工夫しましょう。
冬キャンプ以外の服装ポイント
北海道のキャンプシーズン、6月~10月までの服装について簡単にご紹介します。それぞれ季節にあった服装ポイントがありますので、ぜひ参考にしてください。
6月のキャンプの服装
朝夜とまだまだ寒い日が続く6月の北海道。冬キャンプのような重ね着をしなくても防寒対策はしっかり行った方が安心です。速乾性のあるシャツにパーカー、フィット感が少ないタイツにコットンのカーゴパンツなどがおすすめです。気温低下に備えてフリースを用意すると安心です。
7月~8月のキャンプの服装
7月~8月の夏キャンプの服装で注意したいのが「朝晩の寒暖差」です。日中30℃近くあっても夜15℃以下と冷え込むことも少なくありません。日差しが熱い日中は半袖短パン+羽織れるシャツやパーカー、夜に備えてウィンドブレーカーなどを1枚用意しておくと安心でしょう。夏の北海道といえどエリアによって気温差が激しいので油断は禁物です。
9月~10月のキャンプの服装
9月~10月の秋キャンプは、冬に向けて一気に気温が下がるので注意が必要です。風が強い日も多くなるで、日中はパーカー+ジャケットで問題ないですが、肌寒い朝と夜に備えて薄手のコートやダウンを用意すると安心です。少し厚着するくらいの心構えで、着脱しやすい服装を心がけましょう。
寒い冬キャンプは服装選びが重要
冬キャンプの服装についてご紹介してきました。冬キャンプは寒さ対策がもっとも重要で、特に足元の冷え対策はしっかり行うことが大切です。おしゃれでコスパ抜群のワークマンやユニクロを上手く活用しながら、温かい服装で冬キャンプを楽しんでください。